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めぇでるコラム

< さわやかお受験のススメ<保護者編>第9章(3)七夕祭りでしょう 文月  |  一覧へ戻る  |  さわやかお受験のススメ<小学校受験編>建学の精神、教育方針の理解の仕方 (1) >

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>幼稚園の選び方(2)

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第34
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幼稚園の選び方(2)
 
前回は、「幼稚園の選び方9つのポイント」を紹介しましたが、今回は、そのチ
ェックの方法についてお話しましょう。
9つのポイントを、以下のように並び替えてください。
 
 (9) お子さんの長所と短所
 (8) ご家庭の教育方針(保育の姿勢)
 (7) 志望理由
 (6) 健康状態
 (5) 通園距離と所要時間
 
私たちの子どもには、こういった長所がある反面、こういった短所もある。
それは私たちが、こういう家庭の教育方針で育ててきたからだ。
そこで、いろいろな幼稚園を調べてみると、○○幼稚園の保育の方針と、よく
似ているところがある。
30分ほどかかるけれど、心身共に通園できるだけの成長をしているだろうか。
送迎は、家内が担当できる。
(もし、保護者のいずれかが送迎できない場合は、依頼できる人がいること)
 
また、昭和学院幼稚園のように、正課の保育で英語教育を取り入れているとこ
ろもあり、課外保育でどういったことをやっているかも注意しておきたいもの
です。
 
そして、将来、どういった教育環境の学校を選ぶかについては、以下の条件か
ら検討してみましょう。
 
 (1) 一貫教育制度
 (2) 共学制度
 (3) 別学制度
 (4) 宗教教育
 
共学で大学までを希望すれば、学習院幼稚園(中高は別学)、成城幼稚園、桐蔭
学園幼稚部など。
 
共学で高校までを希望すれば、森村学園幼稚園、日出学園幼稚園、昭和学院幼
稚園(短大があります)など。
 
幼稚園は共学、小学校から別学で大学までを希望すれば、日本女子大学附属豊
明幼稚園、川村幼稚園など。
 
宗教教育で、共学で大学までを望むなら、青山学院幼稚園、玉川学園幼稚部、
淑徳幼稚園、聖学院幼稚園(中高は別学)など。
別学を望むなら白百合幼稚園、幼稚園には若干名男の子もいる東洋英和幼稚園、
湘南白百合学園幼稚園など。
 
高校までの一貫校で別学を望むなら、田園調布雙葉小学校附属幼稚園、幼稚園
は共学ですが男子では暁星幼稚園、女子では雙葉幼稚園、光塩女子学院幼稚園
など。
 
小学校まで共学、中高は別学となれば桐朋幼稚園、宝仙学園幼稚園。
 
幼小一貫教育で中学受験となると国立学園附属かたばみ幼稚園、聖徳大学附属
幼稚園(男子)。
 
ところで、併設校のない幼稚園で、名門小学校への進学実績を上げているとこ
ろもたくさんありますから、説明会へ参加され、きちんと情報をつかんでおく
ことをお薦めいたします。
 
以上の条件から、幼稚園選びが出来上がるはずです。
これは、あくまでも理想ですから、こういった観点からお子さんに相応しい幼
稚園を選んであげる参考資料としてお考え下さい。
 
しかし、(6)から(9)までが、きちんと出来上がっているか、あるいは、将来の
設計図として描かれたものがない場合、幼稚園選びは、お子さん中心とはなっ
ていないと思います。
勿論、これからどんどん成長していく2、3歳児のことですから、まだ、明確
に表れていないところがたくさんあると思いますが、キーポイントは、やはり、
ご両親の育児の姿勢ではないでしょうか。
「どういった子どもに育ってほしいか」といった青写真が描かれていれば、実
現のために環境を整え、育児に専念していると思います。
 
小学校受験の場合に、「はじめに学校ありきではなく、ご両親の育児の姿勢あり
き」であるべきだといっていますが、幼稚園選びも、「はじめに名門校附属の幼
稚園ありき」ではなく、「ご両親の育児の方針ありき」であるべきだと思います。
名門という名前だけにこだわるようでは、うわさなどに惑わされ、いわゆる「受
験地獄」なるものに陥りかねませんから、慎重に選んであげてほしいのです。
 
明治時代の話ですが、文部省から高等小学校(現在の5,6年生)の家庭に配
布された「家庭心得」に、「教育の道は家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花
が咲き、社会の教えで実がなる」とありますが、正に「はじめにご家庭の育児
の方針ありき」ではないでしょうか。
昨年4月に亡くなられた「渡部昇一先生追悼号」(月刊Hanada)に寄せられた
藤尾秀昭、致知出版社長の「渡部昇一先生と私」に出ていたのですが、先生の
ご母堂の教育方針で、尊敬してやまない愛読者の一人として、今まで気づかず、
恥ずかし限りでしたが、間違っていなかったと確信しました。(感謝)
 
ところで、問題は、通園時間と通園方法でしょう。
ここで紹介した幼稚園では、ほとんど通園バスはありません。
送迎は、保護者の役目です。
最初は、みなさん、真面目に、お子さんの手を取って通われるそうですが、そ
うでない場合もあるようです。
慣れてくると、自家用車で送迎が始まるそうです。
説明会で、傑作な話を聞いたことがあります。
かなり年月がたっており、園長さんも引退していますから、紹介してもさしつ
かえないでしょう。こういうことです。
 
「子どもさんは、本当に嘘がつけないのですよ。ある時から、私がその子のそ
ばに行くと、何となく落ち着かなくなり、ちらっと見ては、視線を外すのです。
『○○ちゃん、どうしたのかな?』
と声をかけると、本当に、いいづらそうに、こういったのです。
『先生、ママはいってはいけないといったのだけど、今、お車で通っているの。
本当はいけないのでしょ?』
『あら、いつも、ママと手をつないできているではありませんか』
『車を預けて、そこから歩いてくるの……』
近所にある駐車場に止めてくるのですね。
それが、お子さんの心に、大きな負担となっているのでした。
なぜなら、私どもの幼稚園は、ミッション系ですから、『嘘を言ってはいけませ
ん』と教えています。
お母さまがこの約束を破っているわけですね。
幼稚園の先生も好きだけれど、まだ、ママが大好きな時期です。
お子さんの気持ちを考えてあげるお母さまなら、こういったことは絶対になさ
らないはずです」
 
