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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>学校説明会で確かな情報を(2)

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第45号>
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学校説明会で確かな情報を (2)
 
 
★説明会情報★
 昭和学院小学校
   2024年度オープンスクール日程
   第1回オープンスクール・学校説明会 5月18日(土)
   第2回オープンスクール・学校説明会 6月12日(水)
   第3回ナイト学校説明会       7月12日(金)
   第4回オープンスクール・入試説明会 9月 7日(土)
   第5回オープンスクール・入試報告会 1月18日(土)
   運動会               5月25日(土)
   体験教室(年長児のみ定員160名) 6月29日(土)
   学芸発表会            10月 5日(土)
 
 
 
紹介したい説明会でのエピソード(1) 
 
施設見学会をしているときに、「?」といったものに出会うときがあります。
例えば、
学習院初等科の入試説明会は四谷の初等科で行われますが、体育館へ渡る廊下は道路の下を貫通させたものですから、かなりの勾配になっており、しかも狭いため、「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない」と混乱をさけるために4つの約束の語頭をつなげた「おかしもの約束」の標語が掲げられています。これは阪神・淡路大震災以後、消防庁による教育安全指導のガイドラインに紹介されたことから、防災教育の標語として全国に普及したもので、当初は「おはし(おかし)」(「は」は走らない)だったが、津波による避難の原則でもある「戻らない」が追加されたそうです。 (synodos.jp/fukkou/10522 より)
 
かつて早稲田実業学校初等部のホームページにも「おかしもの約束を守り、警察署、消防署の協力のもとに、子ども達が安全に避難できるように指導している」と出ていました。
沖縄のとよみ小学校では「おかしもちの約束」があり、「ち」は「近づかない」だそうですが、海に囲まれているだけに切実な思いが伝わってきます。
自然災害だけは、何とか穏便に願いたいものですが、同時に、その時はどうすればよいか、子ども自身でできることは、普段からきちんと教えておく、これも親の大切な仕事です。
 
さて、今回からエピソードについてお話しますが、何と言っても四ツ谷の雙葉小学校の説明会ですね。
開催されたのは、昭和61年9とかなり昔のことになりますが、とても参考になるので、お付き合いください。
 
やめていた説明会を再開した理由は、妙なうわさを学校側が否定することにあったのです。
 
以来、平成元年まで続け、その後、実施していませんでしたが、同18年から再開されました。コロナ禍はオンラインでの説明会でしたが、今では学校での開催に戻っています。
 
さて、再開された時のことですが、「何か不祥事があったのでは!」と危惧していたのですが、大勢の人々を収容する施設がなかったのが直接の理由で、新しく講堂ができたために再開したとのことでした。
 
話を戻しましょう。
うわさといったものが、どういうものであるかを明白にしてくれた説明会でしたから、当時のメモを紹介しましょう。
 
    雙葉小学校説明会
    日 時 昭和61年9月26日(金)
    場 所 小学校ホール 5階 参加者 約500名
 
およそ10年ぶりに再開された説明会でもあり、5階のホールは超満員で熱気にあふれていました。
 
入学定員に対して多数の応募者があるため、心ならずもテストを行っている事情を説明され、テストに関しては、特別に勉強しなくてもできる問題を作っており、総合的に判断して知能点だけではなく、「子どもらしく、一所懸命に頑張る意欲のあるお子さん、コツコツ努力をするお子さん」を求めており、内向的な性格でも頑張るお子さんであれば歓迎すると、雙葉小学校の求める子ども像について、具体的に話されました。
 
ついで、悪質なうわさが広まっていることに関して、雙葉学園はミッション系の学校であり、キリストの精神に反するような不正入学が許されるわけがないと明言された後に、
 
 (1)受験と宗教は別問題で、僧侶の娘さんも入学している。
 (2)学校関係者の紹介がないと不利とは、単なるうわさ。紹介者を通して面会することはあるが、それが考査に有利になることはない。
 (3)お金を積むと入れるという裏口入学は、これもまったくの嘘。正規のお金(考査料)以外は、一銭も受け取らない。合格を発表する前に、考査料以外、頂くことはない。
    
この三点について強調され、つまらぬうわさに惑わされないようにとの注意がありました。
 
また、大学への進学率が高いことから、小学校の時に入れておけばと考える方が多いのですが、授業に関して特別なカリキュラムはなく、たまたま、そのような結果が出ているだけですから、進学校とお考えにならないでくださいと述べられました。
(この件については、毎年、説明会で力説されていますし、入学されたほとんどのお母さん方も「のんびりとした学校です」とおっしゃっています。)
 
なお、登校時間は、年間を通して午前8時15分、四ツ谷駅のラッシュアワーは8時からで、その時間に通学できるかどうか、慎重に考えてくださいとのことでした。
 
裏口入学を策したお母さんが不合格になり、「どうなっているのか!」と、直接、学校へ電話をしたことから事件が発覚し、驚いた学校側が事実無根と否定するための説明会でもあったのです。       
 
当時のうわさとして、
「どこそこの神父さんの紹介状がなければダメ」    
「信者の娘さん、絶対有利」             
「合否は親の職業で決まり」             
などがありましたが、今でも根強く残っているようです。 
再開された説明会でも、うわさに過ぎないと否定されました。
うわさは、単なるうわさに過ぎないと、惑わされない強い信念を持つことも大切です。
それを支えるのはお父さんの役目ですから、きちんとサポートしてください。
お母さん方は、こういったうわさを信じてしまうくらい一所懸命になっていることがあります。
 
ちなみに、校庭の一角には、幼稚園、小学校に在籍されてから聖心女子学院へ進まれた上皇后美智子さまが、ご成婚(昭和34年4月10日)前に来校され、記念樹として贈られたメタセコイヤの苗木3本の内1本が、修道院の裏側に中高の校舎と頭を並べるほど成長した姿を見ることができます。
 
------
 
平成13年に白百合学園小学校が、創立以来、初めての説明会を開催したときも、何か不祥事があったのではと思いましたが、そういったことはなく、受験されるご父母の強い要望によりとのことでした。
 
平成25年まで学校見学会だけ行っていた横浜雙葉小学校は、26年から説明会を再開しましたが、これは昭和60年代に開催していたときにうかがった話です。
 
本校の入学試験は、「一日体験入学方式」ともいわれ、昼休みにお弁当を食べる時間が設けられていました。文言は正確ではありませんが、話の内容を再現すると、こうなるのです。
 
     「お弁当は、いつもお母さんが作ってくれるのですか」
     「ウウン、今日は特別なの」
     「そうですか、それでは、おいしいでしょうね」
     「ウン、でも、残しちゃダメといわれたの」
     「どうしてですか」
     「残すと点数が悪くなるから」
     「……?」
 
残すと、どうして減点されるのでしょうか。
 
初めて来た所で、知らない子どもばかりの中で食べるのですから、緊張して残す子もいるかもしれません。
それよりも、弁当を食べることで、子ども達はいろいろなサインを出していると思います。
ご家庭の教育方針がどうなっているのか、これほどわかりやすいものはないでしょう。
食事は三度のことですから、絶対に、つけ焼刃はききません。
 
基本的な生活習慣が、きちんと身についているかを判定することも、小学校の入学試験では、大切なポイントだからです。
 
学校側が見たいのは、
「集団生活の中で、子どもはどうあるべきかを、親がしっかりと考えて、やさしく、あるいは厳しくしつけることを、ご両親の責任において教育しているかどうか」
ではないでしょうか。
 
今の話と似ていますが、以前、紹介しましたが大切なことですから繰り返します。
 
国立市にある桐朋学園小学校の説明会で、当時の校長であった鈴村先生が、たまたま会場に現われ、こういった話をされたのです。
本校は、仙川にある姉妹校、桐朋小学校と同様、面接をやっていませんが、その理由として、
 
