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めぇでるコラム 2014年8月アーカイブ

2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★夏休みの過ごし方(2)

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第57号)
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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夏休みの過ごし方(2)
 
前回に続き、夏休みの過ごし方についてお話しましょう。
 
3.観る力をつける
(See)ではなく(Watch)です。
動物園、植物園、博物館、水族館、プラネタリウムなどを利用して、観ること
で名称、種類、性質、形、大きさ、色、用途などがわかります。
図鑑人間、驚くほど知っていますが、残念ながら大きさのわからない子がいま
す。
本物を見せてあげてください。
ただし、お子さんが興味を示さないときは、あまり効果はないでしょう。
「今度の日曜日は休みだから、水族館でも行こうか」ではなく、「パパ、ラッ
コってどうやって貝を食べるのかな?」といったように「かな?」の二文字が
ついたときは、何をさておき連れて行きましょう。
疑問の芽が、好奇心を刺激しているからです。
そして、観てきたことを絵日記に描ければ素晴らしいですね。
なぜなら、絵日記は、体験したことを思い出しながら、整理して、映像化し、
記録することですから、知的な訓練になっているのです。
ただし、絵の巧拙にはこだわらないようにしましょう。
楽しく描けることが何よりも大切だからです。
 
似ているところ(類似点)と違っているところ(差異点)を見つけ、話をさせ
ることも大切です。
言葉は、実際に話してみなければ、どうにもならないものです。
自分で考えたことを、自分の言葉で話す機会をたくさん作ってあげましょう。
野菜(キャベツときゅうり)、花(さくらと朝顔)、果物(りんごとみかん)、
乗り物(飛行機と客船)などの組み合わせです。
お子さんの話したことで、妥当性がある場合は、正解です。
 
たとえば、「自転車とオートバイの違うところをいってください」の問題のと
き、
「仮面ライダーはオートバイに乗るけど、自転車に乗って来ない」といった子
がいましたが、お母さん方はどう対処されますか。
「テレビのせいだわ!」と柳眉を逆立てる前に、とりあえず間違いではありま
せんから、まず、その考えもいいけれどとうなずき、「仮面ライダーを知らな
い外国の人にお話ししてわかるかしら?」といえるお母さんになってほしいの
です。
すると、お子さんは、自分の考えを認めてもらいましたから、人力と動力の差
に話が進むはずです。
まず、認めてあげ、それから、正解に導いていくことが大切です。
 
さらに、朝顔やひまわり、家庭菜園で栽培した野菜などの観察絵日記(成長過
程や咲いた花の数、色、葉の形など)を描いてみましょう。
成長の変化に気づく目が育ちます。
また、種まき、発芽、葉、花、種といった成長の過程を観察することで、科学
的にものを学ぶ姿勢も養うことができます。
 
また、幼児用のプールや風呂を利用して、浮くものや沈むものを実験してみま
しょう。
スイカは絶対に浮かないと思っている子が、いるものです。
丸ごと1個買うご家庭は少ないのではないでしょうか。
水がいっぱい入っているビンと少し空気が入っているビンなど、興味を示すは
ずです。
 
磁石にくっつくものを探すのもおもしろいのですが、コンセントなどに近づけ
ると危険ですから、使う場合は目を離さないで、終わったら手の届かないとこ
ろへ片付けるようにしましょう。
前回の折り紙を磁石で持ち上げる問題ですが、折り紙の下にクリップなどを置
くと持ち上げることができます。
 
4.絵を描くことに興味を持たせる 
絵を描くことを嫌う子が増えていると聞きますが、事実なら困ったことです。
絵は、言葉や身体表現と同様、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感が受けた
刺激から観察力が働き、記憶したことがらを表したものといえます。
幼児の描く絵は写生ではなく、イメージ化したものと考えてあげましょう。
「絵は心の窓」ともいわれています。
お子さんの、心境が表れているのです。
絵の巧拙にこだわる必要はありません。
お子さんが、描けた絵を見ながら話を弾ませる、よい聞き手に徹することです。
お子さんが、絵を描くときの顔を見たことがあるでしょうか。
夢中になって描いているときの表情は、楽しそうで、素晴らしいものです。
 
