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めぇでるコラム : 2017幼稚園受験: 2016年1月
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2017さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第12号
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名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(2)
来週は、節分ですね。
孫が2歳の時、「パパが、鬼のお面をかぶって、そっと部屋に入ってきたら、
もうびっくりしちゃって、大泣き。豆まきどころではなかったわ」と娘は笑い
ながら電話してきましたが、怖がらないように、楽しく演出してあげましょう。
特に、男の子は怖がりですから(笑)。
この他の国立附属の幼稚園は、以下のとおりです。
【東京学芸大学附属幼稚園 竹早園舎】
★教育目標★
本幼稚園では、いろいろな個性を持つ子どもたちの交流を通して、豊かな人間
理解を根底とする社会性の芽生えを培うことを基本とし、幼児が主体的に行動
できる環境を通して、自主性・創造性を育て、健康・明朗で個性豊かな民主的
人格の芽生えを培うことを目標とするものである。これを受けて竹早園舎では、
・自分なりのやり方で一生懸命に取り組む
・友達と共感しあう
・自分の役割を最後まで果たそうとする
を教育目標としている。
募集園児数は、男児15名・女児15名 計30名。
通園地域制限は、願書提出の時点で保護者とともに東京都23区内に居住し、
自宅から本園まで、幼児が徒歩または公共の交通機関を使用して35分程度ま
でで通園できる者で、入園後もこの地域内に保護者とともに居住する者。ただ
し、受験のための一時的な住所の変更(寄留)は一切認めないとなっています。
選抜方法は、抽選で第一次選抜合格番号発表、第二次選抜、発育総合調査、第
三次選抜で抽選。
平成27年度の入園調査の結果
募集人数 男女 各15名
応募数 男 269名 女 281名
第一次合格者数 男 25名 女 24名
抽選合格者数 男 15名 女 15名
(平成27年1月26日のホームページより)
【東京学芸大学附属幼稚園 小金井園舎】
★教育目標★
人や身近な環境にかかわる中で、自主性と創造性を持ち、明るくのびのびと自
己発揮する子どもを育てる。一人一人を生かす保育。
・感動する子ども
・考える子ども
・行動する子ども
募集園児数 三歳児 約50名 うち若干名は障害のある幼児とし、選考は別
枠で実施。
通園地域制限は、指定した通園区域内(小金井市の一部、国分寺市の一部、小
平市の一部)に願書提出当日に在住する者で、保護者または代わりの者が付き
添い、徒歩で通園できる者となっています。
選抜方法は、第一次検定は抽選、第二次検定は面接と観察。
なお、障害のある幼児の入園志願者募集については、ホームページに紹介され
ていますのでご覧ください。
ところで、東京学芸大学附属の小学校は、竹早小学校、大泉小学校、世田谷小
学校、小金井小学校と四校あって中学まで進めますが、高校は一校しかありま
せんので、それぞれの中学校から約五分の三しか進級できません。成績優秀な
生徒だけが集まりますから、合格実績がさん然と輝きます。
平成27年度は東大54名(54名)、慶大109名(42名)、早大169
名(37名)合格、( )内は進学者数。一時、高校進学辞退者もいて東大
の合格実績も下降気味と報道されていましたが、この実績が魅力になっている
のは間違いないでしょう。
【千葉大学教育学部附属幼稚園】
★教育目標★
・明るくすなおな子ども
・進んでとりくみやりぬく子ども
・考える子ども
・協力しあう子ども
募集人員は三歳児、男児約14名、女児約14名、四歳児、男児約14名、女
児約14名。
通園地域制限は、出願時現在、千葉市の下記指定地域に保護者とともに住居し
ている者。
