めぇでるコラム

さわやかお受験のススメ<小学校受験編>面接編1 

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        「めぇでる教育研究所」発行
2021さわやかお受験のススメ小学校受験編
            第60号
 年長児のお子さまをお持ちの小学校受験をお考えの皆様を応援します!!
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面接編1 
 
 
今回から4回に分け、面接についてお話しましょう。なお、面接に関する話は、
当研究所発売の「面接、ここがポイント ~That’s a Plenty 小学校編」
(書籍)、「面接克服、ここがポイント~That's a Plenty」(CD版)から抜粋
したものです。
 
 
 ★面接当日の服装★
 
ある年のミッション系の学校説明会で、「子ども達から、『先生、今日はお葬
式があるのですか』と聞かれました」と、校長先生が苦笑いしながら話された
ことがありました。
面接のために訪れた皆さん方の服装が、申し合わせたように紺や黒だったから
です。子どもたちには、異様に思えたのでしょう。
「○○小学校は、紺で統一しなければ失礼にあたる」などといった噂があるよ
うですが、これも単なる噂に過ぎません。
雙葉小学校の説明会でも、「よくある質問」の中から、
「入学試験時の服装は、親子とも紺でなければいけないのでしょうか」に対し
て、文言は正確ではありませんが、以下のような説明がありました。
「そんなことはありません。その場に応じた服装であればよいと思います。紺
や黒でなければいけないということはありません」
今年は参加できなかったためこの説明があったかどうかわかりませんが、なか
ったから、「紺や黒の服装で決めてほしい」といっているわけではないと信じ
ていますが、これは受験者の判断にお任せしましょう。
 
ある年の立教小学校の説明会で田代教頭は、「私は服装で判断しているわけで
はありません」といっていましたし、かつて、ある小学校の面接の折に学校側
から、「皆さんが同じように紺の洋服では、不自然とは思いませんか」といっ
た質問もありました。
また、幼稚園の募集要項に、「親子で紺色にそろえる必要はありません」と注
意書きがあったことからも、つまらない噂であることがわかります。しかし、
だからといって、人と違った服装をするには、勇気が必要でしょうし、抵抗も
あるでしょう。
 
学校も幼稚園も、「服装などどうでもよい」といっているのではありません。
やはり、初めての方と、しかも、これからお世話になるかもしれない先生方と
お話をするのですから、それなりの礼を尽くすのは、当然のことです。
 
問題は、普段、お子さんは、紺の洋服を着ることに慣れているでしょうか、こ
のことです……。面接当日、初めて袖を通した服になりがちです。大人でも、
新調した服を着ると気持ちが変わるのではないでしょうか。しかも、ご両親も、
普段と違った服装で決めています。お子さんが、「あれっ!」と思わないわけ
がないのです。これだけで緊張するのが子ども達です。
「お子さんに、余計なプレッシャーをかけないで下さい」
といった、学校側の配慮ではないかと思います。
 
ですから、面接や試験の日だけ着せるのではなく、何回も着て慣れておくこと
です。そして、お父さんにはひげを剃ってもらい、当日と同じ服を着て、食事
や買い物などに出かけることです。また、受験される学校まで出かけるのもい
いでしょう。そういった経験をしておけば、お子さんは、特別な気持ちにはな
らないはずです。「特別な気持ちにさせないでほしい」という学校側の配慮が、
伝わってきませんか。このことだと思います。
国府台女子学院小学部の説明会は、お子さんも一緒に参加しますが、会が始ま
る前に高学年のお姉さん達が預かり、終了までおよそ1時間半、楽しく過ごし
ているようです。また、親子で参加できる授業体験教室も開かれています。こ
ういったことは、子ども達にプレッシャーをかけずに、モチベーションを上げ
る、ありがたい対応ではないでしょうか。
 
そして学校側は、「堅実な家庭を築くお父さん、それを支える謙虚なお母さん」
を求めています。それが身だしなみとして現れます。装飾品はマリッジリング
だけにし、化粧も香水も控えめになさるのが、賢明でしょう。服装や身だしな
みに自信がもてないときは、ご両親に見てもらうことです。面接される先生方
と同じセンスで判断してくれるはずだからです。
 
 
 