慣れてきても、こういうことは、やめるべきです。
何のためにミッション系の幼稚園を選んだのでしょう。
これでは、宗教教育に、何にも期待していないことになりませんか。
宗教教育を基本とする幼稚園を選ぶ場合は、こういったこともきちんと守って
登園するお母さんでなければ、幼稚園の教育方針は生きてきません。
無理な通園時間から、教育の方針を守れないようでは、何のための受験だった
のでしょうか。
こういったこともきちんと考えて、選んでほしいと思います。
 
お子さんは、通っている教室の講習会などを通して、いろいろと体験学習を積
んでいかれることと思います。
お子さんの受験準備については、それぞれの幼児教室の先生方にお任せして、
次回からは、面接試験で考えられる、いろいろな場面を想定して、どのように
対応すればよいかについて、お話しましょう。
なお、入室から退出までの留意点は、拙著の「面接 ここがポイント」(めぇで
る教育研究所 刊)を参考にしていただければ幸いです。
 
天災は予測不可能ですが、備えだけはしっかりとやっておきましょう。防災グ
ッズ用意されていると思いますが、電池や食べ物、水などのチェックもお忘れ
なく。
 (次回からは、面接ケーススタディーを紹介しようと思います)

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さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>面接ケース・スタディー1

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第35
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面接ケース・スタディー1
         「ジッとしてなさいといったって……!」
 
これから紹介します話は、幼稚園を受験された方々から伺った面接に関する話
や私が担当しています模擬面接、また実際に面接を担当されている先生方から
教えていただいた話などをまとめたものです。
合格された方が意外にも、
「今だから言えますが、こんな幼い子に受験させていいものかと不安のあまり、
何回受験をあきらめようと考えたかわかりませんでした。そのたびに、『私ども
の教室では、背伸びをさせる無理な受験準備は一切しません。ご両親の考えが
一つになれば、期待通りの結果が出ますから頑張りましょう』と励まされまし
た。大切なのは、両親は迷わずに、幼児教室の先生の指導にお任せすることで
すね」
と笑いながら話してくれました。
まさに、2、3歳児の受験の難しさを表す言葉ではないでしょうか。繰り返し
申し上げますが、ポイントを握っているのは、ご両親なのです。
 
それでは、ご両親の育児の姿勢や受験に対する考えが、どのように表れてくる
かを、面接のいろいろな場面を通して紹介しましょう。
 
面接が始まるまで、控室で待ちます。
ここで毎年、いろいろな光景が繰り広げられているようです。
多くの場合、お子さんはもちろんのことですが、両親にとっても、おそらく、
生まれて初めて入った場所でしょうから、緊張するのは当然です。しかし、ご
両親は、自身で選んだ道ですから、自力で解決できないようでは困ります。お
子さんは、もっと、もっと緊張しています。子どもは、緊張しなくても、じっ
としているのは苦手です。控室で、座っていられなく、立ち上がったとしたら、
どうしますか。
 
「ジッとしてなさい!」
この一言で、いろいろなことがわかります。
お子さんのことを少しも考えていない不用意な言葉です。
お子さんの緊張した状態を考えれば、こういった言葉を口には出来ないはずで
す。
困ったことにお母さんの顔は、恐い表情に変わってきています。
顔だけではなく、言葉も、声も怒っていると、お子さんは感じないはずはあり
ません。
これでは、ますます緊張するだけで、中には泣き出すお子さんさえいるそうで
す。そのような親子を見た幼稚園の先生方は、どう思われるでしょうか。
 
一歩外へ出れば、その時から、守らなければならないルールがあり、マナーが
あります。ルールやマナーは、その場で取り繕って、教えるものではありませ
んし、ましてや、このお母さんのように言葉できつく叱責しても、お子さんは
静かに待つようになるものでもありません。
 
普段、図書館など公共の施設を利用した時や、電車やバスに乗った時など、ど
んなことに注意しているでしょうか。
静かに待つ工夫をしているのではありませんか。
大勢人が集まるところでのマナーは、小さい時から、年齢相応に教えているは
ずです。
 
静かに待つために、お子さんの好きな絵本を用意したり、混んだ電車では、お
子さんをひざに乗せたり、外を見る時は靴を脱がせるなどしていると思います。
こういったことは、受験のためにやってきたことではないはずです。一人の人
間として生きるために守らなければならないルールを教えてきたのではないで
しょうか。この積み重ねが、幼い子どもなりのマナーとなって身につくのです。
 
マナーは、肝心な時に表れます。
手抜きをしていると、抜いている分だけ、正直に、子どもは表現します。
そこで慌てても、手遅れです。
子どもの責任ではありません。
きつい言葉で注意を促されても、子どもは混乱するだけです。
 
このように、緊張を強いられるような場面で、お子さんが何よりも頼りにして
いるのは、お母さんのほほ笑みです。
お母さんは「保護者」です。
保護者は、弱いものを守る義務があります。
この控室へ連れてきたのは、ご両親ではありませんか。
上がってしまうようでは、お子さんに申し訳ないと考えましょう。
お子さんの小さな心臓は、ドキンドキンと激しく波打っているはずです。
その鼓動を聞いてあげられる余裕を持ちましょう。
上がっている暇などありません。
普段と変わらないお母さんが、そこにいれば、お子さんも安心して、いつもと
変わらないはずです。
 
お子さんが興味を持っている絵本など用意して、緊張をほぐしてあげましょう。
ただし、お子さんがいくら興味を持っているからといって、怪獣のおもちゃや
ぬいぐるみを持っていくのは、面接や試験を受ける控室には、ふさわしくあり
ません。幼児教室へ通う時に、おもちゃなどを持っていく習慣がついていると、
試験当日だけ「駄目!」は、お子さんに通じないと心得ておきたいものです。
 
また、教室の控室などで、入室する前に、ジュースやお菓子を食べさせること
もあるようですが、幼児の場合は、こういった習慣がつくと、肝心な時に、お
菓子がないといってぐずる場合もあるようです。
こういった生活習慣のけじめも、きちんとつけておきたいものです。
 
お母さんと絵本を見ながら、静かに待っているお子さん。
ゆったりと構えて順番を待つお父さん。
育児にご自身の哲学を持ってほしいとは、こういうことなのです。
このような親子を、幼稚園が歓迎しないわけがありません。
 
育児に「付け焼刃はきかない」ことを肝に銘じておきましょう。
 (次回は、面接ケース・スタディー編2をお話しましょう)

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>幼稚園の選び方(1)

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第33
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幼稚園の選び方(1)
          