 「親御さんに『趣味は何ですか』とお尋ねしても、本当は、競輪、競馬が大好きでも『読書と音楽鑑賞です』と取り繕うでしょう。でも、私どもでは、お子さんを二日間預かりますから、どういった育児をなさっているかわかります。ですから、私どもは面接をしません」
 
と、例によって文言は正確ではありませんが、こうおっしゃったのです。
試験を受けているのはお子さんですが、判定されているのはご両親であることが、よくわかる話ではないでしょうか。
 
 
(次回は、「学校説明会で確かな情報を (3)」についてお話しましょう)
 

 
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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>学校説明会で確かな情報を(3)

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第46号>
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[入試情報]
 雙葉小学校説明会
     日 時 7月19日(金)、20日(土)
     場 所 雙葉小学校
     申 込 6月17日(月)午前10時から申し込みサイトよりお申し込みください。
 
          詳しくはホームページをご覧ください。
          
 
 
学校説明会で確かな情報を (3)
 
  ★紹介したい説明会でのエピソード(2) 
  
東日本大震災を受け、平成24年の49回目のメルマガでは、「説明会速報 立教小学校(6月9日)」で次の話を紹介していました。いずれは、いわゆるコロナ禍に関するエピソードが出てくるかもしれませんね。
 
  震災に対していろいろと対応を考えている。
  校舎は古いが理論上は震度7に耐えられる建物、震度5以上の予知情報が校内に流れるようになっている。
  乾パン二千食、水や毛布の備蓄もあり、グランドの奥にある水車小屋の下には井戸があり水は豊富。立教大学が通勤難民四千人あまりを収容、乾パンを配り、学生食堂では炊き出しをした。
  池袋周辺にいれば安全を確保で
きるので心配いただくことはない。現在、停電になっても発信できる緊急メールを準備している。
  大学院には放射線物理学科の専門の先生がいて、給食の食材、水道水の放射能値を測定するなど、学院の組織的なバックアップもあるので安心できる体制にある。
        (緊急メールは、現在完備されている)
 
その立教小学校も、立教学院創立150周年記念事業の一環として新校舎が建築されることとなりました。利用開始は2027年です。
 
さて、説明会へお子さんを連れてこないでほしいと明言している学校もありますが、そういった条件がある場合は別として、お子さんを会場へ連れていかなければならない事情のある方もいます。1時間から2時間ほどかかる学校もありますから、子どもは退屈します。
 
ある学校の説明会、体育館で行われたため、後ろの所に子ども達が遊べるような空間があったのです。そこで、子ども達が走り回りはじめました。うるさいのですが、親が注意をしません。             
見かねた校長先生が、                      
「元気な子と不作法な子は違います」               
とおっしゃったのですが、それでも注意する親が現われません。学校の教育方針と違うことをやっているにもかかわらず……、もっとも、出るに出られなくなってしまったのかも知れません。   
 
これは、その逆の話ですが、赤ちゃんを胸に抱いたお母さんが、会場の外の廊下で立ったまま話を聞いていました。恥ずかしい話ですが、「遅刻しないように」などとおこがましくもアドバイスしている私自身が、渋滞に巻き込まれ5分ばかり遅刻したことで、偶然、この光景に出会ったのでした。先生との話の様子から、会場へ入るようにすすめられても、辞退しているようでした。終わって廊下に出た時、何と同じ所にお母さんがいるではありませんか。約1時間半、大変だったと思います。この学校の教育方針は、「心身ともに強く、心のやさしい子」の育成です。お母さんは、出身者ではなかったでしょうか。
 
この話も、機会があれば、必ず、紹介することにしています。
 
 育児ないないづくし
   暖房きかせて寒さがない        冷房きかせて暑さがない  
   おやつが過ぎて空腹がない       歩かせないので疲れがない 
   おもちゃのやり過ぎで興味がない    テレビの見過ぎで考えない 
   何でもホイホイ我慢がない       点数以外に関心がない   
   わかっているけど行わない       これではまともに育たない
 育児を「育自」と置き換えて、育児を通して育自するお母さんを求めます。
 
こうおっしゃっていました。
育自は誤植ではありません、自らを育てることです。「育児を通して育自するお母さんになりましょう」と何やら偉そうに私は言っていますが、種を明かせば、その根拠はここにあるのです笑)。
 
次の話は、あるミッション系の学校で伺った話です。
母親の学歴が高くなる一方で、育児が下手になっているといわれています。核家族化、少子化の進む環境のもとでの育児ですから、決して母親だけの責任ではありません。バブル経済全盛期の頃に聞いた話ですから、かなり昔のことになりますが、今でも考えさせられてしまいます。子どもを取り巻く環境は、あまり変わっていないどころか、むしろ悪くなっていると思われるからです。
文言は正確ではありませんが、以下のような話でした。
     
  現代の価値観は多様化したとはいえ、世界各国のシスターから、日本人といえば、商売に道徳は無用とばかりに、自己の利益だけを求めるイメージが強くなるばかりと聞かされています。その歪みを正すのが教育に携わる私たちの使命です。教育が、こうまで荒廃した原因は、あまりにも豊かになり過ぎ、お金が評価の基準になって、そこには精神的な絆がないからです。教育の危機は、心を大切にしないことから発しています。
  学卒のママが多くなる一方で、いたわり合う心、思いやりの心を持った子が少なくなっているのはなぜでしょう。それは、心を育てるより知識を与えることに夢中になっているからです。無理に知識を詰め込もうとすると  過干渉になりがちで、素直な感情を押さえつけ、その結果、子どもの心は屈折してしまうのです。
 
30年以上前になりますが、すでに過保護、過干渉な育児の弊害を指摘しています。これは小学校受験だけではなく、早期教育や稽古事にもいえるのではないでしょうか。子どもが、あることを学習するために、ふさわしい成長をしていない状態で、いろいろなことを詰め込むのは、幼児に適した教育とはいえません。
 
では、幼児期にふさわしい教育とはどういうものでしょうか。
立教小学校の田中司元校長の話を、文言は正確ではありませんが紹介しましょう。
 
  0歳から6歳までの幼児期は、人間の一生でいちばん大切な時期です。最も大切なのは、対話です。子どものいうことをよく聞き、やりたいことをしっかりとつかむことです。親がしっかりと聞いてくれ、受けとめてくれることで、子どもは安心感を持ちます。人間にとって安心感ほど大切なものはありません。対話の反対は沈黙ではなく、命令と要求です。家庭内で対話が成立する、これが育児でいちばん大切だと思います。
 
  次は、本の読み聞かせです。現代の情報は映像で入ってきます。
  映像は視覚と聴覚を通して、瞬時にわかる反面、頭の中でイメージを作る想像性が欠如していく気がします。読み聞かせをする母親の、話しかける父親の言葉を聞きながら情景や動物、人間の姿を思い浮べることが、人間にとっていちばん重要な能力だと思います。イメージする力を育てることは、文学的な分野と考えがちですが、自然科学的な発想は、少ないデータをもとに発展させ、それぞれの世界をイメージすることでできたわけです。
  分子や原子は、どんな格好をしているか、太陽はどんな姿をし、宇宙はどのようになっているか見た者はいません。わずかな情報から科学者が創ったイメージの世界です。読み聞かせは、子どものイメージする力を育てるとともに、子どもの世界を一緒に楽しむ豊かな時間でもあるのです。
 
