めぇでるコラム

さわやかお受験のススメ<小学校受験編>合否の鍵を握るのは、お父さん方の志望理由 2

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        「めぇでる教育研究所」発行
 2017さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
             第64号
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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合否の鍵を握るのは、お父さん方の志望理由 2
 
前回に続き志望理由と9月以降の説明会情報をお伝えします。
 
国府台女子学院小学部
1.宗教教育 2.別学 3.高校までの一貫教育 4.賛同できる教育方針
試験の難しさから、千葉の白百合学園などとおっしゃるお母さん方もいます。
高校からの大学進学状況を見てもうなずけますね。
 
校是である「敬虔・勤勉・高雅」をどのように解釈するかがポイントでしょう。
大変難しい言葉ですが、わたし流に考えると以下のようになります。
「敬虔」は、仏につつしんで仕えることから、深く敬って態度をつつしむこと。
「勤勉」は、努めて骨を折ることから、何事も一生懸命。
「高雅」は、気高く雅(みやび)やかなことから、誰からも愛される気品。
 
このように置き換えてみると、「つつましく、一生懸命に頑張る、心のやさし
い子」といった子ども像が浮かんでこないでしょうか。そういった子に育って
ほしいと考え、育児の基本としているご両親であれば、学校の教育方針と一致
していることになります。
以前、校是を俳句もどきに、
      ひたむきで つつしみぶかく みやびやか
などとお母さん方に紹介したこともありました(笑)。
説明会場である寿光殿の右側にある図書室の前に慈母観音像が安置されていま
す。バチが当たるかもしれませんが、まさに「ひたむきで つつしみぶかく 
みやびやか」なお姿で、学園のイメージではないでしょうか。作者は、広島平
和公園の「祈りの像」で知られている著名な彫刻家、横江嘉純氏です。
 
日出学園小学校 昭和学院小学校など。
1.共学 2.高校までの一貫教育 3.賛同できる教育方針
昭和の場合、平成14年まで、中高は別学でしたが、15年から共学になりま
した。
「共学が自然だ」とおっしゃる方が少ないのですが、日出学園の場合は、「男
女共学が自然」
と設立趣意書にも掲げられています。ゆとりのある12年間の共学制度、これ
も大切な志望理由になります。
 
また、両校とも、国語教育に力を入れていることも忘れてはならないでしょう。
日出学園の創立当初からの図書館教育、蔵書は2万冊を超え、本に親しむ機会
に恵まれています。校舎見学の時に、私が読みたいと思っていた、みすず書房
から出版されている「日本伝説体系」15巻があったのにはびっくり。そして、
一点一画、丁寧に指導を受けている書写、この点をきちんと整理しておきたい
ものです。
 
昭和学院の伝統でもある読書教育、その一つである「視写」、ご存じですか。
小説などの名文をその通りに書き写すことですが、駆け出しの頃、仕事先のあ
る編集者から、「松本清張の短編を視写してごらん」と言われ、表現の技法や
構成の仕方、表現のルールなどを覚え、大変勉強になったことを思い出します。
私の経験では、名文を覚えますし、漢字を覚え、語彙も増え、字もうまくなり、
素晴らしい学習になっていると思います。
両校とも、HPで確認しておきましょう。
 
国立学園小学校 聖徳学園小学校(男子の場合)
1.共学 2.小学校までの一貫教育 3.賛同できる教育方針
目指すは中学校受験、「有名中学校受験のため」とあからさまには言えませんが、
その勉強に取り組む姿勢、方針に賛同することはないでしょうか。模擬面接で
も、「小学校時代は通学に無理をさせずに、心身ともに強くなる中学受験で挑
戦させたい」と考えるお父さん方が多いのですが。
 
こういったように、1から3、4について、期待することをまとめ、さらに、
校訓など学園全体の方針に賛成していることを整理すれば、視野も広くなり、
理解を深め、志望理由も万全なものになるのではないでしょうか。そのために
も、もう一度、各小学校のホームページにアクセスしましょう。新しい情報や、
見落としていたことなどを発見できるかもしれません。
 