幼稚園の受験は、
「ぼく、暁星幼稚園へ行きたい!」
「私は、白百合幼稚園へ入りたいの!」
といったように、お子さんの希望で始まるわけではありません。
もっとも、お兄さんやお姉さんがいれば、同じ幼稚園に行きたいとなる場合も
ありますが、多くの場合は、ご両親が、お子様の将来を考えて始める受験です
から、きちんとバックアップ体制を整えて臨まなければ、希望される幼稚園か
ら招待状は送られてきません。
 
さて、幼稚園の受験で、もっとも重視されるのは、「なぜ、その幼稚園を選んだ
か」という志望理由です。出身者の場合は問題ありませんが、そうでなければ、
「わが子のためによかれと選んだ理由」が明確でなければ、幼稚園側を納得さ
せるのは難しいと思います。ご両親が、まず、取り組まなければならないのは、
どういった考えで幼稚園を選ぶかということです。9つのチェックポイントが
ありますから、メモ用紙を用意され、ご両親で、別々にご自身の考えを書いて
みましょう。
 
1.一貫教育制度に何を期待しますか。
「幼稚園から大学まである学校に入れてしまえば受験は一回で済むから」とお
っしゃったお母さん方がいました。中・高・大と受験をするようなことがある
と、本人はもちろん、付き合う親も大変です。一貫教育校の幼稚園受験が過熱
気味なのは、こういう考えがあるからでしょう。
一貫教育校に入れば、受験に費やすエネルギーを学問や余暇に利用できます。
しかし、「受験、結構、やらせます!」と考えるお父さん方も、たくさんいます。
暁星幼稚園や雙葉系の幼稚園は高校までしかなく、「大学は自分で選び、挑戦し
なさい」といっています。
しかし、一貫教育制度は、入ってしまえばエスカレーター式に大学までいける
制度ではありません。上級校が定めた一定の条件を満たさない場合は、進級で
きない場合もあります。ただ、言えることは、幼稚園で、「白」と習ったことは、
大学へいっても「白」と変わりませんから、これが一貫教育制度のよいところ
でしょう。
また、受験勉強をすることなく、ゆとりを持って学校生活を送れます。 
一貫教育制度に、何を期待しますか。 
 
2.共学について
学習院、青山学院、成城、淑徳、日出学園、昭和学院、森村学園、桐蔭幼稚部
などを選ぶ理由として、小学校も共学であることでしょう。
義務教育は共学であり、多くの方は、共学の経験があるはずですが、男女別学
の環境で教育を受けられた方が、お子さんには共学を勧める場合、その理由に
ついてしっかりと話し合っておきましょう。
 
3.別学について
幼稚園から女のお子さんしかいないのは、白百合学園幼稚園と田園調布雙葉小
学校附属幼稚園です。なぜ、こういった特殊な教育環境を選ばれるのか、それ
なりの理由がなければ、面接のときに困ったことになります。白百合学園は1
9年間、田園調布雙葉学園は14年間、女の園ですから。
また、暁星には女のお子さんが、雙葉、東洋英和、豊明、湘南白百合には男の
お子さんもいますが、小学校からは別学になります。
毎年、受験者が多いのも、いずれも伝統ある学校ですから、教育方針や校風が、
圧倒的に支持されている証拠でしょう。
別学の経験のないご両親の場合、なぜ、別学の学校を選ぶのか、ここが問題で
しょう。
 
4.宗教教育について
本来、ミッション系の学校は、宗教を布教する目的をもっていますが、だから
といって信仰を強制することはありませんし、在学中に洗礼を受ける義務があ
るなども、単なる噂にすぎません。
入園説明会でも「信者でなくても結構ですし、僧侶や神主のお子さんも在籍し
ています。国籍、宗教、学歴、職歴、一切、関係ありませんが、条件といえば、
日本語がわかることです」とおっしゃっています。
大切なことは、宗教教育を通して、何をお子さんに学んでほしいか、なのです。  
皆さんは、毎日の育児を通して、「嘘をついてはいけませんよ」「自分のことは
自分でできるように頑張ろうね」「ありがとうという気持ちを大切にしようね」
と、常々、おっしゃっているのではないでしょうか。
これは、すべて宗教教育の基礎、基本です。キリスト教の愛、イスラム教の施
し、仏教の慈悲などは、すべての宗教に共通している教えです。
こういったことを育児で大切にしていれば、幼稚園側のいう「ご家庭の育児の
方針と園の保育方針に共通認識がある、一致している」ことになるのです。
「全人教育に賛同いたしまして」といっても、その意味を理解していなければ、
絵空事になってしまいます。
育児で大切にしていることを考えてみましょう。
 ※全人教育 知識・感情・意思のいずれにも片寄らない、全ての方面が円滑
に発達することを目標とする教育(「新明解国語辞典」より)
 
5.通園距離と所要時間
国立附属幼稚園の場合は、地域指定や通園時間に制限がありますが、私立では
桐朋幼稚園が通園可能な範囲を公表し、立教女学院短期大学附属幼稚園天使園
も40分以内としていますが、多くの幼稚園の場合は、30分前後、徒歩、も
しくは公共の交通機関を使って通園できる方、後は、ご父母の判断に任せると
いっています。幼稚園への送迎は親の役目といえども、やはり通園できる範囲
は、おのずから決まってくるのではないでしょうか。きちんと把握しておくこ
とです。
幼稚園が都心であればラッシュアワーであり、バスは渋滞路線を走ることにな
ります。
なお、通園に使用するのは普通電車、乗り換えや、最寄りの駅まで歩く時間は、
子どもの足でかかる時間です。
東日本大震災以降、緊急事態が発生した場合のお迎えが、速やかにできること
も条件になっているようです。
ところで、以前にもお知らせしましたが、立教女学院短期大学附属幼稚園天使
園は、短期大学閉鎖に伴い2018年度以降の募集を停止、在園児卒園ととも
に閉鎖されます。小学校への推薦入学が確立していただけに、残念に思う親御
さんも多いのではないでしょうか。
 