  3番目は、ご家庭の中に自然を楽しむ文化をもってほしいのです。神様が創った自然の美しさ、素晴らしさにかなうものを、人間は作っていないと思います。気をつけないと、人間が作ったものだけに囲まれて生活することが可能な時代になりました。土を踏んだことのない子もいます。土、石、葉っぱ、虫、砂といった地球を作っていく素材を、子どもが肌で感じることが大切です。休日に、森や海岸、川原や野原へ、弁当とシートを持って出かけ、自然って美しいな、風って気持ちがいいぞ、葉っぱはきれいだ、石ころにはいろんな形があって面白いな、何もプログラムを作らずに、ゆったりと、そこにいるだけで素晴らしい、そういう自然の楽しみ方、それは非常に高い文化ではないかと思います。
 
対話、読み聞かせ、自然を楽しむ文化、考えさせられることばかりですが、特にお母さん方は、「対話と読み聞かせ」については、ついこの間までキチンと実行していたはずです。
 
お子さんの赤ちゃん時代です。      
 
何もわからない乳飲み子に、一所懸命、話しかけませんでしたか。
赤ちゃん言葉を懸命に理解しようとしませんでしたか。
こういった姿は、無償のほほ笑みと共に、この世で最も美しい姿といわれています。
        
ところが、受験準備に夢中になりすぎると、「命令と要求」の日々になりがちです。でも今は、大丈夫なのです。心配なのは、夏休み以降です。
 
ちなみに、田中元校長が就任した年から、立教小学校はペーパーテストを廃止しました。
男の子の多くが苦手とする、音楽に合わせて体を動かすテストがあり、思わず笑ってしまいましたね。照れ屋で気が弱く繊細な神経の子が多いからです。運動会で楽しくダンスをしているのは女の子ではないでしょうか。お父さん方も何やら照れくさそうに踊っていますね(笑)。
 
2021年度から校長に就任した田代校長が副校長の時には、脳科学者の話を例に、18歳を超えると脳の成長の差はなくなるが、それまでは女子の成長が速いので、小中高が別学で、大学は共学が理想的な教育環境、「手前みそながら」と自慢されており、なるほどと納得できました。別学が禁止されていたアメリカでは、2006年に法が改正され、公立の学校でも別学を選択できるようになっているそうです。
 
 
最後に、平成9年6月に、白百合学園幼稚園が、創立以来、初めて説明会を開催したときにうかがった話を紹介しましょう。幼稚園を受験されるお母さん方への話ですが、小学校の受験も、基本的には同じことだからです。
 
あいにくの雨の中、熱心なお母さん方が、およそ500名、幼稚園のプレイルームは、立錐の余地なしといった状態でした。(第2回目以降は、学園内の講堂で行われていますから、園舎に入るという貴重な経験をしました!) 校訓である三訓、「従順、勤勉、愛徳」の説明、モンテッソーリ教育の目的、敏感期、縦割り保育のメリットを話された後に、幼稚園側が望む子ども像について、次のように話されたのでした。
 
  私どもの希望しておりますのは、小さいときから、入園テストですとか、面接テストを受け訓練された子ではなく、むしろ日常の生活の中で、特に、お父さま、お母さまの、生きたお手本の中で育てられたお子さま方、それから年齢相応に基本的な生活習慣が、これは、まだ完全にできませんから、ある程度、身についているお子さま、明るく、素直で、いきいきしたお子さま、そういう子ども達を期待しております。
 
いかがでしょうか。
「お父さま、お母さまの生きたお手本の中で育てられたお子さま方」云々は、幼稚園、小学校の受験は、まだ、中間報告ですが、お子さんを通して、ご両親の育児の集大成を判定しているということです。
 
ところで、小学校の受験は、「はじめにご両親の育児の方針ありき」とお話しましたが、その根拠となっている話を紹介しましょう。残念ながら、今では手に入りませんが、慶應義塾幼稚舎が願書に同封していた小冊子「第一学年入学志願者心得 入学受験について」に書いてあったことです。
 
  甚だ当たり前のことであるが、子供は手塩にかけて育てるものである。「両親が手塩にかけて、心を尽くして育ててきた我が子を、受け取らない学校があるなら、行かなくても一向に差し支えない」というように考えられないものであろうか
 
学校説明会は、建学の精神や教育理念を話すだけではなく、こういった育児についての話があることから、小学校の受験は、ご両親の育児の姿勢が問われていることが、おわかりいただけたと思います。
 
問題集だけを頼りにし、机の上だけで受験準備はできません。子どもは、ご両親の作った環境で育っていきます。基本的な生活習慣やあいさつ、言葉遣い、運動能力といったものは、ご家庭できちんとやっていかなければ、幼児教室や塾などで、受験に必要なノウハウの指導を受けても身につかないでしょう。
 
だらだらと食事をし、衣服の着脱ができないようでは、暁星小学校のような俊敏性を求めるテストに対応できません。
 
すぐ疲れておんぶをせがむようでは、筑波大学附属小学校や昭和学院小学校のような熊歩き(四足歩き)をやれといってもできないでしょう。
 
自立心や意欲が培われていないと、かつての白百合学園小学校のように立ったままで試験を受けることも難しいのではないでしょうか。
 
過保護になっていれば、話を理解し、素早く、積極的に取り組まなければならない幼稚舎のような、行動観察型の試験をクリアできるとは考えにくいことです。
 
学校側が試験を通して知りたいのは、「知育、徳育、体育の三つの能力が、就学前の子どもにふさわしく、バランスよく培われているか」であり、知的な能力だけを判定しているのではありません。こういった能力を育み、意欲のある子に育てるのはご両親であり、試験を受けるのはお子さん自身ですが、判定されているのはご両親であることを、納得いただけたのではないでしょうか。
 
数々のエピソードは、以前にもお話ししました「心を鍛える賢い子どもの育て方」などから一部を紹介したものです。説明会への参加とは別に、各校のホームページや学校案内のパンフレットだけでなく、こういった書籍なども前もってお読み頂き、万全の態勢で秋に向かってほしいと願っています。
 
めぇでる教育研究所のホームページ、「出版物・問題集のご案内」もご覧ください。
    
 
   (次回は、「よくある質問」についてお話しましょう)

 
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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>学校説明会で確かな情報を (1)

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第44号>
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<説明会情報>
 成蹊小学校
  ・運動会
    2024年5月18日(土)
  ・第1回学校説明会 
    2024年6月15日(土)            
  ・オープンスクール
    2024年6月20日(木)
  ・第2回学校説明会 
    2024年9月2日(月)
  ・文化祭
    2024年10月13日(日)
 
  詳しくは、ホームページをご覧下さい。
 
 
 
学校説明会で確かな情報を (1)
 
 
小学校の受験で最も重視されるのは、「志望理由」です。
 
出身者の方には問題ありませんが、そうでない方々には、学校に関する情報、例えば、建学の精神や教育方針、その学校ならではの特色、主な年間行事やクラブ活動、合宿などの校外活動、学童保育、併設校への進学状況、併設校のない場合の進学実績やそのための対策、通学時間やご主人の転勤にともなう復学制度、自己推薦や単願等応募の方法などわからないことが多いと思います。
 
そういったハンディキャップを解消するために行われているのが学校説明会です。過去には説明会をやっていない学校もありましたが、現在では、ほとんどの学校で開催しています。
 
最近の傾向として、夏休み前に学校説明会を、休み後に入試説明会と2回行う学校が増えてきました。しかし、幼稚舎、雙葉小学校のように学校説明会だけ行っているところもあります。そして、Webでの事前予約の必要な学校が多くなりました。当日になって気づいても手の打ちようがありませんから、注意してください。
 
