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2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★学校説明会で確かな情報を (3)

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2015さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第49号)
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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学校説明会で確かな情報を (3)
★紹介したい説明会でのエピソード(2)
 
説明会情報
 成蹊小学校 
  第1回 6月28日(土)10時00分から2時間程度
                  於 小学校体育館
  第2回 9月 6日(土)午前の部 10時00分から2時間程度
                  午後の部 14時00分から2時間程度
                  於 成蹊大学4号館ホール
 雙葉小学校 説明会申し込み受付中 6月20日(金)消印有効。
 詳しくはホームページをご覧ください。  
 
3年前の49回目のメルマガでは、「説明会速報 立教小学校(6月9日)」
を紹介していましたが、これこそ「こんなことがあったんだな」とエピソード
の一つになってほしいものです。
 
震災に対していろいろと対応を考えている。
校舎は古いが理論上は震度7に耐えられる建物、震度5以上の予知情報が校内
に流れるようになっている。
乾パン二千食、水や毛布の備蓄もあり、グランドの奥にある水車小屋の下には
井戸があり水は豊富。立教大学が通勤難民四千人あまりを収容、乾パンを配り、
学生食堂では炊き出しをした。池袋周辺にいれば安全を確保できるので心配い
ただくこと
はない。現在、停電になっても発信できる緊急メールを準備している。
大学院には放射線物理学科の専門の先生がいて、給食の食材、水道水の放射能
値を測定するなど、学院の組織的なバックアップもあるので安心できる体制に
ある。
            (緊急メールは現在完備されている)
 
さて、説明会へお子さんを連れてこないでほしいと明言している学校もありま
すが、そういった条件がある場合は別として、お子さんを会場へ連れていかな
ければならない事情のある方もいます。
1時間から2時間ほどかかる学校もありますから、子どもは退屈します。
 
ある年の説明会の会場で、後ろの所に子ども達が遊べるような空間があったの
です。
そこで、子どもが走り回りはじめました。
うるさいのですが、親が注意をしません。
見かねた校長さんが、
「元気な子と不作法な子は違います」
とおっしゃったのですが、それでも注意する親が現われません。
学校の教育方針と違うことをやっていることに気づかないのでしょうか。
もっとも、出るに出られなくなってしまったのかも知れません。
 
これは、その逆の話ですが、赤ちゃんを胸に抱いたお母さんが、会場の外の廊
下で立ったまま話を聞いていました。
恥ずかしい話ですが、「遅刻しないように」などとおこがましくもアドバイス
している私自身が、渋滞に巻き込まれ5分ばかり遅刻したことで、偶然、この
光景に出会ったのでした。
先生との話の様子から、会場へ入るようにすすめられても、辞退しているよう
でした。
終って廊下に出た時、何と同じ所にお母さんはいるではありませんか。
約1時間半、大変だったと思います。
この学校の教育方針は、「心身ともに強く、心のやさしい子」の育成です。
 
この話も機会があれば、必ず、紹介することにしています。
 
育児ないないづくし
暖房きかせて寒さがない        冷房きかせて暑さがない
おやつが過ぎて空腹がない       歩かせないので疲れがない
おもちゃのやり過ぎで興味がない    テレビの見過ぎで考えない
何でもホイホイ我慢がない       点数以外に関心がない
わかっているけど行わない       これではまともに育たない 
育児を「育自」と置き換えて、育児を通して育自するお母さんを求めます。
 
こうおっしゃっていました。
育自は誤植ではありません、自らを育てることです。
「育児を通して育自するお母さんになりましょう」と何やら偉そうに私は言っ
ていますが、種を明かせば、その根拠はここにあるのです。
 
次の話は、あるミッション系の学校でうかがった話です。
母親の学歴が高くなる一方で、育児が下手になっているといわれています。
核家族化、少子化の進む環境のもとでの育児ですから、決して母親だけの責任
ではありません。
しかし、バブル経済全盛期の頃に聞いた話ですから、考えさせられてしまいま
す。
子どもを取り巻く環境は、あまり変わっていないどころか、むしろ悪くなって
いると思われるからです。
文言は正確ではありませんが、以下のような話でした。
     