6.健康状態
身体だけではなく、心身ともに健康であることです。
幼稚園の受験は、「初めての場所で、初めて会った同世代の子どもの集団に入り、
初めて会った先生の指示を聞き、理解し、年齢相応に対応する」ことです。
 ・初対面の友達のグループに入り、一緒に何かをすることができますか。
 ・やってみようとする意欲はありますか。
 ・お母さんの手を借りずにどのくらいのことができますか。
育児が過保護、過干渉な環境になっていると、こういったことが苦手ではない
でしょうか。
しつこいほど繰り返しますが、同じ年の仲間に入り、「お母さんのもとを離れて
も、楽しいことがあることを知っているかどうか」、この体験の差が表れるのが、
幼稚園の受験といえるのです。
基本的な生活習慣は、まだ、十分に身についていませんから、できないことが
あるのも当然でしょう。しかし、自分でやろうとする意欲の培われていること
が大切で、そういった環境を作るように心がけるべきなのです。できないこと
を無理やりやらせようとするのは、幼児にとって苦痛になるだけですからやる
べきではありません。
 
7.志望理由
附属の幼稚園を選ぶ場合、建学の精神や校訓、設立理念などを、どのように理
解するかでしょう。
それがご家庭の育児の方針と、どういった接点があるかを理解しておくことで
す。
そのために、主な幼稚園の保育の方針を紹介しましたが、幼稚園の説明会には、
必ず参加され、ご自身で確かめておきましょう。
説明会をやっていなかった雙葉幼稚園は、今年から(7月28日 土曜日)開
催することになりましたが、小学校の説明会で伺った、校訓の「徳においては
純真に、義務においては堅実に」について、以下のように考えてみるとわかり
やすいと思います。
 
「『ママ、これを手伝ったら何かを買ってくれる?』と、見返りを考えるような
子どもに育てては『徳においては純真に』とはいえません。就学前のお子さん
ならできなくてはいけないことを、お母さんの手を借りているようでは、『義務
においては堅実に』とはいえません。こういった子育てをしているご家庭のお
子さんを雙葉は歓迎しません」と。
これを、2、3歳児の発育状態に下げて考えてみましょう。
雙葉幼稚園の説明会、はがきで申し込みますが、今日22日(金)消印有効で
す。
 
このように、建学の精神、保育の方針などは、毎日の育児の様子から考えてみ
ることが大切です。
 
8.ご家庭の教育方針
どんな時に褒め、叱るか、箇条書きにしてみましょう。
それが、ご家庭の教育方針です。
ただし、その日の気分で怒ったり、後で怒らなければよかったと後悔するのは
教育方針ではありません。
ご両親で一致していれば、子育てはうまく連携が取れているはずですし、叱る
ことも少なくなっていると思います。
 
9.お子さんの長所と短所
育児でうまくいっているところが長所で、そうではないところが短所として表
れているはずです。
短所は、ご両親の育児の反省点として直すように心がけましょう。
ご両親の性格を受け継いだ遺伝であるかもしれません。
まだ、2、3歳のお子さんですから、長所や短所が、はっきりと表れていない
ところもあるでしょうが、発育状況から客観的に判断してみましょう。
 
(次回は、「9つのチェックポイントの判定の仕方」についてお話しましょう) 

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>お受験、少し怖いですね

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第32
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お受験、少し怖いですね
 
3年保育の幼稚園を選ぶ場合、入園テストは毎年、秋に行われていますから、
早生れの子は、2歳で受験です。まさに受験戦争の低年齢化です。
たとえば、かつて、皇室の方が通われていた学習院幼稚園ですが、定員、男女
各26名、計52名に対して、約10倍の応募者があったそうですから、ざっ
と計算しても500名前後の受験生が集まったことになります。
合格者は10人に1人ですから、大変な難関を突破しなければなりません。
 
受験を考えているお母さん方は、偏差値教育の洗礼を受けてきた、バリバリの
元受験戦士が多いと思われますから、倍率から察して、「合格イコール、何でも
できる、頭のいい子!」と考えないでしょうか。
大きな書店へ行くと、入園試験問題集が売られています。
「赤い花が、何本ありますか」
「赤い花と青い花ではどちらが多いですか」
などといった、いかにもテストらしい問題が掲載されています。
2、3歳の受験生ですから、試験の形式は、具体物や絵に描かれたものを使用
する口頭試問です。こういった問題集を手に取ると、いきなり本番では、でき
るわけはないと考えるのは当然でしょう。
 
さらに、幼稚園受験のための幼児教室もたくさんあります。
「○○幼稚園へ××名合格!」
などを見ればあおられます。
お母さん方の多くは、塾で鍛えられた経験の持ち主ですから、準備が必要だと
思わないわけがありません。
 
しかし、受験生は2歳、3歳の幼子です。
いろいろな能力の差など、はっきりと表れるものではないでしょう。
ですから、前にもお話ししましたが、幼稚園で難しい試験をやるはずはありま
せん。
なぜなら、子どもを見れば、どんな環境で育てられているかわかるからです。
子どもは、嘘をつきませんし、演技もできないはずです。
幼稚園側は、どういった子に育てられているか、家庭環境を知りたいわけです。
 
最近、電車に乗って感じるのは、しつけのできていない親子に会うことです。
お菓子を食べる子、走り回る子さえいます。
お母さん方の名誉のために付け加えますが、本を読んであげたり、靴を脱がせ
て外を見させたり、混んでくるとお子さんをひざの上に乗せるお母さん方も、
たくさんいます。
普段のしつけ、生活習慣ではないでしょうか。
 
幼稚園の試験も、これだと思います。
字も読めない、書けない子どもの試験です。
試験は、遊びを通して行われています。
子どもは遊ばせてみれば、たいていのことはわかります。
たとえば、遊びたいおもちゃが一つしかなければ、子どもは育てられている環
境で応えます。
お母さんのもとを離れて遊ぶ経験が少なければ、遊びに入っていけないでしょ
う。
答えは、すぐ出るのではないでしょうか。
テスト会場で、無心に遊ぶ子ども達の一つ一つの動きから、表情から、無邪気
な反応から、笑顔から、ちょっと困ったなといった表情から、ご両親の育児の
姿勢が、はっきりと表れるものです。
過保護は過保護なりの、過干渉は過干渉なりの結果が、正直に顔を出します。
このことです……。
 
これは受験準備のためだけに、無理やり培われたものではないはずです。
ご両親が手塩にかけて、大切に育ててきた根っこから芽生えた、小さな芽です。
そこを幼稚園は見たいのです。
無理に咲かされた花を見たいわけではないでしょう。
繰り返しますが、幼児期は花を咲かせるときではありません。
キチンとした花を咲かせるのに必要な、土台を作るときです。
促成栽培をすれば、たとえ花は咲いても、すぐに枯れてしまうでしょう。
自然に逆らっているからです。
 
