2027さわやかお受験のススメ
<小学校受験編>

 
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「めぇでる教育研究所」発行
 
  さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
        (第36号)
      
 現年中児のお子さまをお持ちの小学校受験を
 お考えの皆様を応援します!!
 
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この時期になると、説明会が開催されます。直接学校に訪れ、学校情報を得たり、雰囲気を感じたりできる貴重な機会ですので、少しでも関心がある学校の説明会には参加されるとよいでしょう。
 
☆説明会報告-日本女子大学附属豊明小学校
 
校長先生からは、「勉強ができることだけではなく、人として豊かに育っていくこと」「問いを持って自分から学ぶことを楽しめる子を育てたい」というお話があり、本校が知識の習得だけでなく、目に見えにくい力や人と関わる力まで大切にしていることがよく伝わってきました。
また、豊明の学びは「体験して終わり」ではなく、実際に触れ、感じたことを自分の言葉で表現し、友だちと共有しながら学びを深めていく点に特色があるとのことでした。ホテル椿山荘東京で行われた4年生の「ホタルの幼虫の放流会」のお話では、子どもたちが体験を通して命の尊さを感じ、その思いを日記に書き、ご家庭でも会話が広がっていく様子が紹介され、本校の実物教育の豊かさを感じました。
求める家庭像については、子どもの心の動きに寄り添い、学校での学びを家庭でも受け止めながら広げていける家庭であってほしいというお話がありました。入試担当の先生からも、「過不足のない愛情」や「聞く力」「ていねいさ」が大切であるとの説明があり、ペーパーや行動観察の内容以上に、日々の生活の中で育まれる姿勢や親子の関わり方を重視している学校であることを強く感じました。「過不足ない」ということがポイントですね。なかなか難しいと思いますが、お子さんのためです。
 
最後に校内見学。
渡り廊下に飾られた図画工作の時間に作った作品、絵画の全員分の展示・掲示は、数も多くて圧巻。デンマークの姉妹校の絵も飾ってあり、文化の違いを感じるきっかけにもなっていると感じました。また、校内のスペースは、教室、廊下ともにゆとりのあるつくりで、子どもたちにとって居心地のよい空間に違いないと感じました。
 
 
 
★★入試問題を分析する★★
 
 [6] 推理・思考に関する問題(2)
 
[図 形]
 
重ね図形、回転図形、対称図形などですが、かなり難しいですね。
問題集を買ってきて、「さぁ、やるぞ!」方式は失敗しがちです。
まず、保護者がやってみましょう。やってみるとわかりますが、折り紙やセロハン紙、それとA4くらいのビニールでできている袋や書類入れ、画用紙などを用意しておくと役に立ちます。遊びの感覚を忘れないことが大切で、特に女の子は、推理の問題を苦手としがちですから注意しましょう。
 
 
★重ね図形
 
2枚の絵を重ねるだけですから問題なさそうですが、何事も実験することが大切です。
1枚の紙にひまわりの花を描いて、それを透明な書類入れに挟み、今度は茎と葉っぱを、その上に描かせます。
書類入れに挟んだ紙を引き出して比べると、2枚の絵に分かれていることがわかります。                
これを理解した後に、自分の好きな絵を、同じ要領で描かせます。 
面白がって描くはずで、上下左右、そのままに重なることがわかれば問題ないでしょう。
 
 
 
★回転図形
 
言葉で説明すると、難しいですね。
こういった矢印[↑]を描いて、時計回りで実験すると、わかりやすいでしょう。
↑  →  ↓  ←   
A  B  C  D
 
Aがお手本です。これを90度回すとBになり、Bを90度回すとCになり、Cを90度回すとDになり、Dを90度回すとAに戻るわけです。
 
もちろん、幼児の世界ですから、90度といっても理解できません。ですから、90度(4分の1回転)は「カタン」で、180度(半回転)は「カタン、カタン」と繰り返します。回転図形にはかなり難しい問題がありますから、理解できるまで、こういった矢印や上下の形が違っているものを使って、子どもと一緒にゲームの感覚でやることです。チューリップの花などを描かせてやってみるのも、いいでしょう。
 
問題によっては、錯覚を起こしやすいですから、その場合は切り抜いて、条件に合わせて動かし、どのように変化していくか、その様子をしっかりと確かめさせましょう。大切なことは、上下、左右がどうなるかを見極めることです。
 
プリントをぐるぐる回す子がいますが、初めのうちはよいのですが、これが習慣になると、推理する力はつきません。ただ、変化する様子を見つけているだけです。
 
この種のテストの目的は、推理・思考する力が、年齢にふさわしく培われているかを判定する問題ですから、仕掛けが理解できれば、プリントを回すことはやめて、考える力を養いましょう。
 
