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さわやかお受験のススメ<現年中児 今から始める小学校受験>先手必勝といっても、あおっているのではありません

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        「めぇでる教育研究所」発行
2021さわやかお受験のススメ現年中児 今から始める小学校受験
            第2号
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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先手必勝といっても、あおっているのではありません
             
創刊号を含めて10月まで17回配信できますが、この間に家庭でやらなけれ
ばならないことをしっかりと行い、身につけることができれば、11月から始
まる幼児教室の新年長クラスでの学習は、お子さんにとって楽しい教場となる
はずです。
これから6つのことについてお話しますが、どれから始めるかといった優先順
位はありません。
子ども達は幼稚園や保育園で、国語、算数、社会といったように、教科別に時
間を区切って学習しているわけではありませんが、あらゆる事柄に、先生や友
達と様々な関わりを持ちながら学んでいますから、ご家庭でも臨機応変に取り
組んでいただきたいと思います。
 
★お子さんは、自力でどのくらいのことができますか。
 基本的な生活習慣のことです。
 朝起きてから夜寝るまで、お母さんはどのくらい手を貸しているでしょうか。
 「自力でできることがたくさんあるお子さんの知的な能力は高い」といわれ
 ています。
 また、3歳過ぎてお子さんのやっていることを見て手を貸し、口を出すのは、
 過保護、過干渉の育児といわれ、お子さんの自立を妨げます。
 皆さん方はいかがでしょうか。
 
★お子さんは幼稚園や保育園へ通うことを楽しみにしていますか。
 社会性や協調性といった集団生活への適応力です。
 光塩女子学院初等科の説明会では、社会性のお手本はご両親とおっしゃって
 いました。
 「少し元気がありすぎるようですね」などといわれていませんか。
 「元気な子と無作法な子は違う」「明るい子とけじめのない子も違う」とも
 いわれていますが、お子さんはいかがですか。
 
★お子さんはお母さんの目を見て話を聞き、話をしていますか。
 話の聞ける子は相手の目を見ていますが、その瞳は輝いています。
 話をする子の表情は、いつも楽しそうです。
 幼稚園や保育園、外から帰ってきたときに、「ママ、あのね!」と話しかけ
 てきますか。
 そして、きちんと聞いてあげていますか。
 後で詳しくお話ししますが、「小学校の入試でもっとも大切なこと」と覚え
 ておいてください。
 
★折り紙やあやとり、点図形やお絵描きに興味を持っていますか。
 色を塗る、紙を切る、折り紙を折る、紐を結ぶ、糊で貼る、箸で摘むなどの
 手作業は、その年齢にふさわしい発達を遂げるもので、その時期を逃すと苦
 手意識を持ち、手をださなくなるともいわれています。
 また、点図形は、書写の基本練習にもなっており、多くの学校で出題されて
 いる訳は、ここにあるのです。
 絵は心の窓ともいわれ、描かれた1枚の絵からお子さんの情緒の発達状態も
 わかります。
 入試問題に絵を描かせる学校が増えていますが、絵はスケッチブックとクレ
 ヨンを与えて、すぐ描けるものではありません。 
 また、「手は第二の脳」ともいわれ、知的な能力の発達と深い関わりを持っ
 ています。
 お子さんは、「塗る・切る・折る・結ぶ・貼る・摘む・書く・描く」といっ
 た手作業に興味を示していますか。
 
★数量に関して直感力は働きますか。
 入学試験というと数量の問題が重視されているようですが、子ども達は数字
 を使い加減乗除で答えを出すわけではありません。
 直感で多少を見極めることから始め、○を使って答えを求めます。
 お子さんに、クッキーが3つと5つの入った皿を見せ、「多い方を食べてい
 いですよ」といったとき、数えることなく5枚のクッキーの入った皿を取る
 ことができるでしょうか。
 また、容量が同じ2つのコップの一方に、少しだけ多く入れておき、「多い
 方を飲んでいいですよ」といったとき、さっと多い方のコップを取れるでし
 ょうか。
 これは、決して卑しいことではなく、「about(アバウト) おおよそ
 の感じ=直感力」で判断した結果で、数量に関しては、まず、こういった直
 感力が働くことから始まります。
 お子さんは、いかがでしょうか。
 
★5分も歩かないうちに「おんぶ!」などといいませんか。
 現代っ子は、スタミナ不足といわれています。
 なぜ、赤ちゃんは「はいはい」を繰り返し、繰り返しするのでしょうか。
 ご存知のように、やがて歩き始めるための筋肉の鍛錬になっているのです。
 幼児期には、敏感期といわれる「もっとも著しく発達する時期」があります。
 言葉の敏感期を逃すと、映画に出てくる動物に育てられた子供のように話の
 できない人間になってしまいます。
 筋肉も同じで、身体全体を使い、遊ぶことで発達するものです。
 小学校に入ると余分なエネルギーをかけない省エネ運動を覚えますが、幼稚
 園、保育園時代は全力で身体を動かします。
 お子さんは、部屋で一人だけで遊ぶ省エネ運動に入っていませんか。
 
以上6つの項目を挙げてみました。
問題がなければ、ご両親の育児の姿勢にぶれはなく、お子さんは順調に育って
いるといえます。
「入学試験を控えている子どもにとって、知的な能力を鍛える項目がないよう
に思えますが」と心配なさる方もあるかもしれません。
ご安心ください。
こういったことがきちんとできるお子さんの知力は、十分に発達しているもの
です。
なぜなら、こういったことはすべて、自力でやらなければ身につかないことば
かりで、そのためには、試行錯誤を積み重ね、考え、工夫し、自発的に挑戦し、
自分のものにしているからです。
「自分のものにする」、これは幼児が自力で身につけた知恵です。
その知恵を土台にして、知的な能力は発達していくものです。
 