中央区、稲毛区(園生町は京葉道路からJR総武線寄り)・花見川区・美浜区・
若葉区殿台町(高品交差点から千葉若葉消防署殿台出張所前を結ぶ道路以南)。
選抜方法は、第一次選考、第二次選考(抽選)。
なお、応募者の公表はありません。
【埼玉大学教育学部附属幼稚園】
★具体的目標★
子どもの自らのびる力を育てる。
・健康で明るくたくましい子ども
・自らすすんで人とかかわり友達と仲良く遊べる子ども
・のびのびと表現し、創造性豊かな子ども
募集人員は三年保育、男女計約20名、二年保育は、附属小学校の定員数の削
減により平成25年度(平成24年11月実施)から、男女計約10名に変更
されました。
通園地域制限は、通園区域内に、公示日現在、保護者と同居していて徒歩で通
園できる者。
さいたま市浦和区(常盤・高砂・元町)、南区(別所・鹿手袋)、桜区(西堀)、
中央区(大戸・新中里)など、詳細は募集要項をご覧ください。
選抜方法は、第一次検査、第二次抽選。
なお、応募者の公表はありません。
国立附属幼稚園の場合は、地域指定や通園方法にも徒歩などといった条件があり、
平等を期すために考査前や合格後に抽選のあることがもどかしいところでしょう。
「抽選があるから」と早くから準備をされない方もいるようですが、抽選で受験
資格を得てからでは、せっかくのチャンスを無にすることになりかねません。ご
両親には面接の対策を、子ども達には「お母さんのもとを離れても楽しいことが
ある」ことをきちんと体験しておく必要があります。
(次回からは、私立の幼稚園についてお話ししましょう)
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(1)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2017さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第11号
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名門幼稚園の保育方針 国立附属幼稚園編(1)
降りましたね。川越は初雪で15cm程積りました。「今年の天気予報は当た
らないから」と油断をし、プランターを屋根の下に入れ忘れ、ビオラやパンジ
ーは雪に埋もれ姿を消してしまいました。花は動けないだけに、きちんと世話
をしてあげなければ、花を愛でる資格なしですね。(反省)
今回から3月にかけて、名門幼稚園の保育方針などを紹介しましょう。
紹介する幼稚園は、国立附属を除き、筆者が入園説明会へ参加した幼稚園であ
ること、そして募集人員は平成27年秋に実施したものであることをお断りし
ておきます。
最初に、悠仁様が通っていたお茶の水女子大学附属幼稚園から紹介しましょう。
ご存知のように悠仁様は、お茶の水女子大学附属小学校へ進学されました。
【お茶の水女子大学附属幼稚園】
国立のお茶の水女子大学、私立の日本女子大学といえば、我が国、女子教育の
最高学府。そのお茶の水女子大学の附属幼稚園で、自由保育の発祥の園です。
地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅から徒歩十分足らずの所にありますが、文京区の文
教地域だけに、朝などは幼稚園児から大学生で大混雑をします。お茶の水は幼
稚園から大学まで、東京学芸大学附属竹早は中学まで、筑波大学附属小学校、
そして跡見学園があるからです。
この幼稚園に入るのは大変です。例年、男子は倍率20倍、女子となると30
倍を越し、同附属の小学校の女子は例年70倍前後のようですから、まだ、い
いのかもしれませんが、この倍率を聞いただけで遠慮したくなります。
教育の目的、姿勢の中に、自由保育の真髄が述べられています。
★教育の目的★
お茶の水女子大学附属幼稚園は入園した幼児を保育して、心身の発達を助ける
事を目的としています。特に、次のような子どもに育てようとしています。
・からだがじょうぶで、元気がよい。
・自分のことは自分でする。
・友達と仲良く遊ぶ。