5.ものを作る意欲を育てる
最近の入学試験でも、制作は重要な課題の一つになっています。
「折る、塗る、切る、貼る、組み立てる、結ぶ」は、幼児教育の基礎、基本で
すから、当然なのですが、知的なトレーニングに力を入れがちではないでしょ
うか。
 
「手は第二の脳」で詳しくお話しましたが、たとえば、つぼ型の容器に入った、
ふたのついた糊には、教育的な配慮がなされています。
左手で持ち、右手でふたに付いている取っ手を上にあげないとふたは開きませ
ん。
指で適量をとらないと、少なければはがれやすく、多ければベタベタになりま
す。
まんべんなく塗るには適量をとり、左手で紙を押さえ、右手で、のびろのびろ
と丁寧に塗らなくてはなりません。
そして、ふたを閉め、手を拭きます。
汚れた手をきれいにするのは、清潔感を身につける基本的な生活習慣の一つで
す。
リップスティック型の糊は、粘着力もあり、手も汚れませんが、大切な作業を
省いています。
体験しない分、不器用になるということでしょう。
家庭では、ふたつきの糊を使ってください。
 
セロテープの使い方(適当な長さに切れない。切って貼るのではなく、必要な
分を切り、そして貼るといったように「切る」と「貼る」の作業を分けてみま
しょう)、はさみの使い方、紙の折り方、ちぎり方、こういった作業がスムー
ズに出来ないと、制作は面白くないでしょう。
得意な子ども達は、お母さん方が、こういった作業の重要なことを理解し、こ
まめに自分で扱う機会を作っていると思います。
また、材料となる箱や、紙コップ、モールやリボン、もしかしたら、穴あけパ
ンチなども用意しているのではないでしょうか。
苦手な作業は、じっくりと時間をかけ、できるようにしてあげましょう。
通っている教室にお任せだけではなく、家でも制作に励んでください。
 
折り紙は、巧緻性と記憶力を高める大切な遊びです。
かつて、暁星小学校では、5個作らせました。
簡単なものを、丁寧に折ることが大切です。
折り紙の得意な子は、姿勢がよく、物事を丁寧にする習慣も身に付いているよ
うです。
 
粘土遊びも大切な作業です。
砂場で遊ぶ機会が少なくなっているようですから、せめて、粘土で造形のおも
しろさを体験させておきたいものです。
「子どもの頃、砂場で遊ばなかったためか、最近の学生は、塑像作りが苦手の
ようだ」と東京藝術大学の彫刻科の教授がおっしゃっていたそうです。
折り紙と同様、立体作りは、子どもにとって楽しい学習になっていることを忘
れてはいけないと思います。
ここで問題です。
テニスボールほどの大きさの粘土の塊があります。これを3つの同じ大きさの
丸い形に作ってください。(解答は最後にあります)
手先の作業として、輪ゴムつなげやクリップを長くつなげる遊びは、頭の疲れ
ているときなど、気分転換にもなります。
 
6.身体を動かし、体力と持続力を育てる
ボールつき、縄跳びは、バランスを必要とする全身運動です。
広い場所もいりません。
お父さんの出番です。
目標を決めて、できるだけ長くできるように挑戦させましょう。
お父さんと共に頑張ったことが試験に出れば、一所懸命にやらない子はいませ
ん。
持久力や耐久力もついてきます。
散歩に連れ出し、歩くことの楽しさも教えてください。
車中心の生活では、足腰が鍛えられません。
教室へは電車で通いましょう。
お子さんと電車に乗ることで、歩くことで、たくさんのことを学習できます。
スタミナ不足では、我慢する力も育ちません。
 
クーラーのある快適な生活は、半面、汗をかかない不自然な環境でもあるわけ
ですから、汗をかく運動は、ぜひ、行ってください。
 
そして、お母さん、お子さんと一緒に歌を歌い、踊りましょう。
身体表現をやってください。
楽しい思い出が残っていれば、試験場でお子さんも一所懸命にやります。
今までは、女子だけの別学の学校では、必修科目と考えましょうといってきま
したが、立教小学校では5年続けて音楽にあわせて身体表現をしましたから、
受験される方は準備をしておきましょう。
 