そして、お父さん方にお願いしておきましょう。
小学校受験の合否の鍵は、「お父さん方の志望理由5割、お子さんの成長度5
割」と言われています。慶應義塾幼稚舎や桐朋小学校など面接を実施していな
い学校もありますが、志望理由がはっきりとしなければ合格はむりでしょう。
可愛いお子さんのためです、最善の努力をしてください。
その努力とは、「志望理由など質問事項を想定し、口答できちんと言えるよう
にすること」です。願書に書かれたことをそのまま覚えてお話しするのは不自
然ですし、それが原因でうまく話せないケースが多くみられます。
なぜでしょうか。それは、願書に書かれた文章は書き言葉であり、話し言葉に
なっていないからです。
また、いくら素晴らしい回答を練り上げても、言葉で表現、声を出してお話し
できなければ、どうにもならないのが口頭試問だからです。声を出して読んで
ください。不自然なところはすぐにわかります。
 
ところで、慶應義塾幼稚舎が作文や面接を止めた理由は、「傾向と対策的な表
現が多くなったから」とおっしゃったことがありましたが、紋切り型の回答が
多くなったからでしょう。桐朋小学校、桐朋学園小学校も面接をやりませんが、
かつて桐朋学園の鈴村校長は、「私どもが面接をやらないのは、例えば、お父
さん方に『趣味をお聞かせ下さい』とお尋ねしても、例え競輪、競馬が大好き
でも、『読書と音楽鑑賞です』とおっしゃるのではないでしょうか。ですから
面接をしませんが、私どもはお子さんを2日間お預かりしますから、そこでい
ろいろなことがわかるのですよ」と、例によって文言は正確ではありませんが、
こうおっしゃったことがありました。面接をしなくても、お子さんがご両親の
育児の姿勢をきちんと見せてくれるということです。面接も同じことが言えま
す。メッキは剥げます。ですから、お子さんに不自然な言葉遣いになるような、
大人の考える模範回答なるものを教え込むべきではありません。
 
そして忘れてならないのは、受験は、お子さんのためとはいえご両親の希望で
始めたことです。お子さんは、この1年もしくは2年、一所懸命に頑張ってき
たのですから、その努力に報いるべきではないでしょうか。頑張ってください。
最後のダメ押しとして、面接の質問についてその意図を解説した「お父さん、
お母さんの受験対策」(幼稚舎をはじめ25校の小冊子)をお勧めします。詳
しくは当研究所のHPをご覧ください。
 
例年、ここで9月以降の説明会情報をお知らせしていましたが、今年は、暁星
小学校が残っていますが、これといってお知らせする情報はありませんでした
ので、初等教育の基本について、幼稚舎と成蹊小学校で毎年、聞くことのでき
る話を紹介しておきましょう。
 
慶應義塾幼稚舎 大島誠一舎長
 戦後すぐに、幼稚舎長を務め、今の幼稚舎の理念を作られた吉田小五郎先生
がおられたが、先生は、次のように述べられている。
「神さまは、よくしてくださったもので、学校の成績が悪くとも、他に優れた
ことをたくさん授けてくださったことに気づかずにいる。例えば、ひょうきん
でお友達に人気がある、図画や工作がうまいとか、けんかに強いとか、木登り
が上手だとか、かけっこが速いとか、おばあさんに親切だとか、動物が大好き
で世話をよくするとか、言葉がきれいだとか、物事を熱心にやるとか、人の悪
口を言わないとか、これだけで、もう立派なんですよ。成績が悪いだけで、劣
等感を持つことはありません」
戦後、すぐですからもう70年前の話になります。
 