・ものごとにいきいきとした興味を持つ。
・思ったことをはっきりと話し、人の話をよく聞く。
・創意工夫したことを楽しんで表現する。
本幼稚園は、お茶の水女子大学の附属として幼児教育の理論と実際に関する研
究をします。本幼稚園は、お茶の水女子大学学生にとっての保育、教育の実習
と研究の場であります。本幼稚園は、研究や保育の実際を公開して、幼児教育
の進歩向上のために貢献します。
★教育の姿勢★
本園では、幼児期の特性を踏まえ、それぞれの子どもが自分でやりたいことを
見つけ、自分から人や物や環境にかかわって遊びに取り組んでいくことを重視
しています。従って一日の過ごし方は、その子どもの興味や関心によってそれ
ぞれに異なります。一人ひとりの思いに沿った生活の自然な流れを大切に考え、
同じ事を同じ時に、どの子どもにも教え込むようなことはしていません。その
時々に、一人ひとりに合わせた指導を行って、個々の子どもの興味や意欲、自
ら考え行動する姿勢を育てようとしています。意欲を持って自分から始めた遊
びを十分行うことを通して、子ども達の中に充実感、満足感がもたらされます。
その充実感、満足感は、保育者との信頼関係、友達との様々な触れ合いなど、
人との関係の中でより大きなものになっていくと考えます。自然な生活の中で、
人と人が十分触れ合い、多様な感情を体験していくことが大事なことだと考え
ています。
国立附属の幼稚園だけに、誰でも入れるわけではありません、応募資格があり
ます。
保護者と同居し、幼稚園からおよそ半径3km内で、荒川区、北区、新宿区、
千代田区、台東区、豊島区、文京区と指定地域があり、徒歩または公共の交通
機関で通園できるものとし、上記の条件を満たしていない場合は、たとえ出願
しても入園資格はないものと決められています。
「保護者と同居」は、都内に住む祖父母の所へ、住所を移すだけでは受験でき
ないことであり、「出願しても入園資格はない」とは、上の条件を満たしてい
なければ、たとえ合格しても入園を認めないということです。
募集人員は三年保育、三歳児男女各約20名、二年保育、四歳児は男女各約
10名。
平成27年度は、三歳女児375名(約19倍)、三歳男児261名(約13倍)、
四歳女児272名(約27倍)、四歳男児179名(約18倍)ですから、ま
さに狭き門であるわけです。
(データは、平成26年秋に実施されたもので、平成28年1月15日現在の
同幼稚園のホームページより転載したものです)
さらに、選抜の方法が厳しいのです。
第一次検定が抽選です。
何とか受験資格の幸運に恵まれても、合格の保証はありません。
第二次検定は試験と親子面接を受けます。
抽選後、試験まで一週間ほど間があります。
現在は両親面接ですが、かつては保護者一人でしたから、お母さん方にはたい
へんな時代がありました。
そして第二次検定を通過しても、最後の関門が控えています。
第三次検定は、またしても抽選があり、当選者が入園候補者になります。
第二次検定は、行動観察と親子面接です。
行動観察といっても、子ども達は好きなおもちゃなどで遊びが中心ですから普
段着でいいわけです。
もちろん、初めての場所で遊びますからかなり緊張します。
しかし、幼児教室や塾へ通い、「お母さんのもとを離れても楽しいことがある」
ことを知っていれば、子ども達はすぐに対応できます。
問題は、お母さん方です。
両親面接といっても、多くの場合はお母さんが一人で参加しているようです。
「合否の鍵は、私の面接次第ではありませんか!」
気の弱いお母さんは、胃が痛くなるほどプレッシャーがかかるそうです。
抽選に当たってからの準備では、当然ですが間に合いません。
「抽選があるから」と安易に考えずによく研究をされ、心の準備をしてから願
書を出しましょう。
教育目標に書かれているのは、幼児教育に関していろいろな実験をし、その成
果を見に全国の幼稚園の先生方が見学に来ますし、幼稚園の先生を目指す学生
さんの担当する実習時間もあり、普通の幼稚園では考えられない保育があるこ
とです。
いろいろな実験とは、単純に考えるとデータがほしいわけです。
「こういう保育は、どうだろう?」