この夏は、お子さんの負担になる旅行はさけ、秋に備えて健康管理に留意して
ください。
そして、起こしてならないのは事故です。
ちょっとした油断が恐いのです。
親として、監視の目(管理の目ではありません)は、絶対にゆるめないことで
す。
 
夏休みの講習会、元気に頑張りましたか。
身についた学習習慣を、家庭でも楽しく学習できるように、応援してあげまし
ょう。
そして、苦手な領域は、時間をかけて理解できるように、決して感情的になら
ずに、気持ちを落ち着け、「ゆっくり、じっくり、しっかり」を目標に、お子さ
んと共に頑張ってください。
もうすぐ直前講習会が始まり、仕上げの段階に入ります。
健康管理には、くれぐれも注意してあげましょう。
 
答え 丸い粘土の塊を粘土板の上で、手で押さえながら棒状に伸ばし、それを
3等分して丸めると、ほぼ同じ大きさの丸い塊を作ることができます。
(次回は、「今年の説明会 前半編」についてお話しましょう) 
 

2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★夏休みの過ごし方(1)

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第56号)
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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夏休みの過ごし方(1)
 
東京、横浜、埼玉、千葉の小学校の入学試験本番まで、後3ヵ月有余、「夏を
制するものは受験を制す」ともいわれています。
夏休みの過ごし方に、合否の鍵があるといっても過言ではありません。
大切な日々を有効に過ごすポイントは、ご両親の考え方にあります。
 
まずは、何といっても健康管理です。
幼稚園が休みになると、生活のリズムが狂いがちです。
幼稚園があるときと同じように、規則正しい生活のリズムを崩さないことです。
1日のスケジュールを立て、それにしたがった、メリハリのある生活を送りま
しょう。
ただし、あれもこれもと、過密なスケジュールでは、お子さんの負担を増やす
だけで、かえってマイナスになりかねません。
余裕を持って、計画を立てることです。
遊び時間をきちんと配慮してあげましょう。
 
知的な能力は高いが、体力に不安がある子が多いのも、小学校受験の特徴でし
ょう。
机の上での勉強だけではなく、体を十分に動かす時間を設けましょう。
買い物などに出かけるときは、車を使わずに歩き、汗を流す機会を作ることで
す。
十分も歩かない内に、「おんぶ!」をせがむようでは、とても受験に対応でき
ません。 
肉体的なスタミナがなければ、精神力も弱いものです。
一所懸命に頑張る意欲や耐久力は、入試に欠かせない大切な要素です。
運動教室にお任せだけでは、真のスタミナはつきません。
冷房の効いた快適な環境から、失うものもたくさんあります。
お父さんにも手伝ってもらい、一緒に汗を流しましょう。
お父さんのリフレッシュにも、役立ちます。
夏休みの間は、ゴルフバッグに封をしておきましょう。
 
ところで、夏休みに入ると、友達と遊ぶ時間が、不足しがちです。
受験一色になると、友達との遊びを悪いことと考えるお母さん方がいると聞き
ますが、それは間違いです。
社会性や協調性といった集団生活への適応力に欠ける子は、どこの学校からも
歓迎されません。
行動観察型のテストでは、こういったところがはっきりと表れます。
集団生活への適応力は、問題集をこなすだけでは養われません。
最近、友達が家に来て遊ぶ機会も、少なくなっていると聞きます。
自分の家と全く違う生活習慣があるなど、本来は、貴重な体験をする機会でも
あるのですが、あまり歓迎されていないようです。
せめて、同じ年齢の子がいる親戚を訪ね、違った生活を送るのも貴重な体験に
なるのですが。
 