そこを勘違いして、知識を詰め込む、小学校のお受験と同じような感覚で準備
をすると、どうなるでしょうか。子どもの体も頭も、まだ、そんな訓練に耐え
るだけの発育をしていません。
 
入園テストの合否の比率は、親の面接8割、お子さんの成長度2割ともいわれ
ています。
人間は、話をしてみるといろいろなことがわかります。
姿、形ではありません、人間性です。
学歴、職業、言葉遣い、服装などが合否のポイントなどといわれているのは、
単なる噂にすぎません。
ご両親の人間性です、育児の姿勢です。
今までの生きてきた姿が、取り組んできた育児の結果が全部、出ます、まだ中
間報告ですが。
絶対に、付け焼刃はききません。
ご両親の育児の姿勢が、幼稚園の保育の方針と限りなく近く、共通認識があれ
ば、それが志望理由となり、幼稚園から歓迎されることになるわけです。
直接、試験を受けるのは、お子さんですが、採点されるのは、ご両親です。
これが幼稚園の受験です。
 
そして、お子さんは、親のもとを離れて、生まれて初めて入った園舎で、初め
て会ったお友達と一緒に、初めて会った先生のいうことを聞き取り、答え、態
度で表すといった入園テストを受けることになります。
自力で判断し行動しなければなりません。
こういった経験をたくさん積んでおかなければ、テキパキと対応できないでし
ょう。
ご両親には、志望される幼稚園の情報を的確に伝え、お子さんには、受験を意
識させることなく楽しく準備を進めてくれる、幼児教室選びのポイントは、こ
こにあるのです。
 
記憶だけに頼った知識の詰め込みなら、おもしろくありませんから、簡単に忘
れてしまうでしょう。
高校、大学と散々苦しい思いをして覚えさせられた英単語、役に立っています
か。
幼児には、五感を刺激する体験が必要です。
覚えた知識の量より、体験して身についた知恵の量です。
記憶したことは、忘れやすいものです。
しかし、楽しく体験したことは、体が覚えています。
自転車に乗れるようになると、しばらく乗らなくても、すぐに乗れるようにな
ります。
この違いです。
 
記憶は、大脳神経系の仕事です。
大脳神経は、覚えることも仕事ですが、忘れることも仕事です。
体験は、中枢神経系の仕事です。
中枢神経は、体で覚えたことを忘れません。
全身で学習しているからです。
 
幼稚園や小学校の受験、早期教育を含めて、ご両親が教育に対して信念といい
ますか、きちんとした考えをお持ちでしょうか。
言葉を代えましょう、将来、どういった道を歩んでほしいとお考えでしょうか。
そのスタートラインに立つのが、幼稚園の選択にあたるわけです。
 
なぜ、その幼稚園を選ぶのでしょうか。
ご両親の育児の姿勢と、選ばれる幼稚園の保育の方針に、矛盾はありませんか。
希望される幼稚園への合否の鍵は、ここあるのです。
通っていらっしゃる幼児教室で、こういった指導を受けていると思います。
次回から、合格の二文字を獲得するために、どのような道を歩んでいくのが最
善であるか、「入園試験 実践編」と題して、お話をしましょう。
〈次回は、「幼稚園の決め方」について〉

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>幼稚園の求める子ども像

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第31
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  ★説明会・見学会情報★
説明会や見学会などの日時を、志望園のホームページを開き確認し、できるだ
け多くの説明会へ参加しましょう。
 
雙葉小学校附属幼稚園 説明会を開催 
 平成30年7月28日(土)開催時刻は午前中を予定
            於学園中学校、高等学校講堂
            返信はがきで通知
            申し込み受け付は 6月1日(金)~22日(金)
消印有効
            参加は保護者のみ
            申し込み方法は、ホームページをご覧ください。
  例年、6月下旬に開催されていた「園庭開放」は、
  平成30年9月10日(月)~14日(金)に行われます。  
  これで、説明会をやっていない幼稚園はなくなりました。
 
幼稚園の求める子ども像
 
前回まで、国立大学や一貫教育校の附属幼稚園の保育方針を紹介しましたが、
どういったお子さんを求めているのか、そのためにご両親は、どのような育児
を心がければよいのか、おわかりいただけたと思います。
こういえるのではないでしょうか。 
 
  1.3歳過ぎたら、過保護、過干渉の育児にならないようにし、自主性を
育てる
    ように心がける。       
  2.「できる、できない」と結果だけにこだわらず、プロセスを見極めてあ
げる。   
  3.失敗しても叱らずに、飛躍の機会と考え、励まして頑張る意欲を育て
る。     4.叱るより褒める育児に徹し、自信を育てる。
  5.うるさいほどの「なぜ、どうして?」の質問にも、頑張って答えてあ
げる。
6.促成栽培的な発想を持たずに、じっくりと時間をかけて育てる見識を
持つ。  
7.親が管理するのではなく、夢中になって遊べる環境を作り、遊びなが
ら学べる
    体験学習の機会を増やしてあげる。                   
  8.偏らずに、いろいろな遊びに参加する機会を与え、一人だけではなく、
仲間遊 
    びのできる環境を作ってあげる。                    
  9.お母さんのもとを離れても、楽しいことがたくさんあることを教えて
あげる。
 10.常に、あたたかいスキンシップを心がける。             
                                      
遠慮もなく、たくさん出しました。
こういったことを「完璧にやりなさい!」などといわれては、「エッ!」となり
かねませんね、お母さん。でも、心配ありません。「過保護、過干渉の育児」さ
えしなければ、大丈夫です。               
繰り返しますが、「3歳過ぎても、お子さんのやっていることを見て、手を貸し
たくなるようでは過保護、口を出したくなるようでは過干渉な育児」で、いや
な言葉ですが、手を貸してばかりいれば超過保護であり、口を出しているよう
では超過干渉の育児となりがちです。自立の時代に入っているのですから、自
ら挑戦しようとする意欲、自発性を育む機会を与えましょう。
 
そのためには、発育に応じて、
「ダメ! イケマセン! コウシナサイ!」 
といった禁止や制限、命令などの指示を、少しずつ減らし、自由を与えましょ
う。
「自由を与える」といっても放任ではありません。                 
お母さんが手を貸し、口を出していたことを、お子さんに少しずつさせるので
す。                             
まだ、危ないことをしますから、用心しなければいけません、特に男の子は。
当然のごとく失敗します。そこで叱ったり責めたりすると、自発性も意欲も育
ちません。この時にものをいうのは、お母さんの励ましやあたたかい眼差しで
す。小さな失敗を上手に利用し、自力でできるように仕向けてあげ、できたこ
とで自信をつけさせましょう。
 