 
 
★対称図形
 
正直にいって難しいです。
大人でも音をあげたくなる問題があります。問題集先行型は失敗しがちです。
 
折り紙の出番ですね。はさみも使いますから、手先も器用になります。1枚の折り紙を半分に折った背の側(山折りになっている側)に、図形などが描かれており、それを切って広げた場合にどうなるか、それを推理する問題です。
 
半分に折った折り紙に、何回もかいては切る、この実験を繰り返し、対称を理解することですね。
折った背の側にかかなければ、形はできてもバラバラ事件になります。まず、これに気づかせます。雪だるま、クリスマスツリー、チューリップなど左右が対称の絵から始めて、図形に移っていくのが無理のない方法です。
 
マスターできたら、4分の1に切った折り紙を使い、いろいろな対称図形を切り取り、その両方をスケッチブックに貼りましょう。
この貼り方にも、工夫が必要です。
 
「手は第二の脳」でも詳しくお話しましたが、糊の使い方は難しいものです。
 
最初は、折り紙の上部左右の二か所に、切り取ったものには上のところの一か所に、ほんの少しだけ糊を付け、貼る練習をしましょう。繰り返し練習をすることで、糊の適量も、全体に薄くのばすこともわかってきます。これは、とても大切な作業ですから、家でしっかりと身につけてください。こういったことまで教室で指導を受けるのは、時間の無駄遣いと考えましょう。
 
うまく貼れない場合は、箸の使い方、ボタン掛けなどの基本的な生活習慣にも、影響が出ているのではないでしょうか。繰り返しますが、幼児の手作業は、脳と運動機能の連携作業であることを思い出してください。
 
制作の問題で、のりを使うケースもあります。使い終わって手を拭く指示もあります。出題の意図は、どこにあるか、明確ですね。
 
難しい問題もありますが、これも実験で克服できます。
半分に折った画用紙と、はっきりと色のつくクレヨン、赤色か黒色を用意します。
 
折った画用紙の左側中央に矢印←を描いて、しっかりと色を塗ります。そして、上の左端に三角▲、下の折り線のそばに四角□■をかきます。きちんと塗らないと実験は成功しません。
 
そして、点線から半分に折って重ね、上からゴシゴシと擦ります。
これも、しっかりと擦らないと写りません。
そして、広げます。
まったく逆向きになるはずです。
矢印は→、上の左端の三角は右端に、下の□■は■□と、これも逆になっています。
折り線に近い■は、逆になっても線に近く、線から遠い□は線から離れています。
 
この実験で、位置や向きが逆になることを確かめて、問題に挑戦しましょう。
 
難しい問題は、半分に折った紙に、黒色か赤色で問題と同じように線を引き、重ねて擦ります。
そして、どのようになったかを、子どもに説明させましょう。
口で言えないときは、まだ十分に理解していませんから、再び、実験です。
 
同じことですが、半分に折った紙に矢印を描き、カッターなどで切り、広げてみましょう。 
 
左右が逆になっていることを確かめられます。
 
手先も器用になりますし、後で出てくる巧緻性にもつながっていきます。
これを十分に理解してから、問題に取り組みましょう。
「右側に折って重ねるのだから、左と右が逆になるの!」
こんな乱暴な説明をする保護者はいないと思いますが、言葉だけで説明しても、わかりません。
 
まだ、左右の弁別もあやしいのですから、とにかく、実験を繰り返すことです。
 
スタンプの問題や湖に映った逆さ富士のように、水に映るとどうなるかといった問題と一緒です。特に、スタンプの問題は、大人でも錯覚しやすいですから、しっかりと実験をし、どのように変化するかを見極めることが大切です。
 
推理の問題は、いきなり問題集でやるのは、やめた方が賢明で、いたずらに混乱するだけではないでしょうか。
 
まず、保護者が学習し、理解をしておくことですね。そして、実験、実験の繰り返しです。実験は、疑問を解決する楽しい学習であり、遊びの感覚で取り組めますから、子どもたちも喜ぶはずです。
 
このことを忘れないでほしいですね。 
 
春休みの講習会が始まります。会員の方は、11月からの学習を確かなものとし、さらなる飛躍へ。4月から通会を予定されている皆さんは、「最初の一歩を確実に」するために、講習会から始めることをおすすめいたします。頑張りましょう。
 
 
(次回は、
  「推理・思考に関する問題(3)」
           についてお話ししましょう。) 
 
 
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