という理論に、どのような反応があるか知りたいのですから、積極的に応えて
くれる子ども達が歓迎されるというわけでしょう。
さらに、見学者が大勢やって来ます。
周りの雑音に左右されずに順応できる子でしょう。
過保護、過干渉な環境で育てられた子ども達には合わないでしょうし、神経質
な子だと、正直にいって疲れはてるのではないでしょうか。
やはり、心身共に健康な子ども達ということでしょう。
女の子にとっては、入園できれば本人の努力次第で、内部特別進学で天下のお
茶大に進める道もあるようですからお母さん方が熱く燃えるのも無理のない話
ですね。
このように国立附属の幼稚園は、一般の幼稚園と同様に幼稚園教育を行うほか、
附属幼稚園として大学の連携のもと、学生の教育実習を行うと共に、幼稚園教
育の内容、方法について実証的、実験的教育を行う使命を持っていますから、
入園を希望するご両親は、この主旨をしっかりと理解し応募すべきですね。参
考までに、昨年の説明会の日時を紹介しておきましょう。
平成28年度説明会
日 時 平成27年9月12日(水)1.10:30~ 2.13:30~
場 所 同女子大学講堂
子供同伴不可。園舎、園庭見学無し。質問不可。
時刻厳守、定刻後の入場不可。
(次回は、この他の国立附属幼稚園を紹介しましょう)
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>保育方針を知ること、これがはじめの一歩です
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「めぇでる教育研究所」発行
「2017さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第10号
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保育方針を知ること、これがはじめの一歩です。
バブル経済全盛期の頃、閉園される幼稚園のある中で、倍率10倍前後の難関
を突破しなくてはならない幼稚園もあるという、妙な現象が起きたことがあり
ました。中学校、高校、大学までの一貫教育制度をとる幼稚園や小学校の受験
です。この現象を「受験戦争の低年齢化」とマスコミは取り上げ、テレビでN
HKが「お入学」を、TBSでは「お受験」を放映し、いわゆる「お受験騒動」
が起きたのでした。
受験戦争という言葉から、ねじり鉢巻きで勉強する幼児の姿が浮かんできそう
ですが、幼児教育の専門家が指導する教室では、そんなことはありえない話な
のです。一時のお受験騒動は影をひそめたとはいえ、妙なうわさは根強く残っ
ているようです。怪情報なるものに心を惑わされないためにも、「幼稚園の受
験とは、どういうものか」について、お話ししましょう。
お母さん方の関心の的は、どのような子どもを歓迎しているかではないでしょ
うか。
うわさの一つに、何でもできる頭のよい子があります。これが本当であれば、
受験準備は大変です。しかし、受験生は、2、3歳の幼児ですから、そんなこ
とは信じられません。
2、3歳の幼児の知的能力の差など、具体的に出るのでしょうか。まだ、明ら
かな差など出ない時期だと思います。
ですから、入園テストは、子どもの知的な能力だけを判定するわけではありま
せん。自分のことは自分でやっていこうとする意欲や能力が、集団生活をスム
ーズに送れる適応力などが、年齢にふさわしく育っているか、また、通園し、
園の生活を楽しく過ごせる体力が、どのくらい身についているかをみていると
思います。
つまり、園側が望む子どもとは、「元気で、明るく、子どもらしい子」です。
元気は、心身共に健康な子です。
明るくは、円満な家庭で育てられた、情緒の安定している子です。
子どもらしいとは、年齢にふさわしい発育をしている子です。
例えば、この時期に身につけておきたい基本的な生活習慣をみても、お母さん
がお子さんの月齢や成長に合わせ、無理をせず、ゆったりと、大らかな気持ち
で育てていることがわかるお子さんです。
こういったことは、育児の結果として表れるものです。子ども達は、ありのま