「ぼく、できない!」と、直ぐにあきらめる、手伝ってもらうなど、自分でや
ろうとする意欲のあまりない子は、失敗の経験が少ないか、失敗してはいけな
いと思いこんでいる場合が多いものです。時間がかかっても心配ありません。
ゆっくりでもいいから、自分でやることが、どんなに大切かを教えてあげまし
ょう。
 
そして、結果だけにこだわらずに、あたたかく見守ってあげてください。結果
だけを気にするお母さん方は、プロセスを大切にしていないと思いますね。結
果は、プロセスの積み重ねです。何事も、いきなりできるようになるわけでは
ありません。
お母さん方の得意とする料理が完成するまで、どのくらいの手間暇をかけたで
しょうか。
レパートリーの増えた今、いちいちレシピを見ながら作っていないと思います。
試行錯誤を積み重ねたことで、調味料の適量やもっともおいしい料理の仕方、
手順を、きちんとマスターしているはずです。
 
お子さんの成長過程も、毎日取り組むお母さんの料理と同じです。
 
一つのことをマスターするためには、いかにプロセスが大切かを知っているお
母さんは、「怒らず、あせらず、あたたかく」応援します。ですから、お子さん
は、伸び伸びと挑戦し、階段を一段、一段、確実に上るように成長するわけで
す。       
これは、お子さんが赤ちゃん時代に、やっていたことではなかったでしょうか。
おむつを取ったとき、スプーンで食事をはじめたとき、「忍の一字」であった頃
を思い出しましょう。
 
例によって、赤面しながらいわせてもらいます。 
「できる、できない」だけにこだわり、促成栽培的な不自然な育児をしている
と、子どもは、お母さんの顔色をうかがうようになります。
ですから、「自分で考え、判断し、行動する」という自発性は育ちません。
自分でやる機会を与えず、経験を十分に積ませないで、お母さんが結果ばかり
気にしていると、こうなりがちです。
自発性は、自立を支える大切な能力であると考えましょう。
                       
そして、遊びは、子どもの発育を促す大切な仕事です。
夢中になって遊ぶ子どもの頭の中は、アイデアでいっぱいです。
工夫をしていますから、夢中になって遊べるのです。
そこから、さまざまな新しい能力が開発されていきます。
そして、一人遊びも大切ですが、仲間遊びも大切です。
最初は並行遊びでも、そこに友達がいるだけで十分なのです。
それが刺激になり、新しい遊びが始まります。
二人いることで、社会性や協調性が育ちます。
友達にできて自分ができなければ、悔しさから挑戦しようとする意欲も育ちま
す。
いってみれば、友達同士が教材であって、何か課題を持ち寄って遊びながら、
さまざまな能力を開発している、それが子どもの遊びです。
偏った遊びにだけに夢中になっていると、偏った考え方をしがちです。
一人遊びだけが得意な子は、我慢のできない、協調性の欠けた、わがままな子
になりがちではないでしょうか。
                                        
3歳過ぎれば、お母さんという母港から離れて、独り立ちする準備が始まると
きです。
少しずつお母さんのもとを離れて、干渉や保護を嫌う行動が現われているので
はないでしょうか。それを強引に連れ戻すのは、お子さんの自立を妨げること
になります。あたたかいスキンシップとは、親に都合のよい、過剰な愛情をか
けることではありません。自立にともなう不安を取り除いてあげる、励ましの
愛情です。
このことです……。
                          
幼稚園は、お子さんが生まれて初めて、お母さんのもとを離れても、楽しいこ
とがいっぱいあることを知る場所です。ですから、年齢にふさわしい成長をし
ていることが大事なのです。その基礎、基本が10項目になると思います。こ
ういったことを幼稚園側は、テストを通してみたいのではないでしょうか。
 
ですから、受験に必要な知識なるものを詰め込むだけの準備は、必要ありませ
ん。幼児期には、詰め込まれた知識より、体験を通して得た知恵が、子ども達
の成長を促すものです。お母さんのもとを離れ、先生や友達と楽しいひととき
を過ごしながら、いろいろな体験を積み重ね、その一つ一つが受験に必要な学
習になっていることが大切です。繰り返しますが、幼い子ども達には、楽しい
環境であることが、何よりも学習の場になるのです。
 
「お子さんは、お母さんのもとを離れても、楽しいことがあること」を知って
いますか。
幼稚園受験の合否のポイントは、この体験の有無にあるといっても過言ではな
いからです。
(次回は、「お受験、何を求められているのでしょうか」についてお話しましょ
う)
 

さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 私立幼稚園編(12)

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         「めぇでる教育研究所」発行
   「2019さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
            第30
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  私立幼稚園編(12)
 
 
ここで紹介する情報は、私が説明会や過去のホームページなどから得たものが
中心になっており、説明会、見学会、募集人員に関する情報は、平成31年度
(30年秋実施)のものであることをお断りしておきます。
 
 
 [ 日出学園幼稚園 ]
 
本学園の初代理事長、青木要吉は、若き日にアメリカの大学で学び、民主主義、
自由を肌で感じ、学校創立の夢を抱き、帰国後、日本の教育のよさを十分に研
究した後に、夢を実現すべく、1934年(昭和9年)に小学校と幼稚園を設立、
1947年(昭和22年)に中学校、1950年に高等学校を開校し、現在に至
っています。
 
本園は、2014年に創立80周年を迎えました。
学園は新しい校舎を竣工し、2009年(平成21年)夏、元中学高校跡地に
新築された園舎へ移転。園舎は、これまでの雰囲気であった木のぬくもりを残
し、園庭は、従来と同様、木々に囲まれ砂地で、芝生、池など、園児達に心を
育む園のキャッチフレーズである、「太陽と自然と友だちと、遊びを通して生
きる力を養う」保育に欠かせない環境となっています。
昨年から、園長は鍛冶礼子先生が勤めています。
  
学園の校訓は、
  誠 (なおく 至誠を基として中正の道を尚(とうと)ぶこと)
  明 (あかるく 明朗快活にして、責任を重んずること)
  和 (むつまじく 和衷協同して、苦楽をともにすること)
ですが、幼稚園では、やさしい言葉で、より具体的に、以下のような教育目標
を掲げています。
 
【教育目標】  
  ・じょうぶで、いきいきとした子ども
  ・自分から進んで遊びに取り組み、工夫して発展させる子ども
  ・友だちと力を合わせて活動できる子ども 
  ・物事を素直に感受し、喜びや悲しみを共感できる子ども
 