東日本大震災後、自然災害が注目され、多くの方が通学に不安を感じているのではないでしょうか。各学校のホームページにも「災害対策」が掲載されていますが、大切なのは、「我が家の災害対策」で、「登校・下校時に災害が起きた時の対策」です。学校側が公表する対策を、わが子の通学に、どのように活かせるか、慎重に考慮するのも保護者の義務です。今年もその説明があると思いますので、正しい情報をもとに不安を解消しておきましょう。しかし、何といっても大切なのは、お子さん自身の自立心と行動力です。そういった育児に徹することも親の仕事ではないでしょうか。
 
また、学童保育、アフター・スクールに力を入れる学校が増えています。日本女子大学附属豊明小学校、聖心女子学院初等科もそのひとつです。お母さん方がお仕事をもっている場合、具体的にどのようになっているか、情報を確認しておきましょう。
 
横浜雙葉小学校は、学外のアフタースクールと提携しました。授業後はスクールバスで施設まで送迎しています。
 
日本女子大学附属豊明小学校は、5月11日(土)に行われる学校説明会は既に受付終了していますが、5月27日(土)に行われるオープンスクールは、5月12日(日)から受付となっています。2023年は早い段階で満席になりましたので、興味があるご家庭はまず予約しておくことをお勧めします。
運動会は9月28日(土)に西生田の大学のグランドで開催されます。いずれも事前申込制。
 
雙葉小学校は、7月19日(金)、20日(土)に開催。Webで事前申し込み(6月17日10時~)。
 
白百合学園小学校は、5月18日に授業公開が開催されますが、既に満席となっています(本メルマガ発行時)。学校説明会が6月29日(土)、学校見学会が9月7日(土)にそれぞれ行われます。
 
聖心女子学院初等科は、第1回学校説明会を6月8日(土)、第2回を9月7日(土)に実施。オープンスクールが8月に予定されています。いずれもHPから予約が必要です。
 
青山学院初等部の第1回目説明会は5月18日(土)に実施されます。若干空きがあるようです(本メルマガ発行時点)。同じ内容で第2回説明会が9月7日(土)に実施されます。いずれも保護者のみ。親子で校舎を見学できる「オープンスクール」が6月29日(土)に実施。
 
東洋英和女学院小学部は、6月13日(木)に学校説明会、6月19日(水)にオープンスクールを実施。
 
東京女学館小学校は、5月18日(土)には運動会が公開されます。7月6日(土)に説明会が予定されています。なお、昨年5月に夕方から行われた説明会は本年度は実施されないようです(3月に実施済み)。
 
立教小学校は今年も3回開催。第1回6月6日(木)、第2回6月29日(土)、第3回9月7日(土)です。「(1)(2)(3)はそれぞれ内容が異なる」と明記されています。事前の申し込みはありませんが、対象は保護者のみとなっています。
 
慶應義塾幼稚舎は、学校説明会が7月1日(月)~7日(金)に動画配信の形で実施。学校見学会が7月8日(土)に実施されます。
なお、動画配信以前は、1時間程度、自尊館(講堂)で行われていました。
都会では珍しくなった土のグランドと真中に立つ大きな欅、毎年、七夕飾りを見ることができます。自尊館のエントランスには、福澤諭吉直筆の書「人間萬事戯来戯去」(人生は本来戯れにすぎないと悟ること KEIO YOCHISHA SCHOOL GUIDEより)の額が掲げられています。
 
成蹊小学校の説明会は、当初は、大学の合同授業などで使う大きな教室でやっていましたが、やがて小学校の体育館になり、それでも入場しきれなくなり学校近くの武蔵野市民文化会館で行っていました。平成26年からは学園内で開催しています。
初めて授業参観で校舎に入ったとき、何やらうなぎの寝床といっては失礼でしょうけれど、そんな感じがしましたが、新装成った校舎は、むかしの面影を一新し、すばらしい環境になっています。
第1回説明会が6月15日(土)に行われます。
 
日出学園小学校は、昼間、参加できないお父さん方に「お父さんのための説明会」を5月22日(水)、23日(木)に6時から開催します。運動会は6月1日(土)、授業体験会は6月に22日(土)に実施。
 
日出学園小学校のように夜の説明会もあります。
 
昭和学院小学校が7月12日(金)に、2020年4月より校名を小野学園小学校から変更した品川翔英小学校は6月21日(金)にナイト(学校)説明会を開催。
 
江戸川学園取手小学校は、5月25日(土)に学校説明会および1日体験入学があります。
 
暁星小学校の説明会日程は発表されていませんが、夏に行われることが多いの
で、HPをこまめにチェックしましょう。
 
 
      (以上の情報は、5月10日(金)現在のものです)
 
 
 
まず、こういった説明会や公開授業などの日程を正確につかんでおくことが大切です。
ホームページを利用すれば、説明会の開催日時や入試日程、学校の歴史や建学の精神、参加できる学校行事などの他、学校によっては、「よくあるQ&A」も用意されており、簡単に検索できますから大いに利用しましょう。
 
説明会では、学校案内や要覧などの配布があり、市販されているガイドブックなどからは得られない情報も公開され、そういった資料をもとに、学校の沿革や教育内容などの詳しい解説が行われています。
 
9月以降の説明会では願書も配布され、具体的な入試日程の説明や願書記入上の注意、健康調査書に関する諸注意、考査料の振込みに関する注意などを詳しく解説する学校もあります。
 
また、立教小学校や立教女学院小学校、成蹊小学校、白百合学園小学校のように授業を公開する学校もあります。
 
上記学校の参加者はほとんどが保護者対象となっていますが、国府台女子学院小学部、昭和学院小学校などのように、説明会中にお子さんを預かってくれるところもあります。
 
説明会は5月から始まる学校が多く、9月以降に集中して開かれていましたが、最近は、6月、7月に行う学校が増えていますから注意が必要です。こういった情報をしっかりと確保しておくことも、ご両親の大切な役目です。学校によっては、面接で説明会に参加した感想を聞かれたり、アンケート用紙に記入を求めたりすることもあります。
 
多くの学校では、質疑応答の時間を設けていますが、特別に時間を設定していない学校もあります。しかし、説明会終了後、個人的に質問をする機会はありますから、何か問題のある場合は、この時間を利用し解消しておきたいものです。「母子(父子)家庭は不利」「共働きの家庭は不利」「信者は有利」「出身者、兄弟姉妹がいれば有利」など、いわゆる噂に心を痛めている方々は、直接、処方箋をいただいて、つまらない悩みは解決しておきましょう。
 
学校によっては、「心配事がある場合は、電話で問い合わせてほしい」と、相談の窓口のあることを説明しているほどです。しかし、電話で済ませるより、説明会で直接、お聞きしておくべきでしょう。もしかすると、面接の時に再度、お会いするかもしれないからです。
 
かつては、入学後、経済的な心配が起きた場合には、奨学金制度のあることを公表している学校もありましたが、青山学院初等部のホームページのQ&Aの欄にも、「学費等の支援給付制度が定められている」と発表しています。
 
また、転勤の可能性のある場合、復学できるか確かめておきましょう。
 
問題を抱え込まずに積極的に利用し、すっきりとした気持ちで秋を迎えたいものです。
 
ところで、説明会は、小学校の講堂や体育館で行われると思われがちですが、外部でやっている学校もあります、早稲田実業学校初等部等です。
 
早稲田実業学校初等部が第一回目の説明会を行ったときは、国立の初等部の校舎は建築中で、大学の大隈講堂を使用しましたが、満員になるほど参加者が多く、初等部内には収容できる施設はないようですから、ここで開催することになったのでしょう。入学式も、当講堂で行われました。建物が古くなったために改築されていた2年間は文京シビックの大ホールで開催されたこともありました。今年は6月9日(日)に大隈講堂で開催される予定です。
学校見学会は7月20日(土)に実施。
 