お母さん方も得意な料理は、レシピを見ないで、調味料も計量カップを使わず
に、作っているのではないでしょうか。
試行錯誤の結果、ご主人やお子さんが好む料理にできあがっているはずです。
それと同じです。
知的な訓練だけを先行させるのは、ともすると、その時期に必要な成長を支え
る、大切な手順を抜くことになり、なかなか理解できないことが起きがちで、
そこから苦手意識が幅を利かせることになるのです。
「プロセスの重視」、幼児の学習は育児と同様、プロセスをなおざりにするこ
とはできません。
かつて桐朋小学校の説明会で、「私どもは試験といえどもプロセスを重視して
います」とおっしゃったことがありますが、皆さんはどうお考えでしょうか。
来週から、6つの領域の基本的な学習のプロセスについてお話していきたいと
思います。
 
西日本豪雨災害から一年。過去の災害の復興もままらぬうちに、先日も九州地
方の大雨のニュースに不安が広がりました。幸い、大きい被害は報告されなか
ったようですが、私も被災の経験があり、泥流、土石流、流木、どれも恐ろし
いものです。いっときも早い復興を願ってやみません。
  (次回は、「基本的な生活習慣」についてお話しましょう)
 

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さわやかお受験のススメ<現年中児 今から始める小学校受験>創刊号

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2021 さわやかお受験のススメ
現年中児 今から始める小学校受験  創刊号
 
一時、小学校の受験者が減ったこともありましたが、ここ数年、増加する傾向
にあり、2019年4月には、東京農業大学稲花(とうか)小学校が世田谷に
開設され、小学校も増えています。
現在、全国の私立小学校は213校、関東地方は、東京都54校、神奈川県3
1校、埼玉県5校、千葉県10校、茨城県7校の計107校(東京都教育委員
会 30年度版より)となっています。
 
私学には独特の建学の精神、教育理念、伝統と歴史があり、宗教教育、男女別
学、大学(高校)までの一貫教育制度などが歓迎され、そういった環境のもと
で教育を受けさせたいと考えるご両親が増えているからではないでしょうか。
 
さらに、小学校側も、様々な計画を実施していますが、最も注目されているの
は、田園調布雙葉小学校や日本女子大学附属豊明小学校などが、幼児教室対象
の学校説明会を開催したことではないでしょうか。
日本女子大学附属豊明小学校は、今年も2月に開催し、学校の求める子どもと
その家庭像を公表しましたが、いわゆる名門小学校が、学校をアピールする会を
持つなど考えられないことでした。
 
また、学童保育、アフター・スクールが充実したことも見逃せません。
記憶に間違えがなければ、初めて取り組んだのは、ノーベル賞をめざして開校
された さとえ学園(さいたま市)ではなかったでしょうか。複合型教育と命
名され、正課の授業後、特色あるアフタースクールプログラムを多数開発した
もので、習い事を含め、全て学校内でやってしまうシステムです。初めて訪れ
たとき、校内に水族館があり、度肝を抜かれたものでした。
 
その後、淑徳小学校、昭和学院小学校、聖徳大学附属小学校(最長19時、自
家用車でのお迎え可)、そして日本女子大学附属豊明小学校が「JWUほうめいこ
どもクラブ」を、聖心女子学院初等科が「ジョアニークラブ」を、国府台学院
小学部も少し目的は違いますが「オリーブグリーンルーム」を開設し、一層の
充実を目指し、共働きの家庭を応援する貴重な制度に成長しています。
受験者が増えてきたのも、こういった共働きの家庭を応援する学校の姿勢が、
歓迎されているのではないでしょうか。
 
最近、家庭での学習と公開模擬テストの受験だけで、幼児教室へは年長の夏休
み頃から通い、無事合格と考えるご両親のいることも事実ですが、その結果、
あと一歩足りなかったと悔やむご両親の増えていることも確かなのです。学校
側は、定員割れをしても厳しい態度で評価をする姿勢を見せていますし、専願、
推薦でも、入学が叶わないケースも出ています。
 
「入試に必要な知識や礼儀作法なるものを泥縄式に詰め込み、『受験準備、事
足れり』と考えるのは、誤りであることに気づいてほしい」
 
これはあるミッション系の校長先生が、バブル経済全盛期頃の、「何が何でも私
学へ」と過熱気味の受験準備を鋭く批判した言葉ですが、ここが小学校受験の
難しいところなのです。やはり年中から時間をかけ、無理なく準備することが
大切で、7月から10月の4ヶ月間は貴重な準備期間でもあるのです。
 
「泥縄式では通用しません」、その意味を一つ一つ解説し、お子さんには何が必
要なのか、そして学校を選ぶご両親には何が求められているかについて、じっ
くりと説明し、納得していただき、お子さんにとって最もふさわしい学校へ入
学していただけるようになることが、本メールマガジンの狙いです。
 
「教育の道は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、社会の教えで
実がなる」、これは明治初期の頃文部省が高等科(現在の5、6年生)の家庭に配
布したものだそうですが、学校選びは、「芽生えた芽に、どのような花を咲かせ
るか」に尽きるのではないでしょうか。
 
「明日は今日より昨日より」を目標に、「ゆっくり、じっくり、しっかり」と一
緒に頑張ってみませんか。微力ながら応援させていただきます。
 
                めぇでる教育研究所 所長 藤本 紀元

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