土の感触を楽しみながら体を鍛え、夢中になって遊べる環境から、共生の心を
育む保育の姿勢がうかがえます。それを裏付ける前園長の言葉があります。
 
 「太陽と土と友達」に恵まれた幼稚園生活の中で幼児期の体と心を育みます。
  日々の遊びや生活を通して基本的な習慣を身につけ、さまざまなことにチ
  ャレンジする意欲を育てます」
 
ところで、学園長 青木貞雄が、情報化社会について、かつて次のように話さ
れていました。
 
  「(前略) 昨今、ITという言葉で表現されているように、身の回りにはあ
  らゆる情報があふれ、いつでも・どこでも、瞬時にその情報は得られます。
  ますます、情報化社会は発展していくことでしょう。しかし、大切なこと
  は、それらの情報に惑わされることなく、自分にとって必要なものは何か、
  何が本物なのかを見分ける能力を養っていくことだと思います」
 
情報といえば、幼稚園や小学校の受験につき物の怪情報である「うわさ」もその
一つです。第三者から見れば、ほとんどが「そんなバカな!」と、笑って済ませ
るものばかりですが、当事者にとっては、深刻な問題になりかねません。妙な
うわさに心を惑わす前に、「何が本物なのか!」を見極める、冷静な判断力が大
切です。迷っている時、頼りになるのはお父さん方ですから、しっかりと手綱
を握ってあげてください。
 
昼食は、「保護者の方に手作りのお弁当を作っていただくことにより、親子の
関わりを大切にしています」との理由で、原則として弁当でした。小学校も弁
当持参ですが、購買部でも購入できるようになり、幼稚園も「わくドキらんち」
で週2回給食も行っています。
前にも触れましたが、弁当をきちんと作っているお母さん方の真心は、食べて
いる子ども達が、よく知っているはずです。なにしろ、世界に一つしかない、
専用のレストランで作られた、好みにあった弁当だからです。「親の手作り」
が少なくなっている時だけに、オーバーですが、幼児期の弁当は、親子の大切
な絆を作る、ほんの身近なひと時かもしれないとなると、手は抜けませんね。
 
併設の小学校には、内部での試験を考慮し、従来、希望者全員、進学していま
したが、入学定員を大幅に減らしたこともあり、今後は全員というわけにはい
かないのでは。昨年から新設された「Q&Aコーナー」をご覧ください。なお、
他校を併願する場合は、外部受験者と同じ扱いになります。
 
平成23年4月から、未就園児クラス「ふたば」を開園しました。
園のクラス名は、園庭にある木や花がその由来となっており、入園前の子ども
達は、ふたばの時期、「広い場所で、同年齢の子ども達が、満足するまで遊ぶ
ことを体験できる」、そんなことを願い生まれたクラスだそうです。おうちの
方と一緒に、室内や園庭で友達や先生と、制作遊び・リズム遊びや簡単なゲー
ムを楽しむものですが、当園への入園を確定するものではありません。    
 
また、平成24年4月より小学校と連携した「わくわくドキドキ」を短縮した
「わくドキプロジェクト」が始まりました。ホームページには、退任された小
学校の二見校長自ら、園児達に実験をする様子を紹介しています。
   
【募集人数】
  平成31年度 3年保育(3歳児)…約45名
         2年保育(4歳児)…約10名
【説明会】
  平成30年9月8日(土)・14日(金) 10:00~11:30 
  各組定員50名、事前に申し込みが必要です。
  園庭開放、保育見学、子育て講演会などの日時は、ホームページをご覧
  ください。
なお、出願は、平成28年度から「WEB出願」、ホームページからの出願
になっています。
 
【Q&Aコーナー】
Q 通園時間の制限はありますか?
A 制限はありません。市川市をはじめ、船橋市・松戸市・習志野市・千葉市
  ・江戸川区・荒川区・江東区等々、様々な地域から通園しています。
 
Q 通園バスはないと聞きましたが、送り迎えは保護者でなければいけないの
  ですか?
A いいえ、祖父母・親戚の方・シッターの方等の送り迎えも認めています。
  ただし、安全の為に事前に届けを出して頂いています。
 
Q 在園の方はどのように通園していますか?
A 徒歩・自転車・公共交通機関・自家用車など、それぞれのご家庭に合わせ
  た集団で通園しています。自転車の方には専用の駐輪場があります。車の
  方は駐車場の確保をお願いしています。
 
Q 預かり保育はありますか?
A はい、朝8時から保育後は18時まで、長期休業中は8時から16時まで、
  有料の預かり保育をしています。
 
Q 給食はありますか?
A はい。週に2回、月曜日と水曜日に「わくドキらんち」としてみんなで同
  じ「らんち」を食べる日を設けています。栄養士から食育の話を聞く日も
  あり、好き嫌いをなくすきっかけになっています。
 
Q 課外活動はありますか?
A 月曜日は「わくドキくらぶ」として、茶道・日舞・合気道など日本の伝統
  文化に触れる機会を設けています。火曜日は年中のスポーツクラブ、木曜
  日は年長のスポーツクラブがあります。又、平成27年度より金曜日に
  「リズム・アンサンブル」のクラブが始まりました。全て希望制です。
 
Q 卒園後の進学先はどうなっていますか?
A 進路は各ご家庭の方針によって決まります。年によって差がありますが、
  8割が併設の日出学園小学校、あと2割が他私立・国立小学校や公立小学
  校へ進学しています。
 
Q 併設小学校への推薦制度はありますか?
A 日出学園小学校第一志望者は、園長推薦により外部受験の方に先立って入
  学を認められます。また、入学金の優遇処置があります。
 
Q 入園の為に特別な準備は必要ですか?
A 特別な準備は必要ありません。3歳児4歳児として必要な生活を充分にす
  ることを心がけてください。
 
Q 幼稚園の見学はできますか?
A はい、できます。見学ご希望の方は、電話でお申し出ください。
 
Q 未就園児のクラスはありますか?
A 「ふたば」という名称で、親子で参加する2歳児保育を行っています。詳
  しくはホームページをご覧ください。
 
Q 文字や数字は教えないのですか?
A 教えています。子ども達は、興味を抱いた時に爆発的にしかも喜びをもっ
  て学んでいきます。自ら「わかった!」という喜びが将来の学習へ意欲的
  につながります。年少・年中期には、日常の生活や遊び、絵本の読み聞か
  せ等を通して、興味や関心を高めていきます。年長は幼小連携カリキュラ
  ムの下、小学校に進んでからの学びを促進する指導の中で文字や数を教え
  ています。
  (平成30年5月28日現在のホームページより)
 