まの姿を、試験会場で正直に見せてくれるそうです。まだ、人間を始めて2、
3年です。いろいろなことができなくて、当然でしょう。ですから、入園テス
トの判定は、親の面接がポイントになるわけです。
ここを誤解すると、とんでもない受験準備をすることになるでしょう。問題集
を買いこんで、受験用の知識なるものを詰め込むなどは、その典型的な例です。
とにかく、お母さん方は、偏差値教育の洗礼を受けた元受験戦士だからです。
繰り返しますが、受験生は、2、3歳の幼児です。そのようなことをする前に、
やることがあります。将来、どういったお子さんになってほしいか、そのため
には、どのような教育環境に入れてあげるのがいいのか、このことです。そし
て、ご両親の意見が一致すれば、どの幼稚園がふさわしいか、保育の方針や学
園全体の教育環境などを知ることです。
こんな話を聞いたことがあります。
「お父さんにうかがいましょう。なぜ、この幼稚園を選ばれたのですか。志望
理由をお聞かせください」
「はい。保育施設、環境がすぐれていますので、のびのびと個性を育ててくれ
ると思い、志望させていただきました」
いかがでしょうか、幼稚園を選ぶ理由になっているでしょうか。
これでは、どこの幼稚園にも当てはまります。個性を育てたいとおっしゃって
いますが、個性のない回答になっていませんか。昔と違い、どこの幼稚園も保
育施設は充実しています。名門といわれる幼稚園は、都心の一等地や環境のす
ぐれた所にありますし、都心から離れれば、武蔵野の面影を残す素晴らしい自
然に恵まれた所にあります。
ところで、平成4年度から施行された「幼稚園教育要領」により、保育の方針
は一斉保育から自由保育となり、一人ひとりの個性を伸ばしていく保育に変わ
りました。自由保育といっても、自由奔放な保育ではありません。大胆に言え
ば、みんなで一斉に同じことを強制的にやるのは止めて、自発的に活動できる
ようにする保育です。
例えば、知識や理解力を培うにも、自分自身で考え、工夫する機会や経験をた
くさん持たせ、自分勝手な考え方ではなく、客観的なものの見方や考え方を身
につけるように指導することです。従来のムチを振りながら歌を教えるといっ
た童謡「すずめの学校の先生方式」である他律の保育ではなく、自律を培う保
育です。次回紹介するお茶の水女子大学附属幼稚園の教育目標には、このこと
がきちんと書かれています、当然ですが。
ですから、過保護や過干渉な環境の育児では、どこの幼稚園からも歓迎されな
いことになるわけです。それを証明するために、応募者の多い幼稚園の保育の
方針を、幼稚園案内などに書かれていることだけではなく、入園説明会で、ど
のように話されているかなどを紹介しましょう。名門といわれている幼稚園で
は、何とも素朴な保育を目指しています。それが当然なのです。幼稚園は、勉
強をする所ではなく、保育をする所です。保育とは、「幼児を保護して育てる」
ことです。
生まれて初めて、親のもとを離れても楽しいことがたくさんあることを知り、
自立心や協調性、社会性など集団生活への適応力を育む所です。しかも、ほと
んどの幼稚園が、「給食無し、通園バス無し、短時間保育」です。制服、制帽
のない幼稚園さえあります。
早期教育にはまり込みやすいお母さん方にも、是非、読んでほしいと思います。
誤解されると困りますが、私はすべての早期教育が駄目だ、止めなさいと言う
のではありません。
子どもには、それぞれの適性があり、育っていく環境も違います。音楽、芸能、
スポーツなどは、親の遺伝もあるかもしれません。そこを見極めた上での早期
教育も駄目だとは言いません。私が言うのは、ごく普通の子ども達のことです。
知的な能力だけを高めようとする知育偏重型のバランスを崩した育児です。
名門といわれる幼稚園では、どのような保育が行われているかを知ってもらえ
れば、今、お子さんに何が必要なのかを、わかっていただけるのではないでし
ょうか。どこの幼稚園も大切にしているのは、心の教育、情操教育です。そこ
を理解してもらえればと思います。
今、お子さんは、そういう時期にさしかかっているからです。