また、一人遊びも大切です。
遊びを通して自発性、考える力はもちろんのこと、一所懸命に取り組む意欲や
持久力もついてきます。
入学試験に備えて、親が勝手に子どもの遊ぶ時間まで管理するのは、いかがな
ものでしょうか。
何から何まで管理していると、無気力、無関心、無感動、無表情な「指示待ち
子ども」になりかねません。
遊びを通して培われる力こそ、子どもにとっては、大切な財産になることを、
忘れないようにしてほしいのです。
今年の3月に任期前に辞任し、現場の教師に復帰した加藤三明元幼稚舎長は、
毎年説明会で「5歳のわが子を、受験のためにスポイルしないでほしい」とお
っしゃっていました。
受験準備は、早稲田実業初等部の教育目標ではありませんが、「ゆっくり、じ
っくり、しっかり」と余裕を持って取り組みたいものです。
 
ここで一言。
夏の幼稚園や保育園の行事に、お泊り保育があると思います。
その時の様子を先生からうかがっておきましょう。
家族から離れて生活した時、今まで気づかなかったお子さんの一面が、現れる
こともあるからです。
泣き出してしまうお子さんもいて、先生方も意外な思いをする話を、よく耳に
します。
入学試験は、「生まれて初めての場所に入り、生まれて初めて会った先生の指
示に従い、初めて会った同年代の子ども達とグループを組み、いろいろなこと
に取り組む」からです。
心配なところが見つかった場合は、育児が過保護、過干渉になっていないかを
チェックし、自信を持って取り組める気持ちを育ててあげましょう。
特に、過干渉になりがちなお母さん方、口を挟む前に「1,2,3,4,5」
と数えましょう。
そんなわずかな間でも、お子さんに考えさせる時間を与えていることに気づい
てほしいのです。
 
★家庭でできる具体的な受験準備 
次に、ご家庭でできる具体的な受験準備についてお話しましょう。
本メールマガジンを通して、しつこく触れてきましたので、またかと思われる
でしょうが、大切なことですから繰り返します。
 
1.聞き取る力をつけるには
小学校の入学試験は、話を聞き取る力がついているか、いないかで決まります。
ペーパーテストには設問はありませんし、行動観察型のテストでは、先生の話
を聞かなければ、何もできません。
本を読んであげましょう。
耳と目から入ってくる情報から好奇心は刺激を受け、言葉を映像化する作業が
フル回転で行われ、記憶する意志が自然と働きます。
一人になったとき、本を見ながらお母さんに読んでもらった言葉を、筋道立て
て思い出しているのです。
語彙がふえることで言語力、
イメージが豊かになることで想像力、
話を筋道立てて思い出すことで思考力、
より正確に覚えようとすることで記憶力、
言葉や絵、身体で表現することで表現力、
そして、何よりも大切な集中力、話を聞き取る力、話を聞く姿勢が身につきま
す。
「本の読み聞かせ」に最初に触れたのは、およそ10年前になりますが、立教小
学校の田中司元校長で、今年も田代教頭が力説していました。
さらに、お子さんと話をする時間をたくさん作り、よい聞き手に徹してあげま
しょう。 
言葉は、とにかく話をしなければどうにもなりません。
どんな拙い表現でもよく聞いてあげ、お母さんが正しい言い方に直してあげま
しょう。 
言葉のキャッチボールを楽しんでください。
「対話の反対は沈黙ではなく、命令と強制」といったのも田中元校長でした。
含蓄のある言葉ではないでしょうか。
 
そして、正しい指示を出しましょう。
「ユキちゃん、そこにある、あれ取って」
などと言っていないでしょうか。
これでは、指示を出した本人しか理解できません。
「ユキちゃん、テーブルの上にあるお料理の本を、お母さんのところまで持っ
てきてください」
「これ・それ・あれ・どれ」は代名詞ですから、きちんと名詞に置き換え、丁
寧なことばで応対しましょう。
 
面接の折りに、「デス、マス」を自然に使って話をさせたければ、お母さんが
お子さんの前で、響きのよい言葉をたくさん使ってあげることです。
心地よい言葉は、使ってみたくなるものです。
 
また、あいさつは、きちんとするように心がけましょう。
そして、用事を頼み、お手伝いをしてもらったときは、必ず「ありがとう」と
感謝のことばをかけてください。
こういった気配りから、お子さんの心の中に、相手を思いやる心も育まれてき
ます。
 
