めぇでるコラム

2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★小学校では、どういった子ども達を歓迎しているのでしょうか

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第5号)
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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小学校では、どういった子ども達を歓迎しているのでしょうか
 
2回にわたり、基本的な生活習慣と集団生活への適応力の大切なことをお話し
ましたが、今回は、そういったことを踏まえ、学校側は、どういった子ども達
を求めているか考えてみました。
これからあげる10項目こそ、小学校が求める子ども像になるのですが、10
項目に優先順位はなく、それぞれが順調に育っていることが大切です。
来年の4月、年長になる頃を目指して頑張りましょう。
その時に、小学校への入学条件についてお話しをする予定です。
ところで、現在、お子さんは、どの程度身についているでしょうか、チェック
してみましょう。
 
 1. 話をきちんと聞き、相手にわかるように話せる。
 〔話を聞く姿勢と話す力〕
 2. ある一定の時間、椅子に座って作業ができる。
 〔持久力、意欲、自己制御力〕
 3. お絵描きや制作などに楽しみながら取り組める。
 〔想像力、創造力〕 
 4. 絵本や物語を読んでもらうことを楽しみにしている。
 〔豊かな心の働き、情操の発達〕
 5. 自分のことは自分で行い、健康な生活リズムが備わっている。
 〔基本的な生活習慣〕
 6. 幼稚園(保育園)の先生や友達と楽しみながら生活している。
 〔社会性〕
 7. ある目的のために友達と工夫し、協力しながら活動できる。
 〔協調性〕
 8. 両親、先生、友達との約束を守れる。
 〔社会性〕
 9. 善いこと悪いことの分別が身についている。
 〔善悪の判断〕
10. 体を動かし夢中になって遊べる。
 〔身体の発達と運動能力〕
 
もし、皆さん方が、小学校の先生であるとすれば、こういったことが身につい
ているお子さんを歓迎するのではないでしょうか。
このような発育を示すお子さんは、幼稚園や保育園での生活を楽しく過ごして
いるはずです。
通うのを楽しみにしていれば、上にあげた10項目は、自然とはぐくまれるも
のです。
それが就学前の子ども達を保育する目的だからです。
 
子ども達は、遊びを通し、さまざまなことを学習していきます。
たとえば、1.の話を聞く姿勢や相手に伝える力は、二人で遊びながら、どの
ようにして相手に自分の考えを伝え、また相手のいうことを理解すればいいか、
試行錯誤を繰り返し、いろいろと修正しながら、やっとのことで思ったような
遊びにつなげることができるわけです。
学習したことは記憶されますから、次の遊びのときの礎、下敷となり、新たな
遊びを生んでいくことになります。
 
このように子ども同士は、大変な努力をし、学習しています。
相手が複数になり先生も参加すると規模もぐんと大きくなり、6.7.8.に
発展し、社会性や協調性といった集団生活への適応力がはぐくまれていくわけ
です。
 
2.の持久力に加え、自己制御(統制)セルフコントロールは、集団生活でもっ
とも大切なことですが、どうやら現代っ子は、苦手としているようです。
幼稚園は自由保育ですから、余程のことをしない限り、制約を受けることはあ
りませんが、学校生活は一斉授業ですから、一定時間、椅子に座ることができ
なければ、勉強に参加できません。
 
最近の脳科学者の研究によると、「我慢する、わがままを言わない」といった
自己制御力は、3歳ぐらいまでに培われ、それを過ぎると「臨界期」といって、
どうにもならなくなり、集団生活に適応できなくなるといわれているようです。
その原因は、過保護の育児にあるのではないでしょうか。
幼稚園や保育園での生活を通して体験を積み、きちんと身につけなければ、困
るのはお子さんであることに気づいてほしいですね。
 
前回もお話しましたが、重要なことですから繰り返しますが、「うちの子の集
団生活は、どうでしょうか」と幼稚園や保育園の先生に聞いてみましょう。
「多少、問題がありますね」といった返事があった場合は、お子さんのためで
す、育児の姿勢や、お子さんを取り巻く環境がどうなっているか、真剣にチェ
ックする必要があります。
おそらく、5.の基本的な生活習慣にも問題が出ているのではないでしょうか。
 
3.4.は、情操の領域ですが、話の読み聞かせや対話が十分に行われていれ
ば、自ずと育まれるもので、ご両親の愛情が十分に注がれ、叱る言葉も少なく
なっているはずです。
これらに関しては、「ご家庭で楽しくできる受験準備」で詳しくお話します。
 
最後の身体的な発達は、遊びを通して鍛えられるもので、この時期の子ども達
は、全力で運動をし、筋肉を、頑張る精神力を鍛えていきます。
私が子ども達の指導から身を引いたのは、子ども達の動きについていけなくな
ったからです。
お子さんが、体を動かすことを苦手とするようでしたら、お父さんに協力して
もらい、一緒に遊ぶように心がけましょう。
今の時期に省エネ運動をしているようでは、来年の秋には、いい結果は出ない
と思います。
何といっても、心身ともに健康であることが、受験に参加できる条件でもある
からです。
 
ところで、10項目には、いわゆる「知的な能力の開発」といったことには触れ
ていませんが、こういったことが順調に育っていれば、知力も年齢相応に、い
や、それ以上に発達しているといえます。
反対に、知的な能力だけが優れている場合は、この10項目のどれかに、不自
然な成長が見られるのではないでしょうか。
 
受験準備に対応できるためには、幼稚園や保育園の大好きな子どもに育てるこ
とです。
それほど、幼稚園や保育園は、子どもの人格、性格を形作り、さまざまな能力
をはぐくむ大切な環境なのです。
あまり重視せずに、受験勉強やお稽古事などで保育時間を十分に活用していな
いと、偏った生活環境を作ることになり、お子さんの成長に悪い影響を与える
ことにもなりかねません。
 
かつて、仙川にある桐朋幼稚園の園長先生は、説明会でこうおっしゃったこと
があります。
「幼稚園は、小学校の下請けではありません。入園したからといって、必ずし
も小学校へ推薦入学できるとは限りません」と。
これは、園児の生活は、幼稚園を中心にしてほしい。
お稽古事などで早退しがちで、保育状態が十分でなければ、推薦しないという
意味です。
 
また、ミッション系のある小学校では、「入学後のお子様の生活は、学校を中
心に過ごせるようにしてほしい。お稽古事などを優先する場合は、そういった
ことを専門に指導している学校を選んでください」とおっしゃったことがあり
ました。
就学前には幼稚園や保育園の園舎が、入学後は小学校の学び舎が、子どもの成
長に欠かせないものであるかが、十分に伝わってくる話ではないでしょうか。
 
机の上で問題集を頼りに勉強をする前に、今、お子さんにもっとも大切なのは、
幼稚園や保育園の生活を充実させることなのです。
遊びを通して、試行錯誤を繰り返し、たくさんの体験を積むことで、10項目
を身につけることができます。
 
お子さんは、幼稚園や保育園へ通うことを、楽しみにしていますか。
元気に通っていれば、とりあえず、問題はありません。
それが、受験準備の大切な礎になっていることを、ご理解いただきたいと思い
ます。
(次回は、「幼児に必要なのは、勉強ではなく学習です」についてお話しまし
ょう)
 

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