現代の価値観は多様化したとはいえ、世界各国のシスターから、日本人といえ
ば、商売に道徳は無用とばかりに、自己の利益だけを求めるイメージが強くな
るばかりと聞かされています。その歪みを正すのが教育に携わる私たちの使命
です。教育が、こうまで荒廃した原因は、あまりにも豊かになり過ぎ、お金が
評価の基準になって、そこには精神的な絆がないからです。教育の危機は、心
を大切にしないことから発しています。
学卒のママが多くなる一方で、いたわり合う心、思いやりの心を持った子が少
なくなっているのはなぜでしょう。それは、心を育てるより知識を与えること
に夢中になっているからです。無理に知識を詰め込もうとすると過干渉になり
がちで、素直な感情を押さえつけ、その結果、子どもの心は屈折してしまうの
です。
 
20数年前に、すでに過保護、過干渉な育児の弊害を指摘しています。
これは小学校受験だけではなく、早期教育や稽古事にもいえるのではないでし
ょうか。
子どもが、あることを学習するために、ふさわしい成長をしていない状態で、
いろいろなことを詰め込むのは、幼児に適した教育とはいえないと思います。
 
では、幼児期にふさわしい教育とは、立教小学校の田中司元校長の話を紹介し
ましょう。
田中先生は、平成17年に諸橋先生と交代されましたが、諸橋先生も病で引退
され、今は西村校長先生になっています。
 
0歳から6歳までの幼児期は、人間の一生でいちばん大切な時期です。最も大
切なのは、対話です。子どものいうことをよく聞き、やりたいことをしっかり
とつかむことです。親がしっかりと聞いてくれ、受けとめてくれることで、子
どもは安心感を持ちます。人間にとって安心感ほど大切なものはありません。
対話の反対は沈黙ではなく、命令と要求です。家庭内で対話が成立する、これ
が育児でいちばん大切だと思います。
 
次は、本の読み聞かせです。現代の情報は映像で入ってきます。
映像は視覚と聴覚を通して、瞬時にわかる反面、頭の中でイメージを作る想像
性が欠如していく気がします。読み聞かせる母親の、話しかける父親の言葉を
聞きながら情景や動物、人間の姿を思い浮べることが、人間にとっていちばん
重要な能力だと思います。イメージする力を育てることは、文学的な分野と考
えがちですが、自然科学的な発想は、少ないデータをもとに発展させ、それぞ
れの世界をイメージすることでできたわけです。分子や原子は、どんな格好を
しているか、太陽はどんな姿をし、宇宙はどのようになっているか見た者はい
ません。わずかな情報から科学者が創ったイメージの世界です。読み聞かせは、
子どものイメージする力を育てるとともに、子どもの世界を一緒に楽しむ豊か
な時間でもあるのです。
 
3番目は、ご家庭の中に自然を楽しむ文化をもってほしいのです。神様が創っ
た自然の美しさ、素晴らしさにかなうものを、人間は作っていないと思います。
気をつけないと、人間が作ったものだけに囲まれて生活することが可能な時代
になりました。土を踏んだことのない子もいます。土、石、葉っぱ、虫、砂と
いった地球を作っていく素材を、子どもが肌で感じることが大切です。休日に、
森や海岸、川原や野原へ、弁当とシートを持って出かけ、自然って美しいな、
風って気持ちがいいぞ、葉っぱはきれいだ、石ころにはいろんな形があって面
白いな、何もプログラムを作らずに、ゆったりと、そこにいるだけで素晴らし
い、そういう自然の楽しみ方、それは非常に高い文化ではないかと思います。
 
対話、読み聞かせ、自然を楽しむ文化、考えさせられることばかりですが、お
母さん方は、「対話と読み聞かせ」については、ついこの間までキチンと実行
していました。
お子さんの赤ちゃん時代です。
何もわからない乳飲み子に、一所懸命、話しかけませんでしたか。
赤ちゃん言葉を懸命に理解しようとしませんでしたか。
こういった姿は、無償のほほ笑みと共に、この世で最も美しい姿といわれてい
ます。
ところが、受験準備に夢中になりすぎると、「命令と要求」の日々になりがち
です。 
でも今は、大丈夫なのです。
心配なのは、夏休み以降です。
 