さらに、しりとり、同頭語、同尾語、反対語、短文の復唱などは、言葉遊びと
して、楽しみながら学習すれば、お子さんは喜んで挑戦するはずです。
 
この時期になると、「お話作り」を苦手とするお子さんが増えてくるようです。
前にもお話しました、「ママ(パパ)、あのね!」方式を採用してみましょう。
話す相手がお父さんやお母さんであれば、プレッシャーもかからず、気軽に話
せるからです。
そして、親が作った話を覚えこませるようなことはせずに、自分で思っている
ことを、自分の言葉で話せるように、しっかりと聞き手にまわり、上手、下手
は、二の次と考えることです。
こういった課題は、とにかく、言葉が出なければ、どうしようもないからです。
「こんなこと言ったら笑われるかな!」とか「これでは、ママに叱られるかし
ら?」などと思い始めると、言葉は出てきません。
どんな内容でも相槌を打ち、よく聞いてあげてから、
「こうした方が、ママはいいと思うけど、ユキちゃん、どうかしら?」
と、お子さんの話を認めてあげ、導いてあげると、お子さんは納得してついて
くるものです。
言葉が出ないのは、お母さんがしゃべりすぎの場合も考えられます。
「何とかしなければ」とお母さんがあせれば、お子さんは苦手意識を持ち始め
ます。
自信をなくしますから消極的になりがちで、これでは行動観察型の試験に対応
できません。
お子さんの話に耳を貸し、うなずき、認めてあげてから、お母さんが考える方
向へ、「ゆっくり、じっくり、しっかり」と導いてあげましょう。
 
2.考える力をつける
最初のところでもお話しましたが、トランプは、数字と同じ数のマークがかい
てありますから、数感を養うすぐれた教材です。
1枚ずつカードを出しあって勝敗を争えば、直感で多少を見分ける力がつきま
す。
これを繰り返していると不思議なもので、引き算の練習をしているのではない
のですが、 
「6と3では、6の方が3つ多い」
「10と8では2つ違う」
と多少の学習になります。
数の違うカードを5枚並べ、いちばん多いもの、少ないもの、2番目に多いも
のなどの学習もできます。
 
ところで、数え方ですが、たとえば、15個あるリンゴを、お子さんはどのよ
うに数えていますか。
1 1,2,3,4と1個ずつ指で押さえて正確に数える。
2 2,4,6,8と2個ずつ押さえて数える。
3 3,6,9と3個ずつ押さえて数える。
4 4,8,12と4個ずつ押さえて数える。
5 5,10,15と5個ずつ押さえて数える。
5は最も速い方法ですが、幼児の手の大きさから考えると、5個ずつ押さえる
のは容易ではありませんから、無理をしないことです。
できれば、3個ずつ、掛け算の3の段、3とびをマスターすると、早く、正確
に数えられます。
    
15個のおはじきをばらばらに置き、2からやってみましょう。
言葉と数が一致しないと、に(二),し(四),ろく(六),や(八),とお(十)
と数えられても「や、っていくつ?」といったように混乱しがちです。
これを理解させましょう。
数を訓読みで覚えると、一日を除き、日にちに対応できます。
15の場合、十までいったところで元へ戻り、二、四で止め、1個あまりで
14個、つまり、数え終わったときの四を十にくっつければ14となり、それ
に余った1を加えれば15となることを教えます。
この場合、トランプの10と4のカードを使うとわかりやすいと思います。
理解できたら、おはじきは、どんな並べ方でも簡単にできますから、どんどん
並び替えて挑戦してみましょう。
以下、同じように、3,4にも取り組みたいのですが、3をマスターできれば
最高と考え、後はできる場合は挑戦してもかまいませんが、絶対に無理をさせ
ないで下さい。
そして、5の5個押さえる方法ですが、たとえば、7個のリンゴを数えるとき、
5個の集まりを手で押さえれば、残り2個ですから、合計7個であることがわ
かります。
いきなり5の数え方を教えず、きちんと段階を踏んであげましょう。
大人が考えるほど簡単ではないからです。
 