思い出に残っているのは、学習院初等科の説明会です。
当初、男児と女児に分けて四ツ谷の迎賓館のすぐそばにある初等科の正堂(講堂のこと)で行っていました。現在、初等科の建物は新築されましたが、当時の校舎内はかなりの年月を経ており、歩く廊下はぎしぎしと音がし、質実剛健を教育目標とする学校らしい雰囲気を感じたものです。また、正堂の正面には菊の御紋が二つ蒼然と輝き、皇室の方々が通われる学校であることが伝わってきたものでした。こういった学校の歴史や雰囲気を実感できた貴重な体験でした。
5月の学校説明会は受付終了ですが、入試説明会が9月2日からWEBで、学校見学会が9月7日(土)に行われます。
 
 
 
◆参加するときの注意点 
 
説明会へ参加するときに注意してほしいことをお話しましょう。
 ・筆記用具、メモ用紙を持参する。
 
 ・上履きが必要な場合がありますから、スリッパ、靴を入れる袋を持参する
  かどうかを確かめておく。
 
 ・雨の日は、雨傘用のビニール袋を学校側で用意しているとは限りません。
  特に、梅雨にさしかかる時期ですから用意しておきましょう。
 
 ・ハイヒールで廊下を歩くとき、音に注意を。立教小学校は禁止しています。
  Q・なぜ、ハイヒールでの来校は禁止されているのですか。
  A・学校の校庭は人工芝になっています。その上をハイヒールなど、かかとの高い靴で歩くと、人工芝を傷つけてしまいます。また、ハイヒールなどかかとの高い靴で校舎内を歩くと、大きな音がする可能性が考えられ、授業などの学校生活に影響する可能性が考えられます。
   従って、ハイヒールなどかかとの高い靴での来校は、ご遠慮いただいております。もし、ハイヒールなどかかとの高い靴を履いてこられた場合には、校内に入る際に、運動靴などにお履き替えいただきたいと考えています。ご配慮をお願いいたします。
      (立教小学校ホームページ 「よくいただく質問」より)
 
 ・学校によっては、お子さんを連れてくることを遠慮してほしいという場合がありますから確認を。
       
 ・お子さん同伴の場合は、むずかることもありますから、いつでも外に出られるように、後方の出入口の席に座る気配りを。1時間から長いところでは2時間にもなりますから、退屈しない工夫を。
  「受験生ならびにお子様のご来場はお断りします」等明記されている学校もありますので、よく確認してください。
 
 ・授業参観の場合は、同伴者と絶対に話をしないこと。生徒は授業中です。
  これが守られていません。「学校側では、ひそかにチェックしている」ということはないとは思いますが、こういった怪情報は広めたいですね、生徒のためにも。
 
最後のことについては、あきれてしまった経験があります。
昭和61年、雙葉小学校が説明会を再開した時でした。
会場は5階のホールでしたから階段を上ることになりますが、各階の踊り場に立て札があり、そこには文言は正確ではありませんが、「生徒は授業中です。静粛に願います」と書かれてあったのです。
階段をおしゃべりしながら歩く、お母さん方の無神経さを理解できませんでした。学校側に、先を読まれているのですから。友達と一緒に参加されるお母さん方、厳に慎んでください。
 
また、立教小学校など授業参観をかねている場合、始業時間前に集合しますから、朝の交通状態を頭に入れておきましょう。
利用する交通機関は、通勤・通学時間で混雑していますし、時間も通常よりかかります。
駅からタクシーでと思っていても、簡単に乗れるとは限りません。
もちろん、自家用車での来校は禁止されています。どこの学校にも、車を収容する広い駐車場はないからです。
 
ところで、授業参観の場合、1年生の教室が人気の的になりがちですが、高学年の教室は空いていますから、じっくりと見学できます。ある学校で、非常に厳しい先生の態度に接し、「やるじゃないですか!」と感動さえ覚えたものです。見学者がいようがいまいが眼中にない先生の態度が、建学の精神そのものだったからです。
 
連休、いかがでしたか。しばらく、調子が狂うかもしれません。気をつけてあげましょう。
 
  (次回は、「学校説明会で確かな情報を(2)」を紹介しましょう)
 
 
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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★入試問題を分析する -合否を判定する必須十項目-★★[10]社会性に関する問題 

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第43号>
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◆説明会情報
  立教女学院小学校 学校説明会
   2024年6月1日(土)
   
  東洋英和女学院小学部 学校説明会・公開授業
   2024年6月13日(木) 2回実施
 
  日本女子大学附属豊明小学校 学校説明会
   2024年5月11日(土) 
 
  青山学院初等部 第1回学校説明会
   2024年5月18日(土)9時、13時の2回
 
  聖心女子学院初等科 第1回学校説明会
   2024年6月8日(土)
 
  千葉日本大学第一小学校 学校見学会
   2024年6月14日(金)
 
  詳しくは、ホームページを御覧になり、しっかりと情報を確認しておきま
  しょう。
 
 
 
 ★★入試問題を分析する★★
 [10] 社会性に関する問題  
        
5、6名のグループで遊び、その様子から社会性、協調性といった集団生活への適応力を評価する問題です。ごっこ遊び、絵画や制作など、いろいろな形で行われますが、かつて出題された「電車ごっこ」を取り上げ、どういった形で展開し採点されるか分析してみましょう。
 
★[電車ごっこ]
「今から、電車ごっこをして遊びます。この遊びには、運転手さん、車掌さん、駅長さんに、お客さんが必要ですね。最初に、誰が、どの役をするのかを、みんなで相談して決めてください。そして、どうやって遊べば楽しいか、話し合って決めましょう。電車は、このロープを輪にしたものを使います。相談ができたグループから、代表を決めてロープを取りにきてください。わかりました
か。では、始めてください」
 
こういった説明を聞き、相談をして、電車ごっこを始めます。
ごっこ遊びは、幼稚園や保育園などでやっている遊びですから、遊びそのものには問題ありませんが、何といっても集まったメンバーは、今日が初めてのご対面です。これが問題ですね。名前、幼稚園(保育園)名、家族構成、性格、趣味、得意な遊びなど、データなしの遊びとなります。全員同じ条件ですが、普段からリーダーシップをとっている子ども達は、やりますね。
「運転手と車掌、駅長さんは、一人ずつだから、順番に代ったらいいと思います」
「その順番だけど、ゼッケンの番号順はどうですか」
「背の高さ順でも、いいじゃない?」と背の高い子がいうかもしれません。体の特徴を武器にしていますね。
「(ぼくは、背が低いからお客になってしまう。そうは、させないぞ!)ジャンケンが、いいな。勝ち負けで、決めるから、いいと思います!」
こう思っているかどうかはわかりませんが、自分の考えを言える子、いいですね。
 
こうなれば、意見はドンドンと出ます。殊勲賞は口火を切った子ですが、このグループは早くまとまります。
「最初にいった君が、代表でロープもらってきたら!」
「賛成!」
こういけば理想的です。
 
黙ったまま、まったく進まないグループ、積極性に欠ける子ども達が、集まる場合もあるそうです。
 
「…………」
「……」
 
これでは採点できませんから先生は盛んに促しますが、反応はありません。
何も言いませんから、参加意欲、発言内容、行動力、全部なし、社会性、協調性は[0]になります。偶然の組み合わせとはいえ、惨めな結果になってしまいます。
 
「ぼくは、運転手しかやりたくない!」
こんな無茶をいう子もいるそうです。古い言葉ですが、乳母日傘(おんばひがさ)型ですね。こういう子ばかりでは、収拾がつかなくなります。乳母日傘型とは、「乳母をつけ、日傘をさしかける、というように子どもを大事に育てること」で、過ぎると過保護になる育児のことです。
 