育児に、教育に、ご両親は、信念を持っていただきたいのです。先程も申し上
げましたが、どういったお子さんに育てたいのか、このことです。受験準備に
だけ心を奪われる前に、きちんと話し合うべき問題なのです。なぜなら、幼稚
園受験のはじめの一歩は、ここから始まるからです。
次回から入園説明会で聞いた話を中心に、保育の方針などを解説しましょう。
なお、紹介する幼稚園は、国立附属を除き、筆者が入園説明会へ参加した幼稚
園で、選択した理由は何もありません。
(次回は、国立大学附属幼稚園についてお話ししましょう)
さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>ご家庭で伸ばせる基本的な能力開発(2)
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「めぇでる教育研究所」発行
「2017さわやかお受験のススメ<幼稚園受験編>」
第9号
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ご家庭で伸ばせる基本的な能力開発(2)
明けましておめでとうございます。
秋には吉報が届きますように頑張りましょう。微力ながら応援させていただき
ます。
初詣、お出かけになりましたか。
大きな門松をご覧になったと思いますが、文句なしに、すごい秘密が隠されて
います。植物界の代表が、勢揃いして正月を迎えているのです。ご存知でした
か。
○植物界
□花が咲き種を作る(顕花植物)
種が裸のもの………………裸子植物………………………………松
種が実の中にあるもの……被子植物 葉が1枚(単子葉類)…竹
葉が2枚(双子葉類)…梅
□花は咲かせず胞子で増えるもの(隠花植物)………………………裏白
(裏白は鏡餅の下に敷くもの)
松竹梅というと、寿司屋さんなどでは、「上中並み」と同じように値段を表す
ために使っていますが、こういう素晴らしい意味があるのです。本当に不思議
ですね。「なるほど!」と納得するだけではなく感動しませんか。昔から受け
継がれているものには、それなりの意味があるのです。
(拙著 メルマガ さわやかお受験おススメ 保護者編(10)号より)
本題に入りまして、前号の続きをお話ししましょう。
(5)推理・思考の領域
幼児の「推理・思考」は、「なぜ、なぜ、どうして?」と疑問の目を向けはじ
めることから始まります。
大切なのは、遊びです。
夢中になって遊んでいる子は、どうすればもっと楽しく遊べるかを工夫してい
ます。
「どういう遊びをしようかな。これをやってみよう。あまり面白くないな」
といったように、無意識の内に「計画し、実行し、評価する」ことを繰り返し
ているのです。
遊びに没頭できるのは、好奇心が旺盛だからです。
自分で考え、それを実現することで得る快感を、たくさん体験しているからで
す。
そこから、推し量る力、考える力などが育ってきます。
4から6ピース程のパズルなども、同じものをあきもせずに、繰り返し遊んで
いませんか。
それも、幼児には大切な学習になっているのです。
夢中になって遊んでいるときは、静かに見守るように心がけましょう。
(6) 観察力の領域
2歳になると模倣の時期に入ります。
模倣の基本は、ものを見る力、観察力です。
スプーンを上手に使えるようになるまでの過程を思い出してみましょう。
お母さんのお手本を見ながら、真似をしたのではありませんか。
目で見た情報が脳に伝わり、脳からどの筋肉を動かせばよいか指示が出ても、
うまく手先が反応しません。
再び観察して、新たな指令が脳から手先に伝わる、この試行錯誤の連続ではな
かったでしょうか。
五感をフルに活用し、脳に伝わった情報を、どのように処理すべきか、こうい
った高度な活動をしているわけです。
お母さんのやっていることを、じっと見つめていることが増えているのではな
いでしょうか。
そういった時は、お母さんの真似をしたいのですから、素振りが見えたら、
「ゆっくり、ゆっくり」繰り返し見せてあげることが大切です。
その際、「こうやって、ああやって」などの言葉はかけない方がいいでしょう。