合成、分解も、カードを使うと面白く学習できます。
10のカードを使い、マーク1つを指で押さえれば[1と9]であることがわ
かります。
同様に、2つ押さえて[2と8]、3つ押さえれば[3と7]であることもわ
かります。
以下、同様にして挑戦しましょう。
[10]は[1]が10個集まっていると考えれば、楽しく取り組めるはずで
す。
 
3個の合成、分解について、遊びながら学ぶ方法を紹介しましょう。
おはじきを5個、横に並べます。
1個指で押さえて左へ少し移動させ、次に、左から2番目のおはじきを1個左
に動かすと[〇・〇・〇〇〇]となり、以下同じように、左から3番目のおは
じきを1個左へ動かすと[〇・〇〇・〇〇]、4番目のおはじきを左へ動かす
と[〇・〇〇〇・〇]となり、これをスケッチブックにかいておきます。
元に戻して、最初に2個左へ動かす組み合わせの場合は、[〇〇・〇・〇〇]
[〇〇・〇〇・〇]となります。
これもスケッチブックにかいておきます。
再び、元へ戻し左へ3個動かす場合は、[〇〇〇・〇・〇]しかできません。
これもスケッチブックにかいておきます。
1[〇・〇・〇〇〇]
2[〇・〇〇・〇〇]
3[〇・〇〇〇・〇]
4[〇〇・〇・〇〇]
5[〇〇・〇〇・〇]
6[〇〇〇・〇・〇]
1と3と6、2と4と5は同じ組み合わせであることがわかりますから、
[〇・〇・〇〇〇]と[〇・〇〇・〇〇]の二通りの組み合わせになることが
わかります。
 
興味を示した時は、6,7,8,9,10、それぞれ何通りずつできるか、お
子さんと遊びながら探してみましょう。
ただし、嫌がる場合は、絶対にさせないで下さい。
できないと、合成、分解の問題に、苦手意識を持ちがちですから。
 
トランプは、神経衰弱からは記憶力が、7並べでは1から13までの数列や系
列完成、下のように並べると上から、下から、左から、右から何番目、黒を中
心に左斜め上、右斜め下といったように位置の問題の学習にもなります。
      □□□
      □■□  
      □□□ 
その他、オセロやおはじきなどで分割を、積み木では、立方体を積み重ねるこ
とで、見えないところにある数の発見、模倣構成、四方図形なども楽しく学習
できます。
積み木の四方図形は、斜面を正面から見る場合、子ども達は「……?」となり
がちですが、実際に積み木を使ってやってみると、理解できます。 
プリント学習に疲れたときなどにゲーム感覚でこういった遊びをすると、気分
転換にもなります。
数量や推理・思考、図形など、苦手な分野の問題は、じっくりと時間を使える
夏休みにこそ、全力で取り組みましょう。
 
ここで問題を。
折り紙を磁石で持ち上げたいのですが、どうすればできるでしょうか。
実験は、遊びの感覚で取り組むことが大切です。
 
夏休みに入りました。猛暑が続いていますが、夏はこれからが本番です。頑張
りましょう。
(次回は、「夏休みにできる家庭学習2」についてお話しましょう)
 

2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★建学の精神、教育方針の理解の仕方 (2)

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第55号)
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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建学の精神、教育方針の理解の仕方 (2)
 
やっと梅雨も明けましたが、梅雨明けは猛暑が続きます。
健康管理には十分気をつけてください。
 
もやしっ子をなくすために、サッカーを取り入れた学校といえば、暁星小学校
です。
今は、どうでしょうか。
もやしっ子は、たくましくなり、全国高校サッカー選手大会に出るほどの実力
を備え、強豪といわれるまでになりました。
ところで、サッカーですが、かなり、過激なスポーツです。
手を使いませんから、体を張った足技が、ものすごいです。
このことです。
サッカーは、いってみれば格闘技です。
ワールドカップを見ていても、「ここまでやるか!」といったプレーが随所に
見られました。
ですから、イエロー・カードやレッド・カードと、反則に厳しいペナルティー
を与えます。
「ルールを守って戦うフェアーな精神の持ち主」であることも大切な条件です。
さらに、11人で戦うゲームですが、一人ひとりは、敵を自分に引き付けてお
き、ぎりぎりのところで味方にパスをつなぎ、最後にゴールポストにシュート
を決めるチャンスを勝ち取れるのは、たった一人です。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬あり」ではありませんが、犠牲的な精神が求められ
ます。
チームワークです。
フェアーな戦いとチームワーク、ここに着目しましょう。
 