「教育にオールマイティな方法はありません。それぞれのご家庭の教育方針の
どれが良いかということは言えないのです。人はそれぞれの父母から受けた価
値観によって、人格は形成されます。ですから、どの価値観が正しいか、間違
っているかということは言えません。それより自分が持っている価値観を、ど
うやって我が子に伝えていくかということが、大切になってくるのではないで
しょうか
           (平成28年7月9日 於 自尊館)
自尊館のロビーには、福澤諭吉の「人生萬事戯来戯去」の書が掲げられていま
す。間違っているかもしれませんが、わたし流に解釈すれば、「たかが人生、
されど人生だが、何事にも懸命に取り組め」という意味ではないでしょうか。
 
成蹊小学校 大葉 繁 学校長
「これまでの教育は、あまりにも子どもを可愛がり過ぎたと思います。甘やか
し過ぎたのです。そして、大切な子どもを意気地なしにしてしまったのです。
子どもは、もちろん、可愛いに違いありません。可愛いからこそ、しっかり訓
練して、物の役に立つように仕立て上げなければならないのです。可愛いから
こそ、うんといじめ抜いて、真剣になるような気分を作ってやらねばならない
のです。
 子どもを可愛がるには、2つあると思います。1つは近いところを見て可愛
がるもので、他の一つは遠い将来を見て可愛がることです。近いところから見
て可愛がれば、いきおい子どもの言いなりにして、わがままをさせるでしょう
が、遠い将来に幸福になれと祈る上からは、幼少時から、少しずつでも苦労さ
せるのが薬というものです。(可愛い子には旅をさせよ)
 次に、何事にも自奮自励の精神をもってあたらしめ、自分のための教育だと
いうことを、小さい時からしっかり会得させたいと思います。教育は、自分自
身の発達進歩のために、自分から進んで受くべきものだということが、本当に
分かりさえすれば教育の基礎は成功したと思ってよいと思います。ですから、
自学自習の習慣を確立させることが、小学校教育の根底です。この根底を作る
のが、我が成蹊小学校の使命であると考えます」。
             (平成28年9月3日 於 成蹊大学4号館)
 
成蹊は、今年創立101年を迎えましたが、この話は設立趣意書の一部ですか
ら、101年前の話になります。少しも変わらないどころか、悪くなっている
感じさえしますね。文中の「いじめ」は、言うまでもありませんが「鍛える」
の意味です。両校の教育に対する姿勢は、お子さんの初等教育に対する心構え
の参考になるのではないでしょうか。
 
もうすぐ、本番です。心身ともに健康で迎えられるように頑張りましょう。
(次回は、「直前の心構え」についてお話しましょう)
 

よく聞かれる質問にお答えします

来週はクリスマスを迎えますが、いろいろ訳ありなんですね。
街にはジングルベルのメロディが流れ、至る所、赤、緑、白の3色で飾られま
すが、赤はキリストが人類のために十字架に流した血の色、緑はキリストの永
遠の命を象徴する色、白はキリストの純潔を表す色。クリスマス・ツリーは、
アダムが楽園から持ってきた「善意を知る木」で、キリストを表す不滅の生命
の木。ツリーの天辺に飾る星は、キリストが生まれたときに輝いた星で「ベツ
レヘムの星」といわれていますが、どの星かは不明。クリスマス・リースは柊、
刺はキリストの受難、赤い実はキリストの流した血を表したもので、節分で使
う柊とは別種。そして、クリスマスはキリストの誕生日ではなく、聖書の中で
も、その日を特定していません。ご存知でしたか、信者ではない私は、つい最
近まで知りませんでした(笑)。
(拙著 メールマガジン さわやかお受験のススメ 保護者編(6)
 12月11日号より)