 ★面接前夜★
 
〔お子さんに緊張感を持たせないこと〕
まず、ご両親が、絶対に忘れてならないのは、小学校の入学試験は、ご両親の
意志で始めたことです。そして、ご両親はいうまでもなく、お子さんの保護者
です。保護とは、「(外からの危険などに対し)気をつけて、かばい守ること」
であり、保護者とは、「(児童などを)保護する義務のある人」(岩波国語辞
典)です。多くのお子さんは、生れて初めて、大事業に挑戦するわけです。そ
の緊張感は、計り知れないものがあり、小さな胸は、張り裂けんばかりに波打
っているはずです。この緊張感をやわらげるのは、難しい注文であることは確
かですが、ご両親の、普段と変わりのない姿であり、笑顔です。
専業主婦であれば、交際範囲も限られていますから、初対面の人と話をするの
は、やはり、相当のプレッシャーとなるでしょう。
「きちんと話せるかしら……!」などと不安を感じていると、それが態度に表
れ、
「普段のママと、何だか違うみたいだなぁ?」
お子さんは、微妙な変化を見逃さないものです。
こういう心境になっている時に、
「明日は、面接ですから、ちゃんとお話しするのですよ!」
などといいがちで、これが、お子さんに余計な緊張感を持たせることになるの
です。
こういった不安を感じてしまう原因は、志望校選びが適切ではないからではな
いでしょうか。
 
ご家庭の育児の姿勢と学校の教育方針に違和感がなければ、自信をもって、面
接に臨めるはずです。ご両親でよく話し合い、万全の態勢で臨まなくては、保
護者としての役目を、果たせるわけがないのです。ご両親は、保護者であるこ
とを肝に銘じて、面接に臨むべきです。緊張したり、あがったりする時ではあ
りません。仕掛け人は、ご両親であることを絶対に忘れないでほしいのです。
 
[持参するものを再点検する] 
信じられない話ですが、ある小学校の説明会で「試験当日に受験票を忘れた方
がいる」といった話を聞いたことがあります。普段では考えられないことです
が、緊張のあまりおかしてしまったミスでしょう。こういったことのないよう
に、持ち物のチェックをしましょう。それには、「面接日に持参するもの一覧
表」を作っておくことです。
 
(1)面接票(受験票 お子さんが受験している間に面接のある場合)
(2)アンケート用紙 
(3)募集要項や試験当日のスケジュール表(出願後に学校から送られてくる
   資料)   
(4)筆記用具や消しゴム、携帯用の辞書
   その年だけ突然、アンケートの記入を求められる場合もありますから、
   用意しておきたいものです。鉛筆と消しゴムは、下書きのための必需品
   です。書き損じても消せますし、薄く書いて、ボールペンなどで清書す
   れば、出来栄えも違います。慣れているといってもサインペンは除外し
   ます。  
(5)上履きや運動靴、体操着などは、新しいものは避けましょう。特に、新
   品の靴は、運動のときなどに足を痛めがちですし、当日だけ履く革靴は、
   まめなどができて痛々しいものです。履きなれた靴を用意して下さい。
   両親も上履き持参かどうか確かめておきましょう。名前は見えないとこ
   ろにといった指示はきちんと守って下さい。
(6)雨に備えて、雨具を入れるものやズボン、ソックスなどの着替えも用意
   しましょう。ある学校では、体操着に着替えますが、それをしまう紙袋
   にも、○○製のものなどという噂があるとか、そんなのは、嘘です。
(7)あってはいけないことですが、万一の病気に備え、解熱剤や整腸剤の用
   意を。お子さんは、ちょっとしたことから体調を崩しがちです。ピアノ
   の発表会などで、前夜に、突然、発熱や腹痛を訴えたことはありません
   でしたか。お母さんの気配りは、万が一に備える用心深さです。
(8)スイカ、パスモなどを用意しておくと便利です。
   携帯電話は、交通機関などで事故など非常事態が起きた場合に欠かせま
   せん。
   受験する学校の電話番号を登録しておきましょう。ただし、校門をくぐ
   る前に、電源を切るか、マナーモードにしておきましょう。充電もお忘
   れなく。
   控室でスマホを見るなどとんでもないことです。
 
 
 