さらに、小学校の門には、「困苦や欠乏に耐え、進んで鍛練の道を選ぶ気力の
ある少年以外は、この門をくぐってはならない」と書かれた額が掲げられてい
ます。
以前は小学校のエントランスに掲げてありましたから、説明会など以外には見
ることができませんでしたが、受験される方、説明会は中高の校舎内にある学
園の講堂で行われていますから、帰りに小学校の門まで足を運び見ておきまし
ょう。
 
また、高校までの一貫教育に関しては、そのまま大学へ進んでしまうより、社
会へ出る前に受験勉強をし、その厳しさを体験させるべきだと考えるお父さん
方が多いようです。
 
「宗教教育」「別学の教育環境」「高校までの一貫教育制度」に期待すること、
プラス、「困苦や欠乏に耐える気力のある少年」をどのように解釈するか、こ
こがポイントではないでしょうか。
「質実剛健」だけでは、説明しきれないのではと考えます。
昨年の説明会で、佐藤校長は、暁星小学校の求める子ども像として、日本昔話
のキャラクターでもある「気は優しくて力持ち」といっていましたが、この比
喩はわかりやすいのではないでしょうか。 また、「いじめの問題」について、
かなり時間をかけて話していましたが、今年はどうでしょうか。
基本的には、子どもを育てる家庭の教育、ご両親の育児の姿勢に原因ありと考
えますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
もしかすると、面接で質問があるかもしれませんから、まとめておきましょう。
 
青山学院初等部は、宗教教育を実施する学校は別学が多い中で、めずらしく共
学です。
ランドセルも通信簿もありません。
これが、青山の教育方針です。
ランドセルは、昭和40年に廃止しています。
その理由は、ランドセルは、「学校追従型のシンボル」と考えているからだそ
うです。
1に勉強、2に勉強、3、4がなくて5も勉強です、現代っ子は。
家で宿題やら予習やら復習やらをがんがんする前に、
「家で、きちんと身につけなければならないことがあります」
ということだと思います。
家庭でしっかりとやらなくてはならない基本的な生活習慣や躾、言葉遣い、そ
して情操教育が、なおざりにされていないでしょうか。
青山は、家庭での教育を重視しているということです。
 
通信簿は、相対評価が多いものです。
5が2人いれば1も2人といった評価ですから、通信簿は相手との比較表にな
りがちです。
比較表ではなく、学習の質を問うのが勉強の評価ではないでしょうか。
ですから、期末試験の結果や出てきた偏差値といった評価をする資料のない状
態で、先生と子ども、先生と保護者が、直接、話し合うそうです。 
通信簿がないことは、結果よりプロセスを重視する学習観ではないでしょうか。
自分で考え、判断して、行動する、自発性です。
結果さえよければそれでいいという価値観と違い、思考力、判断力、行動力を
育てる教育ということでしょう。
 
ところで、意外に知られていないことがあります。
初等部のホーム・ページを開き、「教育」のところの「国内短期留学・止揚学園」を
ご覧ください。
二十数年前、ある本を読み知ったのですが、「すべてが教場」の意味を理解で
きたものでした。
青山学院は、こういう教育を実施している学校でもあるのです。
 
「宗教教育」「共学」「大学までの一貫教育制度」に期待することは何でしょ
うか。
「共学」を忘れがちですが、これも大きな特徴です。
そういったことから、まとめてみましょう。
 
国府台女子学院のことを、千葉の白百合学園とさえおっしゃるお母さん方がい
ます。
小学部の入学試験の難しさといい、高校からの大学への進学状況を見ても、
「さもありなん」と思わざるをえないほど実績を上げています。
 