「私、決まったものなら何でもいいの!」
こういう女の子もいるそうです。一見よさそうですが、あなた任せで積極性に欠けるのではないでしょうか。
 
こういう子もいるようです。ジャンケンで決めることになり、ジャンケンをして負けると、「ジャンケンは止めて、他のやり方がいいな!」などと平気でルールを破る子、自己中心型です。普段の家庭での振る舞いをチェックしてみましょう。
 
いろいろと見せてくれるそうです。小学校側としては、グループ活動を盛り上げるために積極的に参加する意欲、相談する様子や発言の頻度、内容、ルールを守って遊ぶ様子などから、社会性や協調性を評価しますが、これも保護者の育児の結果ではないでしょうか。
 
過保護な環境ではわがままなお山の大将に、過干渉な環境では消極的に、自立心が弱ければ、あなた任せになりがちです。
 
これについては、以前にもお話ししましたが、幼稚園や保育園の先生に聞いてみることです。 
「うちの子、園での様子はどうですか?」 
「そうですね、どちらかといえば、集団生活への適応力に、少々問題がありますね」
 
この場合の「少々」は、「ものすごく問題あり」と考えて、育児の姿勢や子どもを取り巻く環境に、何か問題点はないか、チェックが必要です。社会性、協調性といった集団生活への適応力は、6歳頃までに身につくと言われています。
義務教育が始まる時期と、一致しているわけです。
 
「少し、内気なところもあるようです」
こういった答えがある場合は、お父さんやお母さんが構い過ぎているはずですから、過干渉の鎖を切ってあげましょう。
 
「元気すぎる時も、ありますね」
この場合は、わがままで、チームワークを乱しているかもしれませんから、何事も思うようにならないことをお父さんがしっかりと教えてあげるのが良いでしょう。
 
子どもは遊ばせると、育てられた環境がわかるものです。
 
ペーパーテストではわかりにくいことですが、遊びや行動観察のテストで、子ども自身が親の育児の姿勢をきちんと見せてくれます。子ども達は、演技などできませんから普段の姿が表れるのです。
    
ところで、こういったテスト中にもめごとが起こりやすいようです。
 
もちろん、行動観察が中心になっている慶應義塾幼稚舎のように、試験に先立ち、「走らない・前の人を抜かさない・うるさくしない」と注意しますが、テンションの上がってしまう子ども達もいますから、ちょっとしたことでいさかいが起きるようです。
 
そんな時どうしたらいいのでしょうか。
 
女の子は毅然として原因を指摘するそうですが、男の子は案外、腰砕けになる話をよく耳にします。
「どうしたのですか!」と聞かれた時に状況を説明できれば、先生方も適切に対処してくれますが、口ごもり、まごまごしていると、そのままになる場合もあるようです。
制限時間内の試験で、先生方も進行状況には、神経を使っているはずだからです。
 
やはり過保護、過干渉の環境では、うまく対応できないのではないでしょうか。
 
自分が悪くなければ先生にきちんと伝える、行動観察型のテストでは、こういったことも大切です。
普段から幼い子ども達は、おかれた状況のもとで、いろいろなことを考えているのですから、それを言葉で表す機会をたくさん作ってあげることも大切ではないでしょうか。
 
「対話」です。
話し過ぎ(かなと思っている)の保護者は、よい聞き手になってあげましょう。
    
歌い、踊る試験もあります。
幼稚園や保育園で楽しそうに歌い踊る子ども達は、間違いなくお父さん、お母さん方が、子ども達と一緒に楽しく歌い、踊っています。ですから、初めての場所で、知らない友達や先生の前でもできるのです。なぜなら、子ども達の小さな胸の中には、お父さんやお母さんと歌い、踊った楽しい思い出が、いっぱい残されているからです。
 
知識だけ詰め込まれた子ども達は、こういったことが苦手でもあるようですね。
「話す・歌う・踊る・描く」は、子ども達の大切な表現手段であることを、忘れてはいけないと思います。
 
表現できることから積極的に挑戦する意欲や好奇心が、みんなで楽しく歌い踊ることから協調性などが、間違いなく育まれている証であり、学校側の狙いも、ここにあるのです。
 
運動会には、親子でダンスをする種目がありますが、お子さんの様子はいかがですか。
内気で、はにかみ屋である男の子は、苦手ではないでしょうか。
特にお母さん方が、楽しく相手をしてあげることで、シャイの鎖を断ち切ってあげることもできます。
 
社会性や協調性といった集団生活への適応力を育む場が、幼稚園であり保育園です。
 
家庭のあたたかい環境で育てられた子ども達が、初めて集団生活の訓練を受ける教場です。
幼稚園へ通うことは法律で決められてはいませんが、何事もマイペースでは、教育は成り立ちません。
 
国府台女子学院の平田史郎学院長は、かつて説明会で「訓練されていない個性は野性である。」とおっしゃっていました。教育の第一歩は共に生きる、共生を学ぶことから始まります。訓練されていない個性では、困るのは子ども自身です。社会性の問題の目的は、どこにあるかご理解いただけたのではないでしょうか。
 
(次回は、「学校説明会で確かな情報を」についてお話しましょう。)
 
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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★入試問題を分析する -合否を判定する必須十項目-★★[9]運動に関する問題

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第42号>
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★説明会情報
昭和学院小学校(第1~3回オープンスクール・説明会)
 2024年5月18日(土)9:00~11:00
      6月12日(土)9:00~11:00
      7月12日(金)18:30~19:30
 
江戸川学園取手小学校
 2024年5月11日(土)10::00~11:30 オンライン
      5月25日(土)10::00~11:30
 
  詳しくは、各校のホームページをご覧下さい。
 
 
「学校情報 HPを読んでみましょう」
各学校のホームページが更新され、今年も読み応えがあります。特に、国語ではどういった授業が展開されているか、興味のあるところです。
昭和学院小学校の視写(名作を原稿用紙に書き込む)、日出学園小学校の書写、「書き取りタイム」、聖学院小学校の「作家の時間」など、面白い取り組みがあります。
聖学院では通常授業の他に、1年生から6年生まで週1時間「表現」の科目を特設、「作家の時間」と呼ばれ、自由なテーマで文章を書き、クラスメートの前で読み上げ、みんなから評価をもらう形式は傑作。先生とのやり取りで終わる作文と違い、多数の読み手を意識し、興味を持ってもらうことがポイント。
英語に力を入れている本校ですが、きちんと国語力を培う姿勢が伝わってきました。
英語や情報教育に注目しがちですが、すべての学問の基本は国語です。どういった授業を進めているか、調べてみませんか。
 
 
 
[9] 運動に関する問題 
 
運動には、集団で行うものと個別に行うものがあります。
 
[集団で行う運動]
 
先生と同じ体操を機敏にこなす模倣体操、タンバリンのリズムに合わせて行進をしながらスキップやケンケン、ケンパー、グーパーなどをするもの。
左右の手を開いて、親指から順番に閉じたり、開いたりする指の屈伸、片足一本で立つ片足バランスや登り棒、縄跳び、ボールをついたり投げたり、ドリブルをするボール遊び、かけっこ、ジグザグ行進などをします。
 
これは試験ですが競争ではありません。
先生のやっていることをよく見て、その通りにできるかどうか、指示行動です。
スキップ、ケンケン、ケンパー、グーパーなどは、幼稚園でやっていて得意だろうと思っていたのですが、そうでもないようです。
また友だちとこういった遊びをすることが、少なくなっているのではないでしょうか。
 