 ★当 日★
 
〔いつもと変わらない朝を〕
当日は、いつもの朝と同じように迎えたいものです。 
こんな涙ぐましい話まであります。普段、あまり冗談など言わないまじめなパ
パが、今日に限って陽気にふるまうので、
「ママ、パパ、どうかしたの?」
と、かえって怪しまれ、何かあるなと思わせてしまったのです。平常心で迎え
ましょう。
ピクニック気分とはいいませんが、
「今日は、学校の先生に、どういったお話ができるのかを見ていただくのだよ」
こういった雰囲気を演出できればいいのではないでしょうか。
そうすれば試験当日は、
「この間は、よくお話ができたから、今日は、どういったことができるかを見
てくださるそうだよ」
となれば、お子さんも緊張することなく、試験場で普段の力を発揮できると思
います。
 
「一所懸命、頑張らなければ駄目よ!」
これだけで、どれほどプレッシャーが、かかると思いますか。こういうときの
お母さんは、言葉は励ましていますが、顔は緊張しているものです。それに加
えて、受けた公開テストなどで、成績がよくなかったときの「顔」になりがち
なものです。どれだけプレッシャーがかかり緊張するか、考えてあげましょう。 
 
〔遅刻は、認めてもらえません〕
ある学校の説明会では、「たとえ、交通ストのために遅れても認めません」と
いっているほどです。面接は、限られた短い時間に、網の目のような密度で、
スケジュールは組まれています。一組の遅刻者のために、時間を変更すると、
多くの人に迷惑がかかりますから、できない相談です。
交通上のトラブルがあった場合は、速やかに連絡をし、学校側の指示に従いま
しょう。 
早めに出発し、15分か20分ぐらい前には着くようにしたいものです。志望校
の決め方でも触れましたが、試験当日に使用する交通機関を、その時間に合わ
せて試乗しておくべきです。
また、少し遅れても、タクシーを使えばと考えるのはやめましょう。渋滞に巻
き込まれれば、それまでです。バスも同じです。都心のバス路線は、いつ、ど
こで、渋滞が始まるかわかりません。特に、雨の日は、注意が必要です。 
 
自家用車での来校は、説明会へ参加するときでも、ご遠慮くださいといってい
ます。
面接日、試験日とも、禁止されています。「私どもだけ……」は、困ることに
なるだけです。学校周辺は、多くの場合、駐車禁止ですし、学校にも大きな駐
車場はありません。
 
面接や試験の時間が、昼食にかかる場合は、軽食を持参しましょう。小学校の
周辺には、食事をするレストランなどは少ないものです。あったとしても、当
日は混雑が予想されますし、日曜日は、休日の所が多いのではないのでしょう
か。一口で食べられるサンドイッチやおにぎり、温かいお茶やお絞りなども用
意しておけば、万全でしょう。
 
心配なお母さん方へ、面接での質問事項に回答を用意し、声に出して読み、録
音をして聞いてみることです。要領を得ない長い話は、聞いてもらえないでし
ょう。自己中心的な母親は、どこでも歓迎されません。また、お子さんには普
段、使わないような言葉を教えこまないことです。
 
少し気になることがあるのですが、こういった答え方をする子が増えています。
「お名前を教えてください」
「私の名前は、△△○○です」
「お誕生日を教えてください」
「私の誕生日は、平成○○年△月□日です」
「幼稚園の名前を教えてください」
「私の通っている幼稚園は○△幼稚園です」
 
普段、こういった答え方をしているでしょうか。常にお子さんが、こういった
丁寧な答え方をしているのであれば、もっと自然な答え方になるはずですが、
どうにも様になっていない場合が多いのです。大人の受験対策的な思惑から教
え込んだ場合、どうしても不自然になるのは否めない事実ではないでしょうか。
お子さんが緊張して固まってしまい言葉が出なくなれば、それまでです。これ
は、ご両親が決めたことですから、模擬面接でも「やめなさい」とはいえませ
ん。今更仕切り直しでは混乱するだけですから。ご両親が面接を担当する先生
であった場合、「どういった印象をもたれるでしょうか」とアドバイスはして
います。
 
ゴールを目指し、直前の各種講習会も始まりました。猛暑が続くようです。昼
寝は気分転換にもなります。お子さんの健康管理には、十分に気を付けましょ
う。当団地の夏祭り中止、毎年、夜店を楽しみにしていた孫はふくれっ面して
いました。
 
 (次回は、面接編の2 面接当日の留意点などについてお話しましょう)

 

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