めぇでるコラム

2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★★★[2]5つの試験形式 運動テスト

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        「めぇでる教育研究所」発行
     2016さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
            (第24号)
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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■■[2]5つの試験形式■■
(4)運動テスト
  
みんなで一斉にする集団テストと、一人ひとりでする個別テストがあります。
集団テストには、先生のお手本を見て、その通りにする模倣体操や、タンバリ
ンなどのリズムに合わせて行進をする、片足で三十秒間ほど立つバランス感覚、
指の屈伸などがあります。
 
個別テストは、ケンケン、ケンパー、くま歩き、ボール遊び、ゴム段、跳び箱、
平均台といった運動をいくつか組み合わせて、先生の模範演技の後に一人ひと
りが挑戦するものです。
たとえば、こういった組み合わせです。
 
「床に引かれた真っすぐな線の上をケンケンで進み、平均台を渡り、次に
跳び箱に登り、元気よく跳び降り、得意なポーズをする」
         
ほとんどの学校でやっています。しかし、これは技を競う「競技大会」ではあ
りません。ボールを投げたり、ついたり、走ったりしながら、年齢にふさわし
い運動機能の発育状態を見ているだけです。ですから、難しいものはありませ
ん。ウルトラなんとかなどは、オリンピックの話で、一所懸命、子どもらしく、
挑戦出来れば、いいのです。
 
これも生活体験が、そのまま出ます。ボールをついたことのない子にボールを
つけといっても、絶対にできません。運動は、身体全体で学習するものですか
ら、正直に表れます。これは、誰の責任でしょうか。親です。運動器官に、何
らかの障害がある場合はともかく、普通の発育状態で、みんなが出来る運動も
出来ないのは、親がさせていないからと言えないでしょうか。こういう子は、
比較的に頭が、よいそうです。頭だけよくても、みんなが出来ることが出来な
いと、いやな言葉ですが、いじめの原因になったりもします。
 
逆も、あるのだそうです。スポーツ教室に通って、きちんと技をみがき、それ
は、それでいいのでしょうが、
「みんな、下手だな……! こうやるのだよ!」
見下しているのです。態度がでかいのです。ボール遊びなどでこういうことも
あるそうですが、これも駄目ですね。
 
早期教育にも、こういう欠点が、現われがちではないでしょうか。
「九九もできないの!」
これと同じです。油断して、かめさんに抜かれるうさぎさん、たくさんいるそ
うです。うさぎさんは、ひらめき型で、かめさんは、じっくり考えるタイプで
す。試行錯誤をするかめさんを、あたたかく見守ってあげるお母さんになりま
しょう。かめさんは、小学校の4年生頃から、うさぎさんを追い抜きはじめま
す。その理由は、選択肢が2つか3つの場合は、直感力がすぐれているひらめ
き型のうさぎさんは、あまり苦労することなく答えを選び出せますが、選択肢
がふえてくると、直感力だけでは解決できなくなります。じっくり考えるかめ
さん型は、選択肢が少なくても、一つひとつ検証して答えを出すので、時間は
かかりますが、試行錯誤を重ね、きちんと考えて答えを出す習慣を身につけて
いるからです。イソップの寓話「うさぎとかめ」にありますね。
 
ところで、話は変わりますが、負けたうさぎはどうなったかご存知ですか。か
めに負けた駄目うさぎとして、うさぎ村から追放されてしまいますが、「子う
さぎを餌に差し出せ!」と脅迫する狼をやっつけ、無事、うさぎ村に復帰しま
す。子どもから聞いた話で、真偽のほどは定かではありませんでしたが、図書
館でやっと見つけました。狼をやっつける方法が、用心深いウサギらしくて面
白いのです。
(「それからのうさぎ」
  読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話(上)  筑摩書房 刊) 
 
話を戻しまして、問題点は、まだ、あります。指示されたとおりに出来るかで
す。先程のいろいろな運動を組み合わせたものや、模範演技を、しっかり見て、
理解し、同じように出来るかです。指示の理解と的確な行動力を判定している
と思います。
 
まだ、あります、待っている間です。自分の番が来るまでは、緊張しています
から心配ありませんが、自分の番が終わると、ゆるみがちです。他の子どもが
やっている間、キチンと体操座りで待っていられるかです。本当は、これが学
校側の狙いだと思うのですが……。
 
最後に、一言。これは、笑えない話ですね。あるミッション系の小学校の説明
会で聞いた話です。
先生が模範演技をして、さて始めようとしたとき、一人の女の子が聞いたので
した。
「先生、これテストですか?」
「………!」
先生は、何とも言えません。どこの学校も、子どもたちには、テストというプ
レッシャーをかけないように気をつかっていますから、「試験です!」とは、
言いがたいのです。
「試験でないなら、やりたくありません!」
子どもの正直な告白です。毎日、やること、全て、試験のための訓練になって
いるのでしょう、悲しくなりますね。しかし、体を動かすことをいやがる子ど
もなど、いるのでしょうか。「お子さんを追い込むような準備はしないでほし
い」と、シスターはおっしゃっていました。やはり、おかしいです。
おかしくしているのは、誰でしょうか。ほんの一部の猛烈受験ママの話でしょ
うが、こういったことからマスコミの言う「受験戦争の低年齢化」となり、針
小棒大に騒がれてしまうのでしょうけれど、お子さんのためです、こういった
お母さんにはならないでいただきたいとお願いしておきましょう。
 
昔の話ですが、お父さんが海外へ単身赴任しているお子さんの志望校は、ボー
ルを使った運動テストが行われる暁星小学校でした。お父さんの代わりは出来
ませんが、盛んに話しかけてくるので、やはり、寂しいのだなと耳を傾け、時
には叱ったりしたものでした。子どもから聞いた話ですが、お母さんと近所の
公園で、毎日のようにボール遊びや縄跳びをしていたそうです。試験のためで
はなくても、親子で汗を流すのは大切なことです。少し太めであったお母さん
が、スリムになってきたので、絶対に合格するだろうと思いました。親子が心
を一つにして目標に向かえば、望みはかなえられるものです。入学式の帰りに
挨拶に見えましたが、一番うれしそうだったのは、何と初対面のお父さんでし
た。
 
何から何まで、塾や教室の先生方にお任せだけでは、よい結果は出ないことも
覚えておいてください。
(次回は、「面接テスト」についてお話しましょう)
 

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