 
 
 [ 昭和学院幼稚園 ]
 
本学院は、1940年(昭和15年)に昭和女子商業学校として発足し、現在、
幼稚園、小学校、中学校(2校)、高等学校(2校)、短期大学をもつ総合学園で、
幼稚園から短大まで、新築改装され、素晴らしい学園となっています。建学の
精神は、創立者、伊藤友作の定めた校訓「明敏謙譲」が示すように、「明朗に
して健康、自主性にとみ、謙虚で個性豊かな人間を育てる」ことにあります。
園長は、小学校の校長兼任の鈴木祐子先生です。
  
【教育目標】 
 幼稚園では、生活習慣を身につけ、集団生活への理解と態度を育てるととも
 に、豊かな情操と創造力を養い、心身の発達を助長します。特に子どもをの
 びのびと育て体力を高めること、また、「やるべきこと」「やってはならな
 いこと」をはっきり判断できる道徳心を養うことに努めます。
 
【幼稚園教育の5つの目標】 
  ◇ 健全な心身の基礎を養います。
  ◇ 人への愛情や信頼感を育てます。 
  ◇ 自然など身近な事象への興味や関心を育てます。
  ◇ 日常生活の中で言葉への興味や関心を育てます。
  ◇ 多様な体験を通して豊かな感性を育てます。
   
【教育の特色】  
  ○のびのび教育
    のびのびと遊ばせる中で、健康と道徳心を高める教育、一人ひとりの
    個性を伸ばす教育につとめています。
  ○体力づくり
    戸外遊び・散歩・リズム遊びなどで、丈夫な体を作ります。また体力
    の向上のために週1回専任講師による体育教室 (正課・課外)を開設
    しています。
  ○英語教室の開設
    国際語としての英語を獲得できるよう新英語プログラムを導入し毎日
    40分の英語教育を実施しています。
  ○図書コーナーの開設
    読み聞かせや絵本貸し出し・お母さん方への図書貸し出しを行ってい
    ます。
  ○園内給食の実施
    週3回みんなで同じ食材にふれながらバランスのよい給食を食べるこ
    とで、健康な心と体をはぐくむ食育につとめます。
  〇多彩な課外活動
    子どもたちの旺盛な好奇心に応える様々な課外教室を開講しています。
  〇預かり保育「おひさまクラブ」
    平日の8:00~9:00 14:00~18:00まで
    子育て支援のひとつとして、預かり保育を実施しています。始めまし
    た。
  ○未就園児の教育
    幼稚園にスムーズに入れるよう希望者を対象に未就園児の教育活動
    (ひよこクラブ・どんぐりクラブ)を実施しています。
  ○小学校との連携
    昭和学院小学校との連携を密接にし、進学のサポートをしています。
  ○短大との交流
    もこもこ・こどもセンターとの連携および教育実習生徒の交流を通し、
    幅広い社会性を身につけます。 
 
「やるべきこと」「やってはならないこと」をはっきり判断できる道徳心を養
う、「のびのびと遊ばせる中で、健康と道徳心を高める教育」とありますが、
とても大事なことです。「のびのびと遊ばせる」中で、社会性や協調性を育て
るのが、自由保育の目的です。そこには、みんなで守らなければならないルー
ルがあります。本来、子ども達は、ルールを守るのが大好きですから、「やる
べきこと・やってはならないこと」が、きちんと身につくのです。
しかし、「のびのび育てる」ことが、どうやら誤解されているようです。「の
びのび育てる」は、決して自由奔放に育てるのではないことを、ご両親はきっ
ちりと考えなくては、やがて「自己中」となって、子ども達に跳ね返ってきま
す。
また、「叱るべき時に叱らない育児」が、まかり通っている気がします。です
から、「やるべきこと・やってはいけないこと」が、身につかないのではない
でしょうか。何回も繰り返しますが、こういったことはご両親が、責任を持っ
て教えるべきです。もっとも、本メールマガジンをお読みになっている皆さん
方には、こういったことをないがしろにしていないと思いますが、いかがでし
ょうか。
 
また、本園の特色の中に、「図書室は、園児、母親に図書を貸し出し、機会を
設けて読み聞かせや読書を奨めています」とありますが、幼児期に大切なのは、
話の読み聞かせであり、親子の対話です。
道徳と同じように、情操教育の要は、ご両親の育児の姿勢です。よくいわれて
いる言葉に、「家事の好きな子に非行少女はいない」がありますが、これに
「読書の好きな子に非行少年、少女はいない」を加えてもいいのではないでし
ょうか。
こういったことは、幼児期の育児の姿勢、取り巻く環境が、大きな影響を与え
るものです。「三つ子の魂百まで」は、幼児期に体験したことは、大きくなっ
ても、その影響から逃れられないことをいっている、先人の知恵、「育児の鉄
則」ではないでしょうか。
 
ところで、本園の英語教育は半端ではありません。年少組 週1回 30分程
度、年中組 週5日 1回40分程度、年長組 週5日 1回40分、思わず
目を見張りますね。ホームページには詳しいカリキュラムも紹介されています
から、ご覧ください。
 
最近、希望者を対象にした未就園児の教育活動が増えてきましたが、本園では
「ひよこクラブ・どんぐりクラブ」を開設しています。地域の人々や小学校在
学中の保護者の要請に応えて始めたそうですが、母子で体操をしたり、歌った
り、絵を描いたり、制作をするなどして、楽しいひと時を過ごす会で、ステッ
プ1がひよこクラブ、十分に慣れるとステップ2のどんぐりクラブへ進むそう
です。また、平成25年度より、預かり保育「おひさまクラブ」を開設しまし
た。
いずれも詳しくは、ホームページをご覧ください。
 
【募集要項】
  平成31年度 年少組  約60名(男女)  
  年中組、年長組  若干名(男女)  
【見学会】
  平成30年6月19日(火)・7月13日(金)9:30~11:00
       自由見学・保育体験・園庭開放
【説明会】
  平成30年9月1日(土) 9:30~11:00
       自由見学・入園の話・園庭開放
       詳しくはホームページをご覧ください。
【Q&Aコーナー】はありません。
 
    (次回は「幼稚園の求める子ども像」についてお話ししましょう)
 

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