少子化の影響で近所に同年齢の仲間がいない、また、不幸なことですが、幼児を取り巻く屋外での環境は決して安全とはいえず、家での一人遊びが増えているようですが、やはり不自然ですね。                   
 
しかし、やってできないことはありません。
 
ご両親の出番ですね、お子さんも喜びます。
お父さんやお母さんと一緒にやってできるようになっていれば、教室でも簡単にでき、先生方も他のことに時間を有効に利用できます。
 
巧緻性と同様、教室や塾にお任せだけでは、効率のよい受験準備はできません。
 
そして実際の入学試験で、お父さんやお母さんと一緒にやった運動が出たとき、子どもたちは間違いなく一所懸命にやります。
楽しい思い出が残っているはずだからです。
 
かつて、このようなことがありました。
 
ボールを使う運動が出題される男子校の受験で、お父さんは海外へ単身赴任中。
通い始めてから3か月ほどたった時、少し太めであったお母さんがスリムになってきたので、お子さんに聞いたところ、毎日のように近所の公園でボール遊びをしているとのことでした。
見事に合格しましたが、ご挨拶にみえた初対面のお父さんが、一番うれしそうでした。
お父さんができなかった分、お母さんが一所懸命に取り組んだので、お子さんには楽しかったに違いありません。
難しい問題にもギブアップせず、懸命に挑んできたのは、こういったお母さんの頑張り、スキンシップがあったからでした。
 
逆に苦しい思い出しか残っていない場合は、
「先生、これ試験ですか。試験でなかったらやりたくありません」
こうなるのではないでしょうか。
 
前にも紹介しましたが、説明会で聞いた本当にあった話です。
難易度の高い小学校でしたから、かなり厳しい受験準備に追われ、子どもの目にも、日常生活の全てが受験に結びついていると映っていたのでしょう。
話をされたシスターは、悲しそうにおっしゃっていましたが、帰るとき電車で一緒になったお母さん方が、「難しい問題が出るのだから、仕方がないでしょうに!」(この語尾、いやですね)などと、なぜか高い偏差値の話で盛り上がっていました。
 
「準備に適切でないところがあるのでは、とお母さん方は考えないのでしょうか」と言いたくなりましたが、偏差値だけをあげる準備に夢中になっているお母さん方は、聞く耳を持たないものです。
ご両親が心を一つにして受験に取り組んでいるとは、とても思えません。
大人だけが夢中になっているケースが、多いものです。
しかし、子どもにとって負担になるだけの準備は、やがて、壁にぶつかります。
チックの症状などが出てくるようでは、誰のための受験なのでしょうか。
 
また運動は知的な能力と関係ないからと無関心な方がいますが、それは間違いです。
知育、徳育、体育の3つの能力が、年齢にふさわしく、バランスよく育っていなければ、偏った発育をしがちです。
 
お薦めしたいのは、縄跳びやボールつきです。
縄跳び、これは全身運動ですから、体重計恐怖症の保護者にも効果があります。
ボールつき、これも全身のバランスが必要ですから、ぜい肉を取り除いてくれ、心地よい汗は、ストレスの解消にもなります。
サッカーが盛んですから、けるのは上手ですが、つくのは苦手ですね。
親が見本を示して、一緒に汗を流しましょう。
繰り返しますが、第三者だけに任せるものではありません。
試験に出るからではなく、これくらいの運動ができないようでは心配です。
 
中には息切れする子がいますね。
スタミナ不足です。
最近、こういった男の子が増えているようですが、持久力を見るテストもあります。「やめ」と言われるまで縄跳びを跳び続ける、などの内容です。
 
スタミナ不足は取り組む意欲にも悪い影響を与えます。 
お子さんと一緒に歩いてみましょう。
5分もしない内に、
「パパ、おんぶ!」
とせがむようでは、お子さんは運動不足です。
         
 「床にかかれた印に従いケンケンパーをしながら進み、乾いた雑巾で敷いてあるマットまで雑巾がけをし、そばに置いてあるかごに雑巾を入れ、箱からドッジボールを取り出し、ラインの前で後向きになり、ボールをつきながら後向きで進み、ボールを箱にしまい、車輪のついた丸い板に正座し、手でこぎながらジグザグにかかれた線の通りに、置かれている椅子にぶつからないように進む」
 
かつて、ある名門校で実施された運動テストです。
学校側の出題意図を考えてみましょう。
通学時間に1時間かかる場合、これで息切れするようでは、
「無理ではないでしょうか!」
となるのは当然です。
 
ところで、以前、巧緻性のところでお話ししたことですが、お子さんは筆記用具をきちんと持って、しっかりとした線を書いていますか? 
弱々しく頼りない線を引くようでは、腕の筋肉の発達不足、つまりは運動不足が考えられます。
チェックしてみましょう。
 
 
 
[個別で行う運動]
 
跳び箱、平均台、マットなどを使った運動をいくつか組み合わせて、先生の模範演技を見てから一人ひとり行うものです。
 
  「先ず、ケンパーで平均台の側まで行き、平均台を渡り、真ん中で1回ぐるりと回ってからまた進みます。下りたところの円の中で『やめ!』と言われるまでボールをつきます。次に跳び箱にのぼり、元気に飛び下り、最後にマットの上で芋虫ゴロゴロをしてマットの外に出て、得意なポーズをやって終わりです。先生のやるのを、よく見ていてください」
 
かなり、きついです。
しかも、しっかりと模範演技を見ていないと、どうにもなりません。
指示の理解と積極的に挑戦する意欲、行動力を見ているのでしょう。
こういったことを、いきなり本番でやるのは無理ですし、「お父さんの出番です」などと言われても、マットの代用品はありますが、跳び箱、平均台は、家にないからできないのではと思われがちですが、その心配はありません。
普段から、体を動かし、筋肉に刺激を与えていれば、対応できます。
基礎体力さえついていれば、順応性の高い子どもには、難しいことではありません。
 
ところで素朴な疑問ですが、途中で忘れてしまった場合、どうすればいいのでしょう。
先生に聞いても、いいのでしょうか。
最初の挑戦者は、こういう心配もありますね。
聞くのはまずいでしょうが、自分で覚えている通り、堂々とやるべきでしょう。
 
また、途中で平均台から落ちてしまった場合、やり直ししてもいいのでしょうか。
いいと思いますね。
チャレンジ精神です。
 
失敗を恐れる子など、子どもらしくありません。
落ちて泣く子もいるそうです。
なぜ、泣くのでしょうか。
たかだか平均台から、落ちただけではありませんか。
泣くのは、落ちたら駄目、失敗したら減点されることを知っているからでしょう。
 
悲しくなりますね、こういうことで泣き顔をみせるのは……。
小さいときから失敗するのは、悪いことだなどと教え込まれたら、「失敗は成功のもと」とは言えなくなるではありませんか。
苦手なことが増えるのは、失敗を恐れるからではないでしょうか。
 
平均台から落ちても、
「先生、やりなおしてもいいですか!」
笑っていえる子、絶対に合格すると思います。
信じていますよ、試験監督の先生方!
 
やはり、体を動かすことは、第三者だけに任せっぱなしはよくないと思います。
ゴルフは年を取ってからでもできますが、幼児期は二度と戻ってきません。
夏休みは体力づくりにも考慮してください。
頑張りましょう。
 
スキンシップですよ、お父さん、お母さん!
 