価値観が多様化し、社会全般が「エニシング・ゴーズ、何でもあり」の風潮を
歓迎するムードがありますが、そういったウイルスに感染することなく、小さ
い頃から一つの価値観に基づいた教育を受けさせたい、そう考えるご両親が増
えていることも事実です。
 
仏教教育を行う女子だけの学校です。
月毎に行われる仏教行事は、本学院の校是である「敬虔・勤勉・高雅」を身に
つけるための、貴重で重要な教養教化となっています。
「教養教化」ですが、「教養は、徳をみがき、人格を高めること」で、「教化
は、キョウゲと読み、人を教え、よい影響を与えて善に導くこと」だそうです。
となると、校是である「敬虔・勤勉・高雅」を、どのように解釈するかが問題
になってきます。
たいへん難しい言葉ですが、わたくし流に考えると、こうなります。
 
「敬虔」は、仏につつしんで仕えることから、深く敬って態度をつつしむさま、
「勤勉」は、勤めて骨を折ることから、何事も一所懸命、
「高雅」は、気高く、みやびやかなことから、だれからも愛される気品、
 
このように置き換えてみると、わかりやすいのではないでしょうか。
「つつましく、一所懸命に頑張る、心のやさしい子」といった子ども像が浮か
んできます。
そういった子どもに育ってほしいと考え、育児の基本にしているご両親であれ
ば、学校の教育方針と一致していることになります。
 
以前、校是を俳句もどきに、「控えめで 慎み深く みやびやか」などとお母
さん方に紹介したことがありました。
 
一昨年の説明会は、小学部、改築中のため中高の校舎内で行われ、そのおかげ
で素晴らしい「慈母観音像」を拝することができ、何とも優美なお姿に、しば
し見とれてしまいました。
昨年の説明会は新装なった寿光殿で行われましたが、ホールは中高の校舎と直
結しているため、またしても、慈母観音像にお会いできました。
説明会に参加すればお会いできる、「七夕の彦星ではないですか」と無礼を省
みず思ってしまいました。
こんなことを言っては罰が当たるかもしれませんが、まさに、
控えめで 慎み深く みやびやか
でした(笑)。
余談になりますが、広隆寺(京都)や中宮寺(奈良)の弥勒菩薩を始め、日本
の仏像の優しいお顔と優美なお姿には、お粗末な言葉ですが、心が和みます。
 
ある年の説明会で、平田史郎学院長は、不作法で言葉遣いの乱暴な者を評して、
「訓練されていない個性は野性である」とおっしゃっていました。
創立記念日に招かれ、講堂に案内されたとき、左手に数珠を持ち、私の左側に、
腰をかがめながら先導してくれた、児童のその姿が何とも優雅であったことが
印象に残っています。
また、1年生が、きちんと挨拶をするのにも驚かされました。
宗教教育は、形から入って心を作っていくものと思っていましたが、納得した
ものです。
 
女子だけの環境については、「女子だけだからいいのです。女の子しかいない
ので、男子のする仕事までやることになり、体験の幅が豊かになります」とい
われ、共学にする予定は、まったくないと断言されていました。
 
こういったことをヒントに、「宗教教育」「女子だけの教育環境」「高校まで
の一貫教育制度」に期待することをまとめてみましょう。
 
2回に分けて、「私学の建学の精神、教育方針の理解の仕方」についてお話し
ましたが、これは、あくまでも「わたし流の考え」にすぎません。
こういった解釈を情報として公表するのには、少し、心配があります。
それは、幼稚舎が作文を止め、面接を廃止した理由が、あまりにも「傾向と対
策化されている現状から意味がないと判断したから」とおっしゃったことと同
じ理由からです。
一つの考え方、ヒントとしてお読みいただき、ご自身の言葉でお話しできるよ
うにしていただきたいと、老婆心ながらお願いしておきたいと思います。
 
夏休みに入りましたが、夏休みの講習会にも参加し、キチンと計画を立てて、
乗り切りましょう。
「夏を制する者は秋を制す」、この気持ちで頑張ってください。
(次回は、「夏休みの過ごし方」についてお話ししましょう)
 

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