まだ、動作と言葉の二つの情報を同時に処理するのは、難しい段階だからです。
「ゆっくりと丁寧に」を心がけてください。
(7)手先の巧緻性の領域
3歳ぐらいになると、はしが使え、ハサミも使えるようになります。
2歳の模倣の時期に、自分の意志で動かせる筋肉、随意筋を使うことを学習し
てきましたから、さらに、いろいろな筋肉を動かしたくなるものです。
ところが、現代っ子は、不器用と言われています。
子どもを取り巻く環境が、あまりにも便利になりすぎ、筋肉を使っていないか
ら発達しないのであれば、これは恐ろしいことです。
(6)で説明した五感でつかんだ情報を脳が処理し、さまざまな筋肉に伝え、
それを表現する訓練ができていない結果ではないでしょうか。
もっと手先を使う作業を、遊びや生活の中に取り入れてあげましょう。
紙を両手でちぎったり、ハサミで切ったり、シール遊びなどをやってみましょ
う。
折り紙も絶好の教材で、簡単なものをお子さんと一緒に折り、興味を示し始め
れば、きちんと折る習慣をつけたいものです。
積み木や砂場遊びも、格好な教材です。
泥んこ遊びは、お母さん方には、いやな遊びのようですが、砂から立体を組み
立てる想像力と創造力を駆使した、すばらしい学習になっています。
手や足が汚れた時、水で洗いきれいにするのは、清潔感を身につける、大切な、
大切な基本的生活習慣の一つです。
本来、泥んこ遊びや砂場遊びをいやがる子ども達は、いないはずです。
不器用さを嘆く前に、手先を使う機会を奪っていないか、チェックしてみまし
ょう。
(8) 表現力の領域
幼児は、興味を持つと、観察し、考え、それを表現しようとします。
表現方法も、言葉、身体、絵画、音楽、作文など、年齢や発達段階によりいろ
いろと変化します。
言葉は2歳前後から急激に増え、4歳前後から会話にも不自由しなくなるとお
話しましたが、身体表現も言葉が増えると無駄な動作がなくなり、幼児なりに
洗練されてきます。
問題は絵画、お絵描きでしょう。
線のなぐり書きから始まり、直線、曲線、円が描けるようになると、頭から手
足がニョキニョキと出ている絵を経て、身体が描けるようになっても、手は肩
から真っすぐに伸びたままの電信柱型であり、やっと人間らしくなるのは、年
長になってからではないでしょうか。
絵を描くのは、本当に時間のかかるものです。
このことを、よく理解して対処しなければ、お子さんは、絵を描くのを苦手と
するようになりがちです。
忘れてならないのは、お子さんの描く絵は、その時点で最高の作品であること
です。
その証(あかし)とは大げさですが、お子さんが何かを描いているときは、何
かつぶやきながら、いかにも楽しそうではないでしょうか。
巧拙にこだわらずに、楽しく表現しようとする意欲を培うことが大切です。
何が何だかわからない線や点のなぐり書きでも、何かを描きたい気持ちが働い
ていることを見逃さないようにしたいものです。
(9) 運動の領域
本来、子どもは、身体を目いっぱい動かして遊ぶことが大好きです。
しかも、全力をあげて取り組みます。
消費するエネルギーの量にこだわらないのは、この時期だけです。
小学生ぐらいになると省エネ運転に変わり、無駄遣いをしなくなります。
しかし、都市では広場が姿を消し、安全な遊び場が少なくなり、出生率の低下
から、同年齢の子ども同士が遊ぶ機会も減ってきているようです。
3年保育が過熱気味なのも、こういった背景があるのでしょう。
スイミング教室やスポーツクラブなどが盛んに利用されているようですが、子
どもにとって楽しいのは、何といってもご両親と遊ぶことです。
忙しいお父さんにとって休日は貴重な時間でしょうが、お子さんと一緒に健康
な汗を流しましょう。
大好きなお父さんと遊べば、楽しい雰囲気の中で運動能力を高め、使うべき筋
肉を鍛えることができます。
それが、お父さん方にとっても、気分転換にもなるはずです。
(次回は「保育の方針を知ること、これがはじめの一歩です」についてお話し
しましょう)
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