今回は、読者の皆様からよく聞かれる質問を編集した『さわやかお受験のスス
メ 小学校受験 Q&A編(100問)』から抜粋したものを紹介しましょう。

Q「問題集をやりたがらないのですが、無理にでもさせた方がいいでしょうか」

A「教室から配布される家庭用の学習か、過去に出題された問題集での勉強か、
状況がわかりませんが、問題集を使っての家庭学習の場合をお話しましょう。
 
幼児の場合は、問題集を開いて、即、勉強とはなりません。
赤ちゃん時代を思い出してください。
例えば、歩くことを考えても、いきなり歩けるようになったわけではなく、は
いはいをし、つかまり立ちをし、歩いては転ぶことを繰り返し、やっと歩ける
ようになったはずです。
幼児が一つの能力を身につけるには、それにふさわしい体験を積むことにより
習い学ぶ、体験学習が必要です。
中高大学の入試と小学校の受験準備の異なるのは、勉強と学習の違いにあると
いえます。
勉強は、字のごとく「強いて勉める」であり、学習は「習い学ぶ」ことです。
幼児は、体験していないことは理解できません。
ですから、問題集を嫌がるのは、自分で体験していない領域のことをさせられ
ているからではないでしょうか。
泳げるようになると、十数年泳がなくても機会があれば泳げるのは、体が覚え
ている、中枢神経系に属しているからだそうです。
教室での宿題であれば、体験したことの復習ですから、苦にしないはずです。

『なぜ、嫌がるのか』、その点を見極め、無理をしないことが大切です。」 

Q「幼稚園の先生から、話をきちんと聞いていないといわれているのですが」

A「小学校の受験で最も大切なのは、話を聞く姿勢を身につけることです。
ペーパーテストのプリントを見ても、答えはダミーも含め、すべて出ています
が、設問はどこにも書かれていません。
中高大の試験のように、『苦手な問題は飛ばして後でやろう』など、できない
相談です。
文字を使えませんから、スピーカーから流れる言葉を聞き取り、素早く対応し
なければならないのです。
行動観察型のテストも同様で、先生の言葉を聞き、理解し、迅速に活動しなけ
れば、得点になりません。
幼稚園の先生にいわれる迄もなく、ご家庭でもサインは出ているはずです。
まず、お子さんの話をきちんと聞いてあげましょう。
話を聞いてくれるのは、子ども達にはとてもうれしいことなのです。
そこから、お子さんは「話はきちんと聞くものだ」ということを学習している
のです。
そして、本をたくさん読んであげましょう。
好きな本であれば、お子さんは静かに聞くはずです。
『話をきちんと聞きなさい!』と柳眉を逆立て、何回いっても改まらないでし
ょう。
話を聞く姿勢は、言葉のキャッチボール、楽しい会話と、お子さんが興味を持
っている本を読んであげる、本の読み聞かせなどから身につくものだからです。」

Q「同じ本を何回も読んでくれとせがむのですが、記憶力が弱いのでしょうか」

A「そんなことはありません。
お子さんは、読んでもらった話が面白いから、一所懸命に覚えているのです。
読んでもらったときは、『面白いな!』といった漠然としたイメージが、繰り
返し読んでもらうことで、物語を少しずつ覚え、小さな木が、時を経て成長す
るように、今では、かなりはっきりと話の筋を記憶しているものです。
完全に覚えてしまうと、次の本へ移っていくはずです。
一人になったとき、ぶつぶつと何やらつぶやきながら、本を見ていないでしょ
うか。
お母さんに読んでもらった話を、思い出しているのです。
また、読んであげている途中に、突然、『そこまでで、いいです』ということ
はないでしょうか。
一人で思い出しながら読んでいるときに、忘れてしまったのか、そこをはっき
りさせたくて『読んでください』と来るわけです。
これは大変なことで、言葉を覚えることで語彙は増え、物語を記憶することで
表現する力もついてきます。
話を聞く姿勢をきちんと身に付けることは、小学校受験で、もっとも大切なこ
とですから、根気よく読んであげましょう。
文字を習い、自分で読めるようになると、もう『読んでください』と来なくな
りますから。」