ちなみに、田中元校長が就任した年から、立教小学校のペーパーテストは廃止
されました。
昨年も多く男の子が苦手とする、音楽に合わせて体を動かすテストがあり、思
わず笑ってしまいましたね。
照れ屋で気が弱く繊細な神経の子が多いからです。
運動会で楽しくダンスをしているのは女の子ではないでしょうか(笑)。
今年の説明会では、田代教頭が脳科学者の話を例に、18歳をこえると脳の成
長の差はなくなり、それまでは女子の成長が速いので、小中高が別学で、大学
は共学が理想的教育環境、「手前みそながら」と自慢されていましたが、なる
ほどと納得できました。
別学が禁止されていたアメリカでは2006年に法が改正され、公立の学校で
別学を選択できるようになったそうです。
 
最後に、平成9年6月に、白百合学園幼稚園が、創立以来、初めて説明会を開
催したときにうかがった話を紹介しましょう。
幼稚園を受験されるお母さん方への話ですが、小学校の受験も、基本的には同
じことだからです。
 
あいにくの雨の中、熱心なお母さん方が、およそ500名、幼稚園のプレイル
ームは、立錐の余地なしといった状態でした。
(第2回目からは、学園内の講堂で行われています)
校訓である三訓、「従順、勤勉、愛徳」の説明、モンテッソーリ教育の目的、
敏感期、縦割り保育のメリットを話された後に、幼稚園側が望む子ども像につ
いて、次のように話されたのでした。
 
私どもの希望しておりますのは、小さいときから、入園テストですとか、面接
テストを受け訓練されることではなく、むしろ日常の生活の中で、特に、お父
さま、お母さまの、生きたお手本の中で育てられたお子さま方、それから年齢
相応に基本的な生活習慣が、これは、まだ、完全にできませんから、ある程度、
身についているお子さま、明るく、素直で、いきいきしたお子さま、そういう
子ども達を期待しております。
 
いかがですか。
「お父さま、お母さまの生きたお手本の中で育てられたお子さま方」云々は、
幼稚園、小学校の受験は、まだ、中間報告ですが、お子さんを通して、ご両親
の育児の集大成を判定しているということです。
 
ところで、小学校の受験は、「はじめにご両親の育児の方針ありき」とお話し
ましたが、その根拠となっている話を紹介しましょう。
残念ながら、今では手に入りませんが、慶應義塾幼稚舎が願書に同封していた
小冊子「第一学年入学志願者心得 入学受験について」に書いてあったことで
す。
 
甚だ当たり前のことであるが、子供は手塩にかけて育てるものである。
「両親が手塩にかけて、心を尽くして育ててきた我が子を、受け取らない学校
があるなら、行かなくても一向に差し支えない」
というように考えられないものであろうか。
 
学校説明会は、建学の精神や教育理念を話すだけではなく、こういった育児に
ついての話があることから、小学校の受験は、ご両親の育児の姿勢が問われて
いることが、おわかりいただけたと思います。
問題集だけを頼りにし、机の上だけで受験準備はできません。
子どもは、ご両親の作った環境で育っていきます。
基本的な生活習慣やあいさつ、言葉遣い、運動能力といったものは、ご家庭で
きちんとやっていかなければ、幼児教室や塾などで、受験に必要なノウハウの
指導を受けても身につかないでしょう。
 
だらだらと食事をし、衣服の着脱ができないようでは、暁星小学校のような俊
敏性を求めるテストに対応できません。
 
すぐ疲れておんぶをせがむようでは、筑波小学校のような熊歩き(四足歩き)
をやれといってもできないでしょう。
 
自立心や意欲が培われていないと、かつての白百合学園小学校のように立った
ままで試験を受けることも難しいのではないでしょうか。
 
過保護になっていれば、積極的に取り組まなければならない幼稚舎のような、
行動観察型の試験をクリアできるとは考えにくいことです。
 
学校側が試験を通して知りたいのは、「知育、徳育、体育の三つの能力が、就
学前の子どもにふさわしく、バランスよく培われているか」であり、知的な能
力だけを判定しているのではありません。
こういった能力を育み、意欲のある子に育てるのはご両親であり、試験を受け
るのはお子さん自身ですが、判定されているのはご両親であることを納得いた
だけたのではないでしょうか。
 
梅雨に入りました。
涼しい日もあれば、真夏日や猛暑日があり、不順な天候が続いています。健康
管理には十分、注意してあげましょう。
(次回は、「よくある質問」についてお話しましょう)
 

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