(次回は、「社会性に関する問題」についてお話しましょう。)
 
 
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2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>★★入試問題を分析する -合否を判定する必須十項目-★★ [8]構成力・観察力に関する問題(3)

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         「めぇでる教育研究所」発行
2025さわやかお受験のススメ<小学校受験編>
      現年中児のお子様をお持ちの方々へ
 2025年度入試(2024年秋に実施)を成功に導く手引きです。
      <第41号>
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★入試情報★
○千葉日本大学第一小学校
  第1回学校説明会
   日時 4月20日(土) 10:30~
   教育活動の特色と年長児体験授業
   新校舎についての説明
 
5月になると、11日(土)には学習院初等科、東洋英和女学院小学部、日本女子大学附属豊明小学校、国府台女子学院小学部を始め、多くの学校説明会が予定されています。18日(土)も白百合学園小学校(授業公開)、桐朋小学校、昭和学院小学校、聖徳大学附属小学校等の説明会が予定されています。参加したい説明会が重なるときは、保護者で手分けしたり、今後の説明会も考慮する等、工夫して、学校に入ることができる貴重な機会を逃さず、そしてできるだけ多くの学校情報を入手したいものです。
 
ほとんどの学校は、WEBでの事前予約が必要です。日程や申込方法などはしっかり確認するようにしましょう。
 
※それぞれの情報につきましては各校のホームページにてご確認ください。
 
 
★★入試問題を分析する★★
 
 [8] 構成力・観察力に関する問題(3)  
 
[模倣の問題]
 
積み木やブロック、パネルなどを使って、お手本と同じものを作る問題です。
個別テスト向きでしょう。
 
  ★お手本(▽ ▽の上に長四角の積み木があり、その上に家の形がある)
   ・これと同じものを作りなさい。
 
「三角の積み木を逆さまにして、できるかな?」
積み木で遊んだことがないと、こうなりがちです。できますが、コツがあります。これは、やってみないとわかりません。
 
最近のおもちゃは、完成品が多いようですが、一概に悪いとは言いません。
それを利用して遊ぶことも、大切な仕事です。しかし、積み木やブロックは、自分で設計し組み立てる遊びです。
 
設計図を引くには、何が必要でしょうか。
そのものを知ること、熟知することで、大切なのは観察力です。子どもは、自分の好きなものとなると、目つきが変わり、真剣、そのものですから、大人が気づかないところまで見ています。
 
そこまで夢中にさせるのは、好奇心です。模倣は、観察力と表現力を見る問題ですが、そのもとになる好奇心が旺盛かどうかを見極めることもできます。
 
積み木を使った面白いゲームがあります。
実際に出題された問題で、積み木をできるだけ高く積むゲームで、「高く積む」がポイントになります。長四角を立てないで横に置くと、高さが違ってしまいます。これに気づかないと、少し心配です。問題は三角で、置き方によっては、そこでゲームセットになります。
 
積み木を持っていないお子さんには、ぜひ買ってあげましょう。
 
前にもお話しましたが、積み木で遊んだ後に、きちんと収納する習慣がつくと、身辺の整理整頓にも良い影響がでると思います。おもちゃや絵本などの片づけが苦手な子は、こういった遊びをやっていないのではないでしょうか。玄関の靴の整理も同じで、ご両親がきちんとそろえて脱いでいれば、お子さんも真似をするはずだからです。
 
 
 
[同図形、異図形発見の問題]
 
同図形発見(お手本と同じもの)と異図形発見(違っているもの)があり、知能指数をはかる問題でよく出題されています。
 
     ★「お手本と同じものを見つけ、○をつけましょう」
 
子どもたちの好きな問題です。
ゲームやクイズ感覚でできるからではないでしょうか。これもコンピュータ方式を採用しましょう。お手本と1つ1つ比べて見つけることです。あっちを見、こっちを見るやり方では、いたずらに混乱するだけです。手順の大切なことを学んだ子は、左から右へ、または上から下へ順番に比べる方が、正確に、速くできることを知っています。こういう知恵は、やはり、経験から身につけることが大切で、最初から教え込む必要はありません。
 
自分で見つけられれば、最高の学習になるからです。どうやっても、うまくいかない様子が見えたら、そこでアドバイスしてあげましょう。まず、自分で体験することですね。
それから解決方法を教えられれば、納得でき、身につくものです。
 
そして、問題ができたから花丸をつけて、次の問題に移るだけでは、あまり効果的な学習とは言えません。たとえば、同図形発見の場合、手本とどこが、どう違うかを説明させることです。すると、異図形の発見にもなります。
 
さらに、試験官と話すように丁寧な言葉できちんと言える習慣がつくと、個別テスト、行動観察のテストにも対応できる学習になります。言葉で表現する訓練は、こういった遊びの感覚で、楽しみながら身につけることが大切で、小学校へ入ってから、学力を伸ばす大きな力になることは間違いありません。
 
しつこく、繰り返しますが耳ではなく心で聞いてください。
 
幼児の知能開発で大切なのは、五感をフルに活動させて、同じところ(類似)や違うところ(差異)を見つけ、「あれっ…、なんだ?」と考えることから始まります。
 
「どうしてなの……?」
「なぜなの……?」
うるさいほど、遠慮なしに聞いてきます。これは「知りたい」というアンテナがとらえた情報を解決したいのです。もうしばらくの辛抱です。小学生も低学年の内は、まだ聞きに来ますが、中学年になると、聞いてほしいと思っても来ませんから、頑張ってください。
 
しかし、そのつど懇切丁寧に説明するのも考えものです。
 
時には、質問の内容を吟味して、ある程度はわかっていることであれば、
「あなたは、どう思うの?」
と切り返すのも大切ですね。
 
自分で知っている範囲を、考え、考え、話すはずです。これが素晴らしい学習になっています。十分に理解できていないことを言葉で説明するのですから、子ども達には、しんどいことになりがちです。時には、支離滅裂なことを言うかもしれませんが、ここは我慢のしどころです。お子さんが何を聞きたいのかは、聞いている内にわかります。
 
話が一通り終わったら、
「ケンちゃん、お母さんに聞きたいことって、こういうことなのかな?」
と、まとめてあげましょう。
質問をしているお子さんも、
「なんだ、そうなのか!」
と納得することで、言語の学習になっているのです。
 
言葉は、知っているだけでは役に立ちませんし、使わなければ生きてきません。
まとめてあげることで、わかっていないところを補足したことになるのです。
 
まだ、あります。
 
前にもお話しましたが、お母さんがまじめに話を聞いてあげると、お子さんは人の話はきちんと聞かねばならないことを、ごく自然に学んでいるのです。子どもにとって、親が真剣に話を聞いてくれるのは、本当にうれしく、これほど快感を味わえるものはありません。
 
お母さんが、しつこく、
「きちんと話を聞きなさい!」
と言わなくても、話を聞く姿勢が自然と身につきます。「子は親の背を見て育つ」と言われていますが、昔の人は無駄なことを言わないものです。いや、真実だから語り継がれているのではないでしょうか。
 
前回、紹介しました「子どもが育つ魔法の言葉」にも、「子は親の背を見て育つ」の外国版「子は親の鏡」があります。これは詩ですが、目次の役目も果たし、それぞれ章を立て、詳しい説明があります。
 
      子は親の鏡
 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
 「かわいそうな子だ」といって育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる 
 親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
 広い心で接すれば、キレる子にはならない
 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
 やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
 和気あいあいとした家庭で育てば、
 子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
    子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト 著
      PHP研究所 刊 (2003年9月17日 第1版1刷)
 
この本の推薦者の文に、「息子のビリーをダメにする4つの方法を思いついた。
『ビリーのことを決めつける。馬鹿にする。けなす。嘘をつく』。親は知らず知らずの内に、ある時は自分の弱さから、ある時は自分を守るために、子どもを傷つけてしまうことがあるのです」
 
本当に「育児は育自」ですね。
 
 
   (次回は「運動に関する問題」についてお話しましょう)
 
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