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2027さわやかお受験のススメ<保護者編>

 
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「めぇでる教育研究所」発行
2027さわやかお受験のススメ<保護者編>
      
「情操教育歳時記 日本の年中行事と昔話」
  豊かな心を培う賢い子どもの育て方
       -創刊号-
 
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■小学校入試で必要な力とは
 
立教小学校からペーパーテストをなくし、行動観察型の試験に変更したのは、平成14年からで、運動や制作テストも実施され、最近では、シャイな男の子のもっとも苦手とする「ダンス」まで行われています。
 
当時の田中元校長の説明会での話は、「幼児期にふさわしい教育」について文言は正確ではありませんが、その一部を紹介しましょう。
 
「ゼロ歳から6歳までの幼児期は、人間の一生でいちばん大切な教育が行われる時です。もっとも大切なのは、『対話』です。子どもの言うことをよく聞き、やりたいことをしっかりとつかむことです。親がしっかりと聞いてくれ、受け止めてくれることで、子どもは安心感をもちます。人間にとって安心感ほど大切なものはありません。『対話の反対は沈黙ではなく、命令と要求』です。
家庭内で対話が成立する、これが育児期でいちばん大切だと思います。
 
次は、『本の読み聞かせ』です。現代の情報は、映像で入ってきます。映像は視覚と聴覚を通して、瞬時にわかる反面、頭の中でイメージを作る想像性が欠如していく気がします。読み聞かせる母親の、話しかける父親の言葉を聞きながら、情景や動物、人間の姿を思い浮かべることが、人間にとっていちばん重要な能力だと思います。
 
イメージする力を育てることは、文学的な分野と考えられがちですが、自然科学的な発想は、少ないデータをもとに発展させ、それぞれの世界をイメージできたわけです。分子や原子はどんな格好をしているのか、太陽はどんな姿をし、宇宙はどのようになっているかを見た者はいません。わずかな情報から、科学者が創ったイメージの世界です。
 
読み聞かせは、子どものイメージする力を育てると共に、子どもの世界を一緒に楽しむ、豊かな時間でもあるのです」
 
この「対話」と「読み聞かせ」の重要性は日々実感していたのですが、学校の校長先生から伺うことで自信をつけさせていただいた貴重な話でした。
 
また、幸運なことに永田久先生の書かれた「年中行事を『科学』する」(日本経済社刊)という素晴らしい本にも巡り会いました。
本書で紹介されている年中行事を取り上げ、また、その月にふさわしい昔話を紹介することで、幼児たちが日本の四季の素晴らしさを教えてくれる年中行事や昔話に興味を持ち、より楽しむようになってくれること、間違いないでしょう。
 
ところで、小学校の入学試験は、文字も数字も使わずに行われます。ペーパーテストには、多くの場合、答えは出ていますが、設問はどこにも書かれていません。
 
あらかじめ録音された設問を聞きながら、言語の領域の問題である「話の記憶」では、中学年から高学年で学ぶような「長文の読解」を文字を使わずに解き、「数の問題」では、数字や+-×÷の記号を使って計算せずに、1年生で習う足し算や引き算、2年生で習う掛け算、3年生や4年生で習うあまりのある割り算まで解いています。
 
このように考えると、小学校の入試で大切なのは、言葉を聞き取り、「イメージ化する力」、「考える力」、「推理、思考する力」なのです。
 
こういった能力を培うには、先にお話しした「対話」と「本の読み聞かせ」がいかに大切であるか、その経緯を紹介するのが、本メールマガジンの狙いです。
 
親御さんには、いわゆるプリントの学習だけではなく、年中行事の由来を理解していただき、それをお子さんとの対話にアレンジして話をし、その月にふさわしい昔話を読んであげてほしいのです。
 
この1年間、志望校合格を目指し、ご家庭でできる入試に必要な能力を、お子さんとご一緒に楽しみながら、培ってみませんか。
 
微力ながら、応援させていただきます。                   
 
 
めぇでる教育研究所 職員一同
 
 
※「年中行事を『科学』する」は現在絶版となっています。
 
【本メールマガジンは、「私家版 情操教育歳時記 日本の年中行事と昔話 情操豊かな子どもを育てるには 上・下 藤本 紀元 著」をもとに編集、制作したものです】
 
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