Q「読んだ後に感想を聞いても、きちんと答えられないのですが」

A「読んだ後に感想を聞くのは、まだ、早いと思います。
先にも触れましたが、1回だけ読んでもらい、きちんとした感想をいえないの
は、その本に対するイメージが、まだ、できていないからです。
何回か読んでもらうことで、次第に固まってきます。
そこまで待ってあげましょう。
ですから、1回だけ読んで、『面白かったでしょう』『何が面白かった』とい
った話かけは、するべきではありません。
また、よく聞く話ですが、お母さん方は、子どもの頃に読んでもらい、面白か
った本を読んであげることがあるようです。
それはいいのですが、『どう、面白かったでしょう』と聞いたことはないでし
ょうか。
そんな時、お子さんは、『……?』となったのではありませんか。
まだ、しっかりとイメージ化ができていないと、答えようがないからです。
2、3回読んだ後で、聞くようにしましょう。
ただし、『お母さんは、おばあちゃんに読んでもらい、こういったことを学ん
だのですよ』と、お母さん自身の感想をいうのは、いいのではないでしょうか。
『ママは、こういったことを感じたんだ』と、考えるヒントになるからです」

Q「昔話の出題率が高いようですが、なぜでしょうか」

A「常識の領域で、例えば、桃太郎と猿、犬、雉の家来や、黍団子、鬼など物
語に出てくるものを線で結ぶといった形で出題されています。
昔話は、多くの場合『昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが、住ん
でいました』と、『いつ、どこで、誰が』と明らかにし、『何を、なぜ、どの
ように』と、いわゆる[5W+1H]の形式で展開しますから、わかりやすく
構成されています。
そして、内容は、勧善懲悪で、正しいものは必ず報われ、悪者は、懲らしめら
れます。
5歳頃から未分化であった情緒が分化され、喜怒哀楽の感情がはっきりと表れ
てきます。
それに刺激を与えられることで、ずるい人間には憤りを覚え、悲しい話には涙
ぐみ、幼いなりにも善悪に対する分別、倫理観や道徳観を育んでいると考えら
れます。

ですから、昔話が出題されるのも、うがった見方をすれば、昔話で学習した様
々なことを、幼稚園や保育園の生活で実地訓練をし、社会性、協調性といった
集団生活への適応力を養い、それが小学校生活をスムーズに送れる基礎となっ
ているからではないでしょうか。

ちなみに、日本の五大昔話は、『桃太郎』『花さかじいさん』『舌切り雀』
『さるかに合戦』『かちかち山』です。
皆さん方はお子さんに、この5つの昔話のあらすじを話すことができるでしょ
うか」

Q「3月生まれですが、図書館へ行っても幼い内容の本しか選べません。心配
ないでしょうか」

A「お子さんは3月生まれですから心配ありません。
興味を持って選べたことを褒めてあげ、必ず読んであげましょう。
お母さんが心を込めて読んであげれば、お子さんはきちんと理解し、次のステ
ップへ向かい、確実に歩み始めるはずです。
選んだ本が、自分で面白くないと判断できることが大切です。
「何よ、こんなやさしい本を!」といってしまうと、お子さんの自尊心は傷つ
き、自分から本を選ぶ気持ちもなくなります。
いろいろな本を読んでもらい、試行錯誤を積み重ねながら、取捨選択し、自力
でレベルをあげていくものです。
お母さんのお気に入りの本ばかり選んで読んであげても、内容をよく理解でき
なければ、読んでもらっている本人は、つらい思いをするだけで、結果的には
本の嫌いな子になりかねません。

ゆっくりと時間をかけ、お子さんの期待に応えてあげることが、レベルアップ
につながるのです。早生まれのお子さんの場合は、4月2日と翌年の4月1日
では、1年の差があるのですから、そのことを忘れずに無理をしないことです。
他のお子さんと比べて評価するのは、賢いお母さんのすることではないと思い
ます」

なお、CD版 『さわやかお受験のススメ 小学校受験 Q&A編(100問)』
は、目下、好評、発売中です。
(次回は、「入試問題の出題範囲」についてお話